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知識を入れるほど稼げなくなる理由

知識を入れるほど稼げなくなる理由

知識をたくさん入れると、頭が良くなって、稼げるようになる、と思っている人がいます。そうしたこともありますが、一方で、稼げなくなり、頭も悪くなることも多いです。

ではどんな知識があったらいいのか、そして、頭が悪くならない方法についてお伝えします。

正しさにこだわるようになる

知識があると、どんどん頭が良くなっていくような気がします。ビジネスなら、マーケティングのやり方とか、正しい文章の書き方とか、集客法など、たくさんの知識があります。

それらをたくさん集めることで、初めて稼げるようになる、と、稼げない人は錯覚しています。実は、それらを集めても、稼げるようにはならないのです。

むしろ、どんどん迷路にはまっていって、何をしているのかわからなくなります。勉強をすると、際限がありませんからいくらでもできます。もちろん、勉強は勉強で楽しいのですが、それと稼ぐことは、一致しているわけではありません。

知識があると、知識にこだわるようになり、独りよがりになる可能性があります。例えば、ブログの文章一つを書くにしても、正しい書き方にこだわるようになります。

SEO対策という、検索エンジン対策がありましたが、キーワードをたくさん入れましょう、と言われていました。それで、不自然にたくさんキーワードを入れて、検索順位を上げようという手法があったのです。

いろんな裏技のような手法がありましたが、そうしたおかしなことをやっていたサイトは、Googleがアップデートしたことで順位が大幅に下がってしまいました。

Googleは、SEO対策する人のために検索エンジンを運営しているわけではありません。検索する人が、価値ある情報にアクセスできるようにしたいのです。

だから、本当はユーザーのことを考えて、たくさん見たくなる記事とか、面白いページ、役立つページにする、というのが大事です。

変な対策をしないで、コンテンツをしっかり作っていた人は、順位が下がらずに済みました。

ブログを書こうとすると、ブロガーのようなページなってしまいますが、ブロガーは、アクセスをたくさん集めて、アフィリエイトなどで稼いでいます。

コーチなら、ブロガーみたいにアクセスにこだわる必要もないわけです。アクセスが少なくても、クライアントが増えればいいからです。

だから、私は、自分のビジネスで好きなことを書きましょう、と言っています。あとは、サーチコンソールというGoogleのサイトを見ればいいのです。

サーチコンソールは、Googleの評価をチェックできるサイトです。サーチコンソールを見ながら、見込み客が興味がありそうなキーワードの記事を書いていきます。

文章は、基本的に好きなことを書いて、後でサーチコンソールを見て分析していきます。ここには、知識はあまり要りません。

ビジネスで一番大事なのは、この部分で、実践しながら、フィードバックを得て、改善するということです。これも、大した知識ではありませんね。

そんなこと知っているよ、と言われてしまいそうですが、実践している人は少ないのです。だから、ほとんどの人が稼げません。

知識は正しい、と思っていると、これができなくなります。知識が正しくて、自分が稼げないのは現実の方がおかしい、と思ってしまうのです。

しかし、それは全く逆で、何かが間違っているから、稼げないわけです。稼げない、というのはフィードバックなのです。

もし、自分ではわからなかったら、すでに稼げている人から聞きます。めちゃくちゃシンプルなことです。

稼げない、というフィードバックから改善しないで、また他の知識を勉強しよう、となってしまうと、悪循環にはまって行ってしまいます。

知識があると頭が悪くなる理由

知識があると、頭が悪くなる、というのは、あまり信じられないかもしれません。もちろん、知識があると、ある意味で頭が良くなります。しかし、それと同時に、すごく馬鹿になることがあるのです。

それは、言い訳がうまくなってしまう、ということです。自己正当化ばかりするようになります。

私は、身近に2人、ものすごい知識量を持っている人を知っています。2人とも、高名な学者なのです。私なんかとてもかなわないくらい知識があるんですが、2人とも自己正当化がすごくうまいのです。

そして、2人とも普通の人が馬鹿だと思っているので、こねくり回した言い回しで煙に巻こうとします。いつも自分は悪くない、ということにしてしまうのです。

そうすると、結局視野が狭くなって、現実からどんどん離れて行ってしまいます。結果、すごく無意味なことに労力を使うことになるのです。

言葉は便利なので、いくらでもおかしなことが言えます。例えば「石切山コーチはジャニーズジュニアです」と言うことができます。

こんな風に、意味不明なこともいくらでも言うことができるのです。知識があれば、わけのわからないことをたくさん作ることができます。

それを崩すには、ジャニーズ事務所に電話してみればいいですね。これがフィードバックと言うことです。

頭のいい人ほど、巧みに言い訳を考えることができます。頭のいい人ほど、自分が間違ったことを認めたくないので、余計に言い訳をします。

それは、人に負けた、とか劣等生だ、と思ってしまうのが嫌だからです。

ビジネスを始める人も、やると失敗してしまうので、「お金がないので」「時間がない」など、たくさん言い訳を思いつきます。

しかし、失敗することはマイナスのことではありません。むしろ、失敗することで、改善できます。ビジネスの知識が合っているか、間違っているかを見分けるには、お客さんに聞いてみればいいです。

実際に、ヒアリングしたり、売り出しみれば、何を変えたらいいのかがわかります。

ところが、プライドが高いと、直接聞くことができず、知識の世界の方に逃げてしまいます。売り出すと、失敗するかもしれないので、売り出せません。

それで、絶対に正しい方法を見つけようと頑張るのですが、そんな方法はどこにもないのです。

知識には重みづけがある

知識をたくさん持っていても稼げないのは、知識の中で何が重要かがわかっていないからです。極端に言うと、マーケティングの知識と、カエルの知識がどちらも同じくらい重要だと思っている状態です。

フェイスブック集客と、インスタ集客と、セールストーク……いろんなものが、同列になってしまいます。

知識を教える人も、それぞれこれが重要だ、と言うので、本当は何が必要かわからなくなるのです。

当然ながら、ある人の、ある状況で必要な知識が、他の人にも必要かはわかりません。だから、あなたにとって今何をすべきかをちゃんと見極められなければなりません。

それは自分では分かりにくいので、コーチやメンターをつけるのです。そうしたら、これはやらなくていいとか、今これをやってください、ということがわかります。

稼げない人同士でつるんでいてもこれはわかりません。なぜなら、稼げていないということは、何が重要なのか分かっていない、ということだからです。そういうところで情報交換しても、迷いが増えるだけです。

だから、すでに稼いでいる人に見てもらうわけです。

受験勉強でも、塾の先生などが、志望校への最短距離を教えてくれます。君は、この参考書をやろうとか、ここが弱いから復習しよう、と的確なアドバイスをくれるわけです。

先生は、合格の道筋が見えているから、アドバイスができます。やみくもに勉強したら、効率が悪いし、合格できないかもしれません。ビジネスも同じことです。

その時に自分に必要なことだけやれば稼げます。だから、やたらと知識やスキルを身につける前に、何が一番大事なのかを知る必要があります。

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