ブログネタに困った時の対処法10選
マーケティングには、ブログがとても有効です。しかし、ブログを毎日書くにも、ネタがない、と困っている人も多いです。
今回は、ブログネタに困った時でも記事を書けるようになるテクニックを10個ご紹介します。私は現時点までで330記事ブログを書いてきました。
そんな私自身も実践してきたことなので、どれも実用的なものです。ぜひ使ってみてください。
過去記事をリライトする
自分が今までに書いた、過去記事を書き直します。過去に書いた記事は、情報が古くなっていたり、自分自身が進歩していて、考えが変わっていたりします。
そのため、過去記事を、現在の自分の視点でリライトします。これは、直接過去記事を更新するのではなく、同じテーマで、もう一度書き直すということです。もちろん、過去記事を更新しても良いと思います。
過去には、「ブログの書き方5選」だったけど、今は10選くらい書けるようにレベルアップしたとか、より具体的に書けるようになった、ということがあなたにもあるでしょう。
新しく気付いた注意点、例外、最新の手法、経験談など、追加してリライトできることがあるはずです。もしくは、過去に全然間違ったことを言っていた、と思うこともあるでしょう。
そうしたら、新しい知識で再度書いてみましょう。続編にしてもいいと思います。
過去記事を分解し、組み合わせる
過去記事を組み合わせて1つの記事にしてみます。単純にまとめ記事にしても良いですし、記事をパーツに分けて、一部をとってきて組み合わせても良いです。また、一つのパーツを、テーマに書くということもできます。
例えば、コーチのマーケティングに関して、「セールス」「ポジショニング」「集客」という3つの記事を書いていた場合、これらを1つの流れにして、まとめます。
記事というのは、いくつかのパートに分かれています。用語解説のパートとか、体験談のパート、比喩のパート、のようになっています。
用語解説はこの記事から持ってきて、体験談はこの記事で、というふうに、パーツに分解して、組み立て直すのです。分解したパーツ一つについて、詳しく解説しても良いでしょう。
パーツは過去に使ってものでも、組み合わせや、テーマが変わると全然違う記事になります。全体で何を伝えているか、が大事なのです。
過去記事を反転させる
過去記事を反転させて、視点の違う記事を書いてみましょう。例えば、「人生を変える5つの方法」という記事があったら、反転させて「人生が変わらない人の5つの特徴」というふうにします。
「1、人生を変えるためには、チャレンジが必要」というのを、「1、チャレンジしない人は変われない」と反転させるのです。
実はこの反転は、魅力的な記事を書くために有効な考え方です。良くなる方向の記事とか、ノウハウとかを書く人が多いですが、危険を避ける記事も書いてみてください。
行動経済学で、損失回避バイアスという人間の性質があることがわかりました。利益を得ることより、損失の痛みの方が感じやすい、ということです。
要は、損をしたくない、という気持ちの方が強いので、「これだと損しますよ。危ないですよ」という内容の記事は読まれやすく、印象に残りやすいのです。
また、読み手の裏をかくこともできます。「夫を早死にさせる10の方法」と言われたら、ドキッとして読みたくなるでしょう。しかし実際には、この話は、「夫を長生きさせる10の方法」の反転バージョンなのです。
単純に反転させるだけで、魅力のある記事を書くことができます。
見込み客の悩みをリストアップする
ブログを書くのは、濃い見込み客を集めるという目的があります。そのため、見込み客の悩みをリストアップして、その悩みに答える記事を一つ一つ書いていきましょう。
自分が過去に悩んでいたことをテーマにしてもいいですしい、クライアントから受けた悩み相談を思い出したり、よくある悩みを書き出してみてもいいです。
そのリストが、30個あったら、30記事は書けます。もし、質問に答えられないようだと、そこが穴になっているので、答えられるようにしてください。
悩みは、SNSなどを巡回して見つけたり、ネット検索や、インタビューでも発見できます。見込み客に直接インタビューして、何に困っているか聞いてみれば、とても役立つ記事を書くことができます。
私も、クライアントから聞かれたことを、ブログに書くことがよくあります。クライアントは、お金を払って商品を必要としている人なので、クライアントの悩みをテーマにブログを書けば、濃い見込み客に来てもらえます。
自分の理論を細分化する
コーチやセラピストであれば、自分なりの理論とか、スクールで習った理論などが頭に入っていると思います。そうしたら、その理論を細分化してリストアップしてみましょう。
例えば、「ゴール設定」や「目標設定」という大きな理論があります。それを、「ゴール設定の方法」「ゴールの順番」「ゴールを見つけるには」「正しいゴールと間違ったゴール」など、細分化していきます。
こうすると、一つの理論で、少なくとも10テーマ以上は書けるでしょう。10の理論や概念があれば、100記事以上は書けるということです。
そこから、記事の反転、組み合わせなどを使えばいくらでも記事を生み出せます。
きっとあなたも勉強を続けていると思いますので、テーマになる理論や概念は増えていくでしょう。そうしたら、書ける記事もどんどん増えていきます。
他人のテーマを参考にする
テーマに困った時は、近いポジションにいる人の情報発信を参考にしてみてください。同じテーマで、自分の考えを書いてみてもいいですし、この人の言っていることは違う、と思ったら、違いを書いてみましょう。
また、自分の先生であれば、真似も許してもらえるでしょう。困ったら、先生の記事を真似て、少しずらして書いてみてください。
ただ、先生じゃない人を真似ると、パクリと言われてしまうことがあります。テーマは拝借しても、記事内容は自分の考え、自分の言葉で書いてください。
いろんな人の記事を読んでいたら、インスピレーションとか、本当はこうなのにとか、いろんな思いが湧いてくるはずです。それを記事に落とし込んでいきましょう。
一般的に言われていることの逆を突く
業界とか、世間で言われていることの、逆を行く記事を書きます。これはマーケティングでもよく使われる手法です。
コーチングでも、あなたがよく知っている理論とか、業界でよく言われていることに対して、「実はこれは使えないんです」とか「実は間違っています」という内容で記事を書きます。
ビジネスなら、多くの人は集客が大事だと思っています。そこに対して、「集客は意味がありません」というと言うのです。
「コミュニケーションは話の内容より、見た目が9割、という感じの、メラビアンの法則なる理論がありますが、実はあれは偽心理学なんです。」
そう、あれは偽心理学なんですね。こんな風に、常識を否定していきます。常に疑問を持って、批判的に物事を見てください。もちろん、自分が普通だと思っていることも疑ってください。
このように、世間の常識を否定する、という形でテーマを作ってみてください。インパクトのある記事になるでしょう。
質問を募集する
ブログや、SNS、メルマガなどで、質問を募集してみましょう。ブログで無料でまとめて回答します、と言っておいて、質問が来たらそれに対する記事を書きます。
質問をくれる人は、よく読んでくれているファンなので、よりピンポイントな記事が書けます。また、人から聞かれたことだと、自分で考えるよりも楽に答えられます。
上でも言いましたが、クライアントさんの悩みや質問などをメモしておくことも有効です。そうやって、記事テーマのストックを持っておきましょう。
外出して移動しながら考える
どうしても行き詰まったら、パソコンの前にいても書けないので、思い切って外に出てみましょう。外に出ると、物理的に視野が広がるので、頭も切り替わります。
そして、歩くことは、脳の活性化になるため、家の中で座って考えるよりネタを思いつきやすくなります。外にはいろんな刺激とか、情報があるので、それにつられて思いつくこともあります。
また、歩いている時や、ぼーっとしているとき、お風呂に入ったときなど、急に閃いたことがあなたにもあるでしょう。これは、根を詰めて考えてないときでも、脳が無意識に考えているからです。
むしろ、一旦頭から離した方が無意識の力を使うことができます。
違うジャンルから概念を借りてくる
自分のジャンルや、業界のネタを思いつかない場合、他の分野の話を借りてきましょう。コーチングなら、近いところで、心理学や自己啓発、健康、人間関係、行動経済学などがあります。
少し遠いと、経済学、哲学、ビジネス、数学、自然科学、環境問題、社会問題など、様々です。これらは遠くに見えても、関連しているので、コーチングに結びつけることもできます。
私も、これらの分野を記事の中に入れたり、テーマに持ってくることがあります。こうすることで、幅広い記事書けるようになり、また、あなたの信頼性も高まります。
コーチングだけでずっと話している人より、違う分野のことも知っている人の方が、いろんなことに詳しそうですよね。また、学問の裏付けや、関連性があると、より確からしいと考えてもらうことができます。
10の対処法を使ってネタをストックしよう
今回は、ブログネタに困った時の対処法を10個ご紹介しました。まずは、過去記事を見直してみて、リライト、組み合わせ、反転などがとっつきやすいと思います。
日頃から、今回の視点を使って、ネタを探しておくことで、ネタに困らなくなりますよ。気付いたことや、使えそうなことがあったら、メモして後で使えるようにしておきましょう。
メモしないと忘れてしまうので、もったいないです。継続して書くことを前提に、ブログを頭の片隅に置きながら生活してみてください。