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労働者を続ける本質的なリスク

労働者を続ける本質的なリスク

今回は、労働者を続けるリスク、というお話しをします。

労働者は安定しているとか、リスクが低い、と言われることもありますが、労働者にも大きなリスクがあります。

しかしほとんどの人は、それらに無自覚なので、労働者を続けていられるのです。

たとえば、コロナウィルスが流行っているので、リモートワークにしたい、と思っても、会社が許可しなければできません。

このように自分でコントロールが難しいことが、リスクになっています。他にも様々なリスクがあります。

こうした話題では、会社が倒産するとか、給料が減る、転職すると収入が下がるという話が多いと思います。もちろんそれもリスクですが、もっと本質的なリスクがあります。

そうした労働者を続けるリスクについてお話ししていきます。

時間が最大のリスクだと気づく

労働者を続けるリスクの一番大きなものは時間のリスクです。

労働者は時間を切り売りすることでお金をもらいます。なのでフルタイムで働いて仕事以外の時間がなくなります。

その仕事が好きで、もっとやりたい、と思うのならいいですが、そんな人はごくわずかしかいません。

ほとんどの人があまりやりたくない仕事をしているので、休日以外は、やりたくない仕事のための時間になります。

なので時間のほとんどを嫌なことに使ってしまうのです。

時間はお金と違って取り戻すことができません。労働者はお金を投資して回収するという概念がないので、お金を使わないで時間のリスクを無限に背負う傾向があります。

しかし時間は何億積んでも取り戻せないので、本当に大きなリスクは時間のリスクです。

また、時間は有限なので、時間をいくらかけても解決しない問題があることにも気づかなければいけません。

一生かけてもたどり着けない領域もあります。

例えば、ご飯を食べる時に、高級料亭のレベルを出すことはとても難しいことです。一生それだけにかけてもできないかもしれません。

しかし1万とか2万円くらい出せば、すぐに手に入ります。このように、お金のリスクの割に時間のリスクはとても大きいのです。

そしてもう一つは暇な時間がないリスクです。

暇な時間はとても大切です。なぜなら暇がないと深く考えることができないからです。また心に余裕を持つためにも、暇が必要です。

私は1か月のほとんどは予定が入ってません。そうすると、自分がその時にやりたいことができるようになります。

労働者の場合は、ほぼ毎日予定が入っているので、その時の自分の気持ちややりたいことがどんどん無視されていきます。

その代わりに会社の仕事に労力を使うわけです。時間が使えていればできたことや、その時にやりたかったことができない、というリスクになります。

こうしたことは、労働者思考の人はあまり気づかず、重要度が低くなっています。

こうした思考を変えることが大切です。

精神や肉体のリスクは避けられない

次に精神や肉体に対するリスクです。

精神に対するリスクは、まず労働者思考になることです。

例えば、ヤクザの人はヤクザっぽい顔をしていますよね。それは環境が人を作るからです。考え方や見た目、行動など、周りからの影響が作ります。

格闘技をしている人は、顔を床に擦り付けるので、顔の皮が厚くなったり、耳が潰れたりして、それらしい見た目になっていきます。

それと同じように、労働者も労働者の思考が身について、見た感じまでそうなっていくわけです。

私自身も会社員をしていたのでとてもわかります。昔の写真を見たら、会社員のような風貌をしているからです。

そして考え方も、今とはかなり違っていました。

会社を辞めたすぐの時は、曜日の感覚が強く残っていました。そのため、日曜日になると、次の日会社に行くような気分になっていたのです。

それがしっかり抜けるまでにそれなりの期間がかかりました。今は、ゴミ収集日があるので曜日が保てていますが、ほとんど曜日がわかりません。

思考も、やはり給料をもらうという思考から抜けるのに何年かかかりました。コーチングで稼いではいても、どこかで労働者的な考えや、基準が抜けていなかったのです。

私の場合は5年半しか働いていないのにこんな感じでした。その時に、これはものすごいリスクだなと思いました。

じゃあ10年、20年と働いている人は、相当労働者思考が強くなっているだろうと思います。

それは、人生の選択なので、それ自体が悪いとは思いません。労働者として完成されていくことが素晴らしいと思うならそれも良いですよね。

格闘技をやって、いかつい見た目になったり、耳が潰れたりするのがかっこいいと、望んでやっている人もいます。

しかしそれは、取り戻すのが難しい傷にもなることを自覚することです。

例えば、会社のやりたくない仕事でうつ病になったら、簡単には治りません。繰り返し再発するかもしれません。また、心だけではなく体に傷を負うこともあるわけです。

給料が入ってくるから、という理由だけで、それらを本当に受け入れられるのか考えることが大切です。

理想の未来のために何を選ぶか

人間は、自分がしていることや、環境からの影響から自由でいることはできません。何かが進歩したり、退化したり、傷を負ったりすることもあります。

優れた労働者になった代わりに、ビジネスができなくなることもあります。

付き合う仲間や、友人からも影響を受けます。なので稼げないコーチ同士で集まっていると、余計稼げなくなるのです。

その中で進歩しているようでいても、それは稼ぐことから考えて傷になっているわけです。稼げない思考や行動、見た目が身につき、無自覚のうちに稼げない人になってしまうでしょう。

自分はどんな環境に身を置くのか、誰と付き合ったらいいか、自分で選択することです。

それは自分のやりたいことや、人生から考えましょう。

コーチとして稼げるようになりたいなら、労働者思考は邪魔になります。また、稼げないコーチ仲間と一緒にいる時間はマイナスになります。

それが労働者のリスクです。

なのであなたの基準を稼げているコーチの方に合わせなければいけません。

しかし、稼げてないコーチの周りには、コンフォートゾーンが違うので、稼げているコーチはいません。

誰と時間を共有するかは大事な問題です。なので、その時間をお金で買うことです。それが稼げるようになる最短の方法です。

そうして時間に投資していれば、稼げないコーチと勉強会をするような時間は居心地が悪くなっていくでしょう。

その時には、思考も行動も変わっているわけです。

今回は労働者のリスクについてお話ししました。労働者のリスクについて、無自覚の人がほとんどです。人間は何をやっていても同じではなく、自分の選択によって影響を受けます。

そのリスクに気づいた上で、ずっと労働者を続けたいかどうかです。

稼げないコーチは、なんだかんだで、労働者の方が居心地がいいわけです。だから本当の意味で、稼げなくても困るわけではありません。

そんなマインドではいつまでたっても稼げないのです。

なので、労働者をやめると決めて、真剣にビジネスをやってくださいね。あなたのコンフォートゾーンが変わればお金の流れがやってきます。

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