今回は「LUB」を使って成功する方法についてお話しします。
LUBとはリースト・アッパー・バウンドのことです。
これはつまり、「2つ以上の概念の、1つ上の共通の上位概念」のことです。リーストは最小のという意味ですが、一つ上の、と考えたほうがわかりやすいでしょう。
「わかりやすくないよ」
という声が聞こえてきました。それでは具体例をお出ししましょう。
たとえば、野球とサッカーのLUBは何でしょうか?・・・・・・
「スポーツ」ですね。「球技」でもいいですね。このように、共通する上位概念で、一番近いものをLUBというのです。厳密に一番近いと考えなくても、1つ上くらいの感覚で理解してください。
LUBを取れると何が良いかというと、まず抽象度が上がることで情報を処理しやすくなります。例えばサッカーと野球を球技というLUBで扱うと、どちらも同時に扱うことができますよね。
また相手との関係性を作ることができることです。
例えば、情報発信をしていても、相手と自分の共通項がなければ興味を持ってもらえませんよね。グルメが好きな人にグルメの話をしたら興味を持たれますが、関心がない話をされても興味を持たれないでしょう。
LUBが取れれば、相手から関心を引くことができ、関係性を作ることができるわけです。共通の趣味があると仲良くなれるとよく言いますが、それと同じことです。
ではどうやって、日常生活の中で、LUBを見つけることを実践すればいいでしょうか。それには簡単な方法があります。以下のような問いかけを自分にしてみてください。
「相手が喜ぶことはなんだろう?」
人が2人いて、相手とあなたのLUBを見つけるには、相手の喜ぶことを意識すれば可能です。つまり、相手が望んでいることと、自分との間の一つ上の上位概念を見つけるのです。
たとえば、相手がラグビー好きで、自分がテニス好きだった場合、相手はラグビーの話に興味があると予想できます。とはいえ、自分はラグビーに興味がない。そんなときにLUBを見つけて「スポーツ」の抽象度でお話するのです。そうすれば、相手も自分を楽しくお話できますよね。このようにして、日々LUBを意識してみるのです。
他にも、営業マンと占い師なら、どうやってファンを作るのか、などのマーケティングの話がLUBになるでしょう。一見かけ離れている人同士であっても、LUBは必ず見つかりますので、試しにやってみましょう。まったく関係がなさそうなものほど、より練習になります。
LUBを意識していれば、自然とLUBを掴むことができます。ポイントは「相手が喜ぶことはなにか」という問いかけです。
ビジネスで言えば、お客様が欲しいものは何か考えてみましょう。ビジネスで成功できない人のほとんどは、自分がやりたいこととか、自分ができることしか考えていません。
しかし相手は相手で欲しいものがあるので、自分がやりたいことを押し付けても稼げるようにならないのです。
そんな時は、相手が欲しいものと、自分が提供できるもののLUBを取ることです。そうすれば自分が提供するものを相手が欲しがってくれるでしょう。
このようにLUBを取ることができるようになればビジネスでも成果を出すことができます。
あなたもLUBを取れるようになって、ぜひ成功してくださいね。