売れる商品を作る方法
コーチが稼げない大きな原因は、売れる商品を持っていないからです。売れる商品がない状態で、いくらスキルを上げたり、集客法を学んだりしても、稼げるようにはなりません。
道端の石ころを売ろうとしても難しいように、売れない商品は売れないのです。では売れる商品を作るにはどうしたらいいか、その方法をお伝えします。
先に見込み客にニーズを聞く
売れる商品を作る、最短の方法は、先に見込み客のニーズを聞くことです。見込み客が何に困っているか、何を解決したいのか、どんなサービスを受けたいのかを聞きます。
コーチングなら、ビジネスの悩みなのか、人間関係の悩みなのか、などの悩みを聞いて、どんなサポートを受けたいのか聞くのです。
売れる商品を作れないのは、見込み客に聞かなかったり、リサーチをしていないからです。自分の思い込みだけで、これはいい商品だ、と思って売ろうとします。
よくあるのは、自分では、こんな資格があって、こんなスキルが使えます、と言ってそれが商品だと思っていることです。しかし、見込み客の方は、そうしたコーチングスキルを買いたいわけではありません。
また、見込み客が悩んでいることや、希望するサポートと、自分の商品がずれていると、どんなにいいコーチングだと思っても、売れないのです。欲しくない人にとっては、石ころとあまり変わらないのです。
あなたも、どんなに安くても、工事用のパイロンを買うことはないと思います。要らないものは安くても買いたくはないのです。
売れないと、価格を安くしてしまいますが、価格が理由でない場合は、安くても売れません。コーチングを体験してみたい、くらいの人しか来ません。
もし、商品が売れなかったら、どうしたら、商品を買ってくれるのか、を聞いてみましょう。そこで、セッション回数が少ないから、ということなら、何回なら買ってもらえるのか、時間は何分がいいのか、と聞くのです。
ちょっとしたことですが、こう言うところが少しずれるだけでも買わなかったりするのです。だから、その場で売れるように調整すれば売れる商品になります。
コーチングは形のない商品なので、その人に合わせてオーダーメイドをすることができます。
もし、価格とか、お金がない、という理由であれば、分割にしたり、いくらまでなら払えるか、聞いてみます。
全くお金がなかったり、買う気が最初からない人に聞いても、改善点は出てきませんが、それ以外の人であれば、何か改善点や、買わない理由が出てくるはずです。
このように、見込み客や、顧客のニーズに合わせれば、売れるようになります。また今後の商品も改善でき、徐々に安定して売れるようになっていくのです。
こうした、商品作りをしないで、集客とかセールススキルを高めようとするから売れないのです。集客とかセールスで売ろうとするのは、お客さんのことを考えておらず、自分が売りたいだけです。
お客さんのことを考えないから、売れなくなります。
お客さんのためにコーチングする
あなたは誰のためにビジネスをしているでしょうか。自分がお金持ちになりたいとか、フェラーリに乗りたいというのもいいでしょう。いろんな願望や理想があると思います。
そのために、なんとかして売ろう、テクニックで売ろう、とするなら、それは自分のことしか考えていません。ビジネスを成功させるためにはお客さんのためを考えなければならないのです。
それは、精神論ということではなく、お客さんのニーズをつかんで、お客さんが欲しいものを提供するということです。そうしなければ、買ってはもらえません。
欲しくないものを、無理に買わせたとしても、後でクレームになったり、クライアントの成果が出ない、となって、ビジネスが上手くいかなくなります。
また、あなた自身は、本心からそんなビジネスをしたいとは思っていないでしょう。コーチはいい人が多いので、無理に売ろうとすると、自分が嫌になると思います。
だから、セールスが苦手というコーチが多いのです。セールスが苦手、と思っていますが、本当は、リサーチができておらず、売れる商品を持っていないことが原因です。
売れないから、売り込まなければならなくなり、嫌な思いをします。
売れる商品があって、あなた自身が信頼されていれば、よほどおかしなことをしない限り売れます。それは、お客さんの方から、欲しいと思ってくれるからです。
クライアントは、コーチに、すごいセールススキルとか、保険営業みたいなことを求めているのではありません。
欲しいと思ってもらえるには、あなたがお客さんのことを考えて、ニーズに応えることが必要です。自分の思い込みで売れない商品を売ろうとしても、誰も幸せにはなりません。
売れないから集客やセールスを学ぶ
努力の方向がずれてしまうと、商品作りではなく、セールスとか集客ばかり頑張ってしまいます。売れない人は、集客で人をたくさん呼んだら売れるとか、セールステクニックがあれば売れるとおもっているのです。
しかし、工事用のパイロンを売りたいと言って、いくら人を集めても、買う人はいません。また、セールスを頑張っても、嫌がられるだけでしょう。
集客にしても、面白いと思ってもらわないと集まりません。いくら自分から友達申請とか、フォローなどをしてアクセス集めてようとしても、無駄な努力になります。
ブログにアクセスを流そうとしても、あなたのコーチングに興味がない人がいくら集まっても、買う人はいません。
また、セールステクニックも同じで、いらないものは誰も買いません。
そうすると、売れないので、もっと集客やセールスを頑張らないと、となってしまう人がいます。これは努力の方向が間違っているのです。
その労力があるなら、商品作りと、マーケティングの仕組み作りをしましょう。お客さんのニーズに合って、信頼関係があれば、少ないアクセスや集客でも売れるようになります。
その上で、必要なら、集客とか、セールスを学べばいいのです。売れるようになってから、PPC広告とか、アクセスアップをしたら、売上も計算できるようになります。
これはあくまで売れる商品がある場合の計算で、売れない商品の場合は計算になりません。
セールスとか集客を勉強する時間を、リサーチや、お客さんへのヒアリングの方に当ててください。そうすることで、より売れるように改善されていきます。
友達に見てもらうでもいいのです。自分では、思い込みがあるので、売れるかわかりにくいですが、他人から見てもらうと、思い込みがないので、素直に見てもらえます。
ニーズに合った商品を作ろう
今回は、売れる商品を作る方法についてお話ししました。まず売れる商品がなければ、いくら集客やセールスを学んでも、無駄になります。
それで売れないと、もっと学ぼうという方向に行きがちですが、それは間違った努力です。
売れる商品を作るには、お客さんに直接聞いて、ニーズと合わせながら、商品を改善しましょう。商品を断られたら、どうしたら、買ってもらえるのか、聞いてください。そうしたら、だんだんと売れる商品になっていきます。
また、友達などの他人から客観的に商品を見てもらって、フィードバックをもらうことも有効です。
稼げない人はまず、商品作りからスタートしましょう。自分のために、商品を売るのではなく、お客さんのことを考えて、お客さんが欲しい商品を売るという視点になってください。