行動力はどこから生まれるのか?
あの人は行動力がある、とか、ビジネスでは行動が大事だ、という言葉を聞いたことはありませんか?
行動ができない、行動力がない、と考えている人は多いようです。そのため、「行動する」ことの大切さが、いろんなところで説かれています。
行動することは、大切です。ではどうやったら、行動できるようになるでしょうか。
行動とは何か?
まず、行動とは、なんでしょうか?行動は、大きな意味では、何かをすることです。そのため、会社に通勤するのも行動、ご飯を食べるのも行動、映画を見るのも行動です。
また、物理的な動きだけではなく、考えることも行動で、悩むことも行動です。
こう見ると、生きている人なら、何らかの行動をしています。だから、行動できているので、もうそれでいいのか?というと、そうではないですね。
必要なことができなければ、意味がないわけです。
では必要なこととは何でしょうか?必要なこととは、「ゴールにとって必要なこと」です。何かの目的があって、そのために必要なことを行動と呼びます。
ビジネスで言えば、稼ぐためにすることが、行動と言います。このように、目的からしか行動は決まりません。
目的に合っていることを、行動と言います。ということは、目的に合っていないことは行動とは言いません。
例えば、大阪から東京に行く、という目的があるのに、大阪から、九州に向かって新幹線に乗っても、意味がありませんね。だから、これは行動とは言えないのです。
行動力はどこから生まれるか
行動力は、以上からわかるように、ゴールから生まれます。ゴールや目的があるから、行動が決まり、そこに向かうためのエネルギーも生まれるのです。
どんなに「行動力がない」と言っている人であっても、落ち込んでいても、心臓は生きている限りずっと動いています。
これは、遺伝子に、生命維持のゴールがあるからです。なるべく子孫を残すために、本能としての行動が生まれています。
非常に強いゴールなので、どんなに止められても、行動をやめません。息を止めろと言われても、1分も持たずに、必ず息を吸ってしまうのです。
ビジネスのモチベーションが低い人でも、会社には毎日通勤していたりします。早起きをして、満員電車に長い時間揺られている人も多いです。
ぎゅうぎゅう押し合って、時にはケンカしてまで、会社に間に合わせています。
私なんかは、目覚ましをかけることがほぼないので、起きたい時間に起きるし、満員電車は避けています。なので、サラリーマンの人たちは、すごい行動力だ、と思うのです。
1日10時間とか、平気で仕事をしますよね。
そんな行動力、エネルギーがあるなら、正しい方向性でビジネスをすれば、すぐに稼げるようになるでしょう。
でも、ビジネスとなると、行動力が問題になったり、わざわざ人に行動力を教えられないと、動けなかったりします。
それは、現状維持がゴールになっているからです。現状を維持するためには、ビジネスの行動をすると都合が悪いので、できないわけです。
この状態で、行動をしよう、行動力!と言っても、苦労します。無意識は猛烈に「やめろ!」と言ってくるからです。もちろん、それを無理に押し続ければ、できるようになる部分はありますが、ほぼできません。
もし稼ぐための行動力を発揮したいなら、稼げている未来にゴール設定をしましょう。
そうすると、無意識はむしろ応援してくれるようになり、行動力のことを気にしなくてもよくなります。
確信があると行動が生まれる
ただ、ゴールを設定しても、何も変化しない人も多いです。その違いは何か、というと、
どれくらいやりたいか
確信度
の違いです。
確信が高ければ、行動は自然に生まれます。
例えば、あなたの目の前に、10億円の当たり宝くじがあったとします。そうしたら、行動力がどうとか言う前に、銀行に行くでしょう。
ただ、これが1000円の当たりくじだったら、どうでしょうか?まあ、いつか銀行に行こうかな、といったところでしょう。
また、宝くじを持って行っても、10億分の1の確率でしかもらえませんよ、と言われたら、確信が下がって、まあいっか、となってしまうでしょう。
ビジネスにはやる気がない人であっても、FXとか、仮想通貨にかじりついたりする人もいます。
なぜそうなるか、というと、お金が儲かるという確信が半端ないからです。
FXとか仮想通貨で、一発大儲け!というのは、情弱向けの商品です。そういう人は、宣伝を見たら、当たると思い込んで、ものすごい賭けをしてしまいます。パチンコも競馬も同じです。
よくある情報商材とか、クリック何回で月収100万円とか、そういうのも同じです。物事を知らない人から、損をするようにできています。
でも当たる、という確信があると、ものすごい夢中になれるのです。
ビジネスでも同じで、確実に稼げる、とわかっていたら、誰でも夢中で参入することでしょう。ただ、ビジネスの場合は、それほど簡単ではないので、確信度が下がるのです。
自分でゴールの確信度を上げる
私が、会社を辞めて、コーチで独立できる、と思ったのは、あるきっかけがあります。
それは、東京都立図書館の食堂で、コーチの仲間と、みそラーメンを食べながら、「120万円でコーチング講座をしよう」と話したことです。
その時は、「120万円稼げたら、会社行ってる場合じゃないじゃん」と、思い込んでしまいました。コーチングは十分仕事になる、と「勘違い」したのです。
「120万円の講座を、10人とかきたら、1200万円だな。でもこれをやるためには、会社に行ってたらやりきれない」
と、思いました。確信してしまったのです。
その講座は、結局できなかったのですが、それがきっかけとなって、会社を辞めることにしました。
そのあとは、たまにお話していますが、よく分からないけどお金が入ってきて、ある有名な博士から60万円くらいお小遣いをもらったりして、なんとかなってしまいました。
ゴールの確信度を上げるには、そのイメージに対して、確信を持てばいいのです。
そのためには、まず、理想の未来を想像してみてください。それを何度も繰り返しましょう。一発で入ってしまうこともあります。
繰り返す、ということは、繰り返せるくらい楽しかったり、ワクワクすることでないとできませんね。これをwant-toと言います。
want-toはやりたいことです。やりたいことを、何度もイメージしていれば、それが当たり前になってきます。そうすることで、未来への扉が開かれるのです。
行動の先に良いことがあるか
行動が続かない
行動ができない
ブログができない
筋トレが続かない
勉強が続かない
このように悩んでいる人は、多いです。
なぜそうなるか、というと、want-toではないからです。
筋トレしたら、10億円もらえることが確定しているとしたら、ほとんどの人がやりますよね?あるいは、勉強が大好きで勉強していると快感を感じる人は、勉強を辞めることができないでしょう。
それ自体が好きか、
その先のゴールが好きか、
どちらかでないと、行動はできないのです。
筋トレして鍛えるのが、大好きなマニアはいます。そうでない人は、他の目的のために筋トレをします。
モテたい、と思ってやる人もいるでしょう。しかし、筋トレ=モテるという確信がないと、できません。ムキムキの人が、明らかにモテまくっているところを見たら、すごくやる気が出てくるでしょう。
あるいは、筋肉がつくごとに、明らかに声をかけられるようになった、と思ったら、継続する気になるはずです。でも、続かないのは、確信がなかったり、実際やってみたけど、あんまり良いことがなかったからです。
コーチングビジネスにおいては、私は、ブログを書きましょう、と言っています。それは、ブログを書くといいことがあるよ、と私が知っているからです。
しかし、やったことがない人は、そこまで確信が持てなかったりします。だから、want-toにならないのです。確信がなくてもできるのは、ブログが大好きな人だけです。
これが1記事書いたら1万円もらえる、ということだったら、多くの人が毎日書くと思います。1日5記事くらい書いてくる人もいるでしょう。
あとは、あなたが稼げる確信をどれだけ持てるかにかかっています。
稼げている人なら、未来が見えているので、確信をインストールしてあげたり、そこまで引っ張ってあげることができます。
だからコーチやメンターがいた方が、圧倒的に結果が出やすいのです。
want-toで必要な行動をする
ビジネスに必要な行動は、「お客さんに価値を提供すること」です。そして、その対価としてお金をもらうのが商売です。
お金をもらわなかったり、利益が出ない価格設定にしていれば、それはボランティアになります。なので、ビジネスの行動とは言いません。
また、コーチングの勉強会に行ったり、スキルアップをしたりするのも、微妙なところです。初心者はいいですが、ある程度学んだ人は、ずっと勉強をしていても稼げないからです。
なので、行動する、と言っても、売上に結びつかない行動は、行動とは言えません。
ゴールがあって、その方向性とずれていたら、いくら動き回ってもゴールは達成しないのです。
だから、必要なことを見極めて、それに集中してください。何が必要か、がわかれば、確信につながります。そして、行動力が生まれて、本当に稼げるようになるのです。
今回は行動力についてお話ししました。重要なのは、want-toのゴールを確信することです。そして、そのために何が必要なのかわかれば、行動力で悩むこともなくなります。
世の中、たくさんの情報が流れています。やった方がいい、と思わせることは数多くあります。
何となく、やった方がいいかな、と思うくらいだと、行動力に悩むことになるでしょう。それか、苦しんで行動することになります。
起業した方がいい、英語ができた方がいい、ITができた方がいい、筋肉があった方がいい、痩せてた方がいい、とか色々です。
まずは、あなたが本当にやりたいwant-toなのか確認してください。そして、その先に何がありますか?
ビジネスもやりたくない人は、やらなくても全然OKです。商売をしたからとか、お金が儲かったからといって、幸せになるかはわからないですよ。
でも、プロコーチとして豊かになり、お金を稼ぎながら、クライアントに貢献する、という未来にワクワクする人は、ぜひ私のところに来てください。稼げるところまで連れて行きます。
その理想の未来を何度もイメージしてみてください。確信が高まれば、行動力は自ずと生まれてきます。