催眠術

催眠術は怖いのか?プロ催眠術師が催眠術の実際を解説

ゴール達成のために、催眠術を使ってマインドを変えるのは強力なツールになりますが、「催眠術って怖い」という人がたまにいます。今回は、催眠術が怖いと言われる原因は何か、催眠術は本当に怖いものなのかについて解説します。

催眠術が怖いと思われる原因

催眠術が人によっては怖いと思われる原因は何でしょうか。催眠術が怖いと思われるのは、おそらくテレビなどのメディアの影響ではないかと思います。

例えば、テレビの中で、怪しい格好をした人が指を鳴らしただけで人が倒れてしまうとか、味覚を変えて大量のわさびを食べさせられてしまうとか。また、動物になるとか、笑いが止まらなくなるなどの派手なパフォーマンスがされています。

そのため、催眠というと、何かエキセントリックな、怪しいものというふうに捉えられてしまいがちです。実際そうやってパフォーマンスで催眠をしている人は、怪しいキャラ作りをしたりしているので、「催眠術師って胡散臭いな」と思う人もいるでしょう。

怖いのは負の催眠術

こうした催眠術が怖いのは無理もありません。こうした映像などを見ていると、催眠術師のところに行ったら一瞬で気を失ってしまうとか、意に反したことをされてしまうと思う人もいるでしょう。

実はパフォーマンスでやられている催眠術の多くは「負の催眠術」です。つまり、人にとってマイナスになるようなことなのです。

例えば、わさびを甘くされて大量に食べさせられても、催眠術にかかっている人には何のメリットもありません。あとで催眠が解けて辛い思いをしたり、胃がおかしくなってしまうだけでしょう。わさびは辛いから意味があるので、アイスのようにおいしくなったとしてもメリットがありません。マイナスのことの方が多いのです。

また動物になっても、恥ずかしい姿を晒すだけでメリットがありません。そのままずっと動物になっていたら生活もできないです。受けている人には何のメリットもない、マイナスしかない催眠術です。

なぜ負の催眠をパフォーマンスでやるかというと、その方が面白いからです。おかしなことが起こったり、危ないことが起こった方がショーとしては楽しいのです。そのため、見せ物としてやられている催眠はほとんどが負の催眠になってしまい、人によっては怖いという印象を与えてしまいます。

怖いのは催眠術の一部だけ

しかし、パフォーマンスでやっている催眠というのは、催眠術のほんの端っこでしかありません。

みなさんに催眠をより深く知っていただくために、催眠の実演動画をアップしました!

催眠術は、「負の催眠術」や見せ物の催眠術だけではないのです。むしろそれは催眠術の一部にすぎません。

催眠術は大きく分けて3種類あります。

・自己催眠
・他者催眠(催眠療法)
・ショー催眠

の3つです。

ショー催眠とは

テレビなどで見るパフォーマンスは、催眠に入っているところを視聴者やお客さんに見せるための「ショー催眠」というジャンルです。一般的には、催眠というと、ほとんどショー催眠のことを思い浮かべる人が多いです。

ショー催眠をやる目的は、お客さんを喜ばせることです。催眠術師と、被験者がいて、被験者が催眠で動けなくなったり、ワサビを食べたり、名前を言えなくなったりするのを、お客さんに見せるためのものです。

プラスの催眠術は怖くない。自己催眠と催眠療法

そして、ショー催眠ではない催眠療法と自己催眠は、人にとってプラスの働きをする催眠術です。例えば、気持ちをポジティブにしたり、嫌な記憶を忘れさせたり、病気を治したりすることに使います。プラスの催眠術は怖いものではなく、人生に役立つものです。

これらは、治療やセラピーに使われていて、人に見せるものではないのでとても地味です。人に見せたとしても、催眠術にかかった人の内面が変わったなんて、お客さんにはよくわからないし面白くありません。だから、ショー催眠ではそうしたことはやらないのです。また、暗示もすぐに覚めるものしか入れません。

自己催眠は、自分で催眠に入る方法です。自己催眠が上手になると、自分で自分の無意識を変えることができるようになります。私がセッションでやっているのは、自己催眠を教えることと、他者催眠である催眠療法です。

催眠療法では、人に見せることを目的としません。心の悩みを改善したり、マインドを変革することが目的なので、
ショー催眠のようなことはしないのです。わさびを大量に食べるようなことはないですよ(笑)

コーチングによって、その人のゴールを設定し、ゴールから見て必要なマインドを催眠術によって作っていくので、クライアントさんが望んだ暗示しか行いません。つまりクライアントさんのメリットになる催眠術なのです。

そのため、ゴリラになるとか、ゴールに関係ないことは暗示で入れないので、安心してください(笑)

もし、催眠療法を第三者から見たら、非常に地味に見えると思います。何をしているのかわからない、と思う人もいるでしょう。人が見て面白い催眠は、ゴール達成の役に立つわけではないので、やらないのです。

しかし、内面の変化は大きく、また、ずっと続くので、催眠療法は、ゴール達成に非常に役立ちます。

怖い催眠術の時代はもう過ぎた

昔は催眠術というものがあまり信じられていなかったので、催眠術をショーとして見せるのが面白かったのです。しかし、今は催眠術は治療にも使われていて、催眠術自体は認知されています。

今の時代は、瞑想とかマインドフルネスも普通に世の中に浸透しており、多くの人の関心は、どうやって自分の心を良い方向に持って行くかということに向いています。

だから、現代ではもう怖い催眠術は不要になってきているのです。もちろん、パフォーマンスとして面白いのは確かですが、能力開発や治療に使われる方が需要は大きいでしょう。

私は、治療や能力開発に使える催眠術の本当の効果を、多くの人に知っていただきたいと思っています。そして、「催眠術は怖い」ではなく「催眠術は役に立つ」「気持ちがいい」というふうにしていきます。

まとめ

催眠術が怖いと思っている人がいますが、そう思われる原因はテレビなどで見られるパフォーマンスの催眠術です。パフォーマンスでは、面白くするためにほとんどが負の催眠術をします。これは、人の人生には役に立たず、マイナスにしかならない催眠術です。マイナスの催眠術を見たら、怖いと思う人がいるのも無理もありません。

しかし怖い催眠術は、催眠術の一部でしかありません。自己催眠や他者催眠では、能力開発や治療を行うことができます。これらは人の人生にプラスになる催眠術なので怖いものではありません。

怖い催眠術はあまり必要とされなくなりつつあります。これからは、人の役に立つプラスの催眠術の方が多くの人に必要とされるでしょう。

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