コーチは価格を上げて良い
あなたは、コーチングをいくらで提供していますか?
もし、10人クライアントがいて、バイト以下の収入しか取れないような価格だと、あなたは貧乏コーチのままです。
価格を安くしている理由は
売れないから安くして売る
お金をもらう罪悪感がある
コーチングの価値を低く見ている
などがあります。
これらは、お金のマインドや、ビジネスのマインドができていないことが原因です。
コーチングビジネスを成功させたいなら、マインドを修正して、価格を上げることが必要です。
タダのものはない
お金を貰うのが悪いことだ、と思っていると、安く商品を提供するのが良いことだと考えます。しかし、安いから良いとか、高いから悪いということはありません。
そもそも、高いとか、安い、と感じるのは、人によって違います。高級な車を見ても、高いと思う人も、安い、と思う人もいるのです。
労働者は、給料が決まっているので、給料から見て〜は高いとか、安い、と、値段自体を見て判断します。しかし、値段には意味はありません。
労働者の考え方で、価格を決めてはビジネスにはならないのです。
安い値段でコーチングをしても、生活できるレベルに行かなければ、コーチングは続けられなくなります。
もともと、コーチングをビジネスとしてやる場合、単価を5千円とか、1万円でやっていたら、ほとんど成り立ちません。
なので、私は、1回のセッション単価は5万円以上にした方が良いと言っています。それがコーチングの値段なのです。
自分が生活ができないレベルでやっている、ということは、その分は自分が支払っていることになります。
労働者マインドで、安いのが良いとか、無料が良いとか思っていたら、ビジネスでは成功できません。
というのも、物事には、それ相応の値段があるからです。
例えば、医療は、日本では、安く、高品質のものが受けることができます。なので、安くて良い、と思っていたら、勘違いです。
なぜなら、医療を維持するために、莫大な税金や保険料が投入されているからです。医者一人の育成だけで、1億円以上かかる、と言われています。
それが見えない人は、自分と国を切り離して、お金を恵んでもらえるだけだと思っています。しかし、事実、こんなに良い医療を、無料で維持できるわけがありません。
医者は、安いから良いこと、と思っても、ただの勘違いなわけです。
コーチは、公共機関ではないので、税金が投入されるわけではありません。なので、コーチングの本来の値段を、自分が犠牲になるか、お客さんに払ってもらうかの違いです。
こうした、現実のお金の流れを見れなければ、「安いのは良いこと」と勘違いして、ずっと成功できないでしょう。
良いものなのに、安く提供されているのは、必ず仕組みがあり、どこかで回収されています。それは、労働者からの搾取かもしれないし、自己犠牲や、税金、広告料、他の商品からの収益かもしれません。
稼げる人は、その構造が見えるので、回収することができます。
知識やアドバイスにお金を払う
コーチングを安く売るということは、「専門家のアドバイスは価値が低い」と思っているからです。
あなたが、ダイヤモンドを売っている人だったら、ダイヤを簡単に売るでしょうか。安いので、たくさん持って行ってください、とは言わないはずです。高く買ってくれる人に、買ってもらいたい、と思うでしょう。
それは、ダイヤの価値が高い、と思うからです。5万円のダイヤを5千円で売ってくれ、と言われたら、追いはらうでしょう。
コーチングを安く売る、ということは、コーチングの価値が低い、と思っているからです。
コーチングは、無形のものです。しかし、無形だからといって価値がないわけではありません。
なので、コーチングビジネスをしたい人は、自分がお金を払ってコーチングを受けることが大切です。なぜかというと、自分自身が価値を感じていないものを、売ることはできないからです。
コーチングが無料とか、格安で手に入るとか、それが正しいと思っている人は、それより高い値段で商品を売ろうとすれば、ブレーキがかかります。
なぜなら、間違ったことをしていることになるからです。
それは、専門家のアドバイスに、どれだけ価値を見出しているか、という問題でもあります。
アドバイスは無形です。しかし、コーチングのアドバイス一つで、人生が変わったり、成功したりすることができます。
それには、事前に準備されたり、労力や時間もかかっています。その結果、アドバイスが出てくるのです。それに対して、形がないからといって、お金を払えないようだと、コーチとして成功することはできません。
また、お金は払えるけど、自分はお金をもらえない、という人もいます。
それは、他人への引け目や、罪悪感を感じているからです。
お金をもらうと、嫌われていると思っているので、ただ払う側に回っているだけになります。コーチングも本来の値段で売らないで、嫌われない値段で売っているのです。
そんな人も、自分のコーチングには、価値がある、と認識することです。
経済は物々交換
ものの値段というのは、決まっているわけではありません。なので、100万円でも0円でも売ることができます。
というのも、経済は物々交換が元になっているからです。
魚と野菜を、相対で交換するのが、経済の姿です。それが大変なので、お金という道具が生まれました。お金は道具であって、大事なのは、どんな商品が交換されるかです。
ところが、お金に価値があると思っていると、「お金が100万円」だと思ってしまいます。そのため、お金の量が多いと、高い、お金の量が少ないと安い、と考えてしまうのです。
本当に価値があるのは、お金ではなく、モノやサービスなので、そこにいくらの値段をつけても構いません。
あとは、それで契約してくれる人がいれば、売れるということです。
1対1の取引で、お客さんが価値を感じてくれれば、コーチング料金が30万円でも100万円でも売ることができます。
もちろん、興味がない人にとっては、ゴミと一緒なので、無料でも引き取ってもらえないこともあります。それは、人によって必要性が違うからです。
なので、あなたの商品を、価格を上げても買ってくれる人を見つければ売れます。
もちろん、そもそも商品自体がゴミだと買ってもらえません。自分が良いと思っても、買い手がいなかったら売れないのです。
売れる商品を
必要な人に売る
というのが、ビジネスの本質になります。
なので、ビジネスでやることは、
売れる商品を作ること
必要としている人を探すこと
なのです。
そして、価格は、ビジネスプランから決めます。
月に100万円以上稼ぎたいとしたら、単価は5万円以上に設定する必要があります。それができない人は、ダイヤモンドを安売りして、貧乏になるだけの話です。
コーチングビジネスで成功したかったら、コーチングの価値を認めてください。ビジネスでは、お金をもらうのは当然のことなのです。
安いから良いものだと思っている人がいる一方で、結局どこかで税金や搾取や自己犠牲や、利益として回収されています。
コーチングは一回5万円以上でも、高くはありません。高いと思う人は、相手にしなければいいだけの話です。
その価値がわからない人は、稼ぐことはできません。
コーチングは、人の人生を良くする、強力なツールです。なので、堂々とお金を受け取ってください。そして、お客さんにたくさんの価値を受け取ってもらいましょう。
それが、コーチもクライアントも豊かになる方法です。