先日コーチングセッションの合間に、お金に関する面白い話を聞いてしまいました。
(今回は、コーチングとは関係のない話です^^:)
とあるホテルのラウンジでサラリーマンの4人組とみられる人たちがお話ししていました。
何の話をしているのかちょっと暇だったので聞いていると楽しい展開になったのです。
「買っちゃった」
4人組の中の1人が急に言い出しました。
しかし、みんなは気づかずに別の話を進めていました。
するとその1人のサラリーマンがよく聞こえるようにもう一度いました。
「俺買っちゃったんだよね。4500万」
「は?」
「マンション買っちゃった」
「え、何?お前家買ったの?」
「うん。3個」
「はあ?」
どうやら話を聞いていると彼は投資用ワンルームのマンションを3つ買ったそうなんです。
僕はその時、「あーこの人やっちゃったなぁ」と思いました。
なぜなら、新築のワンルームマンションをサラリーマンに売るというビジネスは、
だいぶ前からあって、その手口と言うと言葉悪いですが、やり口を僕はよく知っていたからです。
端的に言うと割高な物件を掴まされているということです。
詳細まではわからないですが、ほぼ間違いありません。
というのも、話を聞いた限りではキャッシュフローが全くなかったからです。
つまり家賃収入と借入金の返済を含めた諸々の支払いがトントンになっているということなのです。
トントンだったらいいじゃんと思うかもしれません。
しかしこれは家賃が必ず毎月入りしかも家賃が下がらないという前提の下で成り立つものなのです。
事業としてやるんであれば、キャッシュフローを出して、持ち出しがないようにするのが普通です。
ただこのサラリーマンは話を聞いた限り、不動産のまったくの素人、しかも金融の知識ゼロと言う人でした。
「まあいいかなーと思って。買っちゃったっ」
とか言っていました笑。
平均的なサラリーマンのようだったので、おそらく将来この投資が重荷になることでしょう。
新築のワンルームマンションというのは買った瞬間に価値が3割位下がります。
つまり買った瞬間にマイナススタートになります。
さらに、こうしたマンション投資で金融機関からお金を借りる場合、元利均等と言う返済方法になります。
簡単に言うと先に利息から解していくタイプの返済方法です。
このやり方だと、借金の元金の額がなかなか減らないのです。
彼は最悪給料で払えば良いと言っていましたが、
まさにそういうサラリーマンの金融リテラシーのなさを狙った投資商品なのです。
利益が出ないとは限らないですが、リスクに比べれば僅かなものです。
彼が無事であることを祈るばかりです。最近旭化成の建築偽装事件がありましたね笑。
彼は「大手だから大丈夫っしょ」と言っていましたので心配です・・・・・・
ていうか、この物件本当にあるのか?と基本的なところから疑問です笑。
こういうのは、投資というよりギャンブルです。
しかも実入りが少ない。本当に資産を作るのなら、
きちんとした投資マインドと、自分で考える力をつけたほうが良いですね。
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