30万以上の商品を売れない原因
30万円以上の商品を売れないのは、罪悪感があるからです。
コーチは、30万円以下の商品とか、1回1万円以下の単発セッションを売っている人が多いです。しかし、それだと、生活できるレベルではありません。
プロのコーチとして継続して活動したいなら、単価を上げて、30万円以上の商品を作って売る必要があります。
しかし、ブレーキがかかってしまって、単価を上げられない人が多いのです。その原因になっているのが、罪悪感です。
30万円以上だと、貰いすぎだと思ったり、結果が出なかったらどうしようと、相手に悪い気持ちになるので、単価を上げられません。
人生がいくらで変わるのか
あなたは、人の人生が変わるとしたら、1万円の価値だと思いますか?
例えば、コーチングを受けて年収アップしたクライアントがいたら、1万円の価値ではないことは、すぐわかるとおもいます。
同じように、人間関係が良くなったり、健康が良くなったり、恋人ができたり、夢が叶ったり、といったことが、1万円なわけはありません。
1万円で売ってもいいですが、もっと高く売ってもいいものです。もし、30万円の商品で、それだけのことができれば、安いくらいです。
しかもコーチングで変わったマインドは、そのあとずっと使えるので、一生ものになります。
罪悪感を感じる理由の一つは、労働者思考があります。労働者の多くは、時給2000円くらいで働くので、10倍にしたら、10倍働かないといけない、と考えます。
10倍働かないのに、10倍のお金をもらったら悪いと思うのです。
しかし、ビジネスでは、どのくらい役に立つのか、という価値が大切です。例えば、不動産業なら、売買価格の何%もらいますよ、というビジネスをしています。
なので、売買価格が高くなるほど、収入も増えるわけですが、100倍高くなったからといって、100倍手間がかかるわけではありません。
どれくらい価値があるかが重要なわけです。
もともと、商品はいくらで売ってもいいものです。買う人がいれば、ビジネスになります。100円の水でも、砂漠で売れば100万円でも買ってもらえるかもしれません。
あなたが死の病にかかったとして、それが1000万円で治せるとしたら、どうにかしてお金を集めると思います。それが高いとか思わないでしょう。
コーチングの価値は人生を変えることです。これも価格が付けられるものではないので、100万円以上で売っても問題ありません。
それが30万円以上で売れないということは、どこかで価値を信じていないのです。
売る側と買う側の責任を理解する
コーチングの価値を信じられない理由の1つは、自分が30万円以上の商品を買って失敗しているということがあります。
30万円以上払ったのに、たいしてうまくいかなかったので、30万円以上で自分が売ったら、クライアントに同じことをしてしまう、と思うのです。
コーチングで結果が出なかったのは、コーチの責任もあります。
コーチングは、本来は手段が制限されていません。しかし、質問をするとか、価値観を教えない、という考えが支配的になっています。
これは、コーチングの本義とはずれたものです。コーチは、馬車が語源になっています。つまり目的地に連れていくのが、コーチです。
コーチは引き出すとか、質問する、というのは、ただ歴史的にそういう手法が多かっただけの話です。
引き出す、という考え方だと、クライアントが知っていることしか出てきません。そのため、知らない問題を解決することがとても難しいのです。
10年契約ならいいかもしれませんが、大抵半年くらいの期間が多いです。
ビジネスは結果がわかりやすいので、できていないことはすぐにわかります。それはコーチがほとんど稼げていないことから明白なのです。
それとは別に、クライアントの責任もあります。結果が出なかったということは、自分の見る目がなかったということです。
きちんと商品が提供されて、結果が出なかったら、自分にあった商品を選べなかったということです。
人間は、自分は正しい判断をしている、と思うのですが、うまくいかなかったということは、自分が変わらないといけない、ということです。
レストランに行っても、まずいと文句を言う人もいるし、おいしいと喜ぶ人もいます。
もし、みんながまずいと言ったら、レストランは潰れます。しかし、ほとんどの人がおいしいと思うから、レストランは続けられるのです。
ということは、まずいと思ったとしても、お客さんの好みの違いとか、価値観の違いにすぎないということです。
コーチングを売る際にも、自分がしっかりやったとしても、責任は50%です。残りは、クライアントが受け取れるかどうかです。
高額なセミナーとか、塾、スクールなどに行って結果が出ない人も多いですが、それは当然です。なぜなら、もともと一部の人しか結果が出ない場所だからです。
コーチングスクールは、もともとビジネスができない人は、稼げません。また、ビジネス塾に行っても、一から始める人はほぼ結果は出ないのです。
ビジネス塾などは、たくさんの人を集めて、その中から、うまくいきそうな人をピックアップするのが目的です。
それを実績として出して儲けたり、99%できていて、あと1%で成功する人をプロデュースしてもうけています。
ビジネスを知らない人が行っても、消化ができないので結果は出ません。
個別コーチングでも、有名人と繋がれるとか、憧れの人に会える、という価値で売れている場合も多いです。
稼げていない人が稼ぐとしたら、個別サポートが必要です。
コーチやコンサルが個別サポートしない、というのは変に聞こえるかもしれませんが、ちょっと教えるだけとか、後は自分で勉強してね、という人もいます。
そういうところに行って稼げないとしても、見る目がなかったとしか言えません。
売れた後どうなるかは、お客さん次第なのです。
私のコーチングは、実際に稼げるところまで連れていくコーチングなので、クライアントが言われたことを実践して、諦めなければ稼げるようになります。
なので、1からビジネスを始める人でも稼げるようになります。
しかし、そこまで責任を持ってやっているコーチやコンサルはほとんどいませんから、稼げなくても仕方がありません。
あなたが商品を売る際も、お客さんが受け取れるかという、お客さん側の責任があります。だから、自分が全力でサポートすれば、罪悪感を感じることはありません。
罪悪感を外して豊かになる
30万円以上に単価を上げられない人は、罪悪感があります。この罪悪感を外すことで、単価を上げられるようになり、プロコーチとして稼ぐことができます。
そのために、コーチングで人の人生が変わる、という価値を、もう一度認識してみてください。
逆に言うと、1万円で人生が変わりますか?という話です。人生を変えるのに、30万円で高いとか言っていたらしょうがないということです。
そして、あなたが全力でサポートするとしたら、契約したクライアントが受け取れるかどうか、という問題になります。
もちろん、約束を違えたらコーチの責任がありますが、受け取れないとしても、コーチが罪悪感を感じる必要はないのです。
このマインドを身につけて、単価を上げて、稼ぎましょうね。そして、クライアントの人生を変えて、お互いに豊かになりましょう。