今回は商品の価格が高いから売れないわけではないということを話ししていきます。
商品が売れない人は、価格が高いから売れないと考えます。なので価格を下げれば売れるんじゃないかと思って、売れないとどんどん価格を下げていってしまいます。
しかし価格が売れない原因になっているわけではありません。価格が高いというのは、価格を下げたいと思ってるからそう思うのです。なぜ価格が下げたいと思うのかというと、価格が高いと、不安になるからです。
不安になるので価格を下げてコンフォートゾーンに戻りたいという気持ちになります。つまり、自分のコンフォートゾーンが低いので、それ以上の価格には罪悪感を感じるのです。
罪悪感を感じ絶対お金を受け取れない限りは、どんなにスキルを学んでもシステムを使っても、成功する事はありません。
自動化しても稼げない理由
価格が高いと思う人は罪悪感を感じているので、罪悪感を感じない方法で売りたいと考えます。
例えば体験セッションで直接1,000,000円以上の商品を売るとしたら、かなり罪悪感があって売れません。なのでまず価格を下げたいと考えるのです。
そして直接商品を得るということの罪悪感を避けたいので、自動で売りたいと考えます。そのため集客自動化とか自動で販売するとかのスキルが売れます。
しかし、これは本質的な解決にはなりません。なぜかというと、まず自動化をしても売れるようにならないからです。自動化をして売れるようにならないのは、そもそも売れない仕組みを自動で運用しても意味がないからです。
自動で売れる仕組みを作れる人は、手動でも売れます。自動だろうが手動だろうが、物を売るという事の原理は同じです。なのでまず自分の手で売れる仕組みを作ってから、だんだんとシステムを使ったり人に任せたりして自動化していきます。
この完成形だけを見て、罪悪感を感じないで楽にお金が入ってくるならいいと思っても、もともと売れない人は仕組みを導入したところで売れないのです。
だからお金がいくらあっても、どんなに良いシステムが揃っていても、それと稼げるかどうかは別問題です。
今はITがものすごく発達しているので、誰にでもチャンスは開かれています。ところが誰にでもチャンスが開かれていることと、誰もが売れる事は違うのです。
だからコーチでも、インターネット上で同じように商売していて、売れる人と売れない人が出てきます。そして売れない人がほとんどというのが現状です。
形だけ仕組みを真似しても、そもそも売れる原理がなければ、ただお客さんが通過していってしまうだけです。
もしそんなふうに簡単にできてしまう仕組みがあるのであれば、今頃コーチがみんな稼げていて、集客に困る人はいなくなるでしょう。
手間をかけないで売りたい場合は、広告を使って売る方法があります。しかしここでもお金のブロックがあると広告料をかけることができません。
広告料をかけられたとしても、アクセスを流すときに売れる仕組みがなければのみち売れません。
自分が罪悪感を感じない範囲で、価格を下げて自動化で売りたいというのは、そんなにうまくいかないのです。それをただ、変わりたくないとか、コンフォートゾーンの中で稼ぎたいと思っているだけの話になります。
稼げてないコンフォートゾーンから出ないで成功する方法はありません。
稼げるコンフォートゾーンに変える
罪悪感があると、どんな方法をとったとしてもお金の罪悪感がブレーキになります。お金を受け取ること自体にブレーキがあるので、稼げる直前で止まってしまいます。
例えば商品を売ろうと思っても、罪悪感がない範囲で売ろうとすると稼げる金額では売れません。ほとんどフリーターレベルで生活するような価格になります。なので5000円とか3000円とかで売ってるようなコーチもいます。
自分は商品を売ってお金をいただくのが当たり前だ、というコンフォートゾーンがなければ、仕組みで自動販売するにしても、完成させることができません。というのも、自動で販売する仕組みを完成させるには、それなりの労力や試行錯誤が必要だからです。
稼げている世界がコンフォートゾーンになっている人は、完成するところまで持っていけます。
労働者はノーハウを学べば成功すると思ってますが、マインドセットが間違っていると、いかに正しい方法でも、どんなに大成功者が教えた方法でも、稼げるところまで行けないのです
人間には現状を維持するという心の働きがあります。これはホメオスタシスといいます。お金の罪悪感がある人はお金が入ってきそうな状況になると無意識がそれを止めてしまうのです。
だからいかに良い方法があろうが良いシステムがあろうが、それを完成させて稼ぎ続けることができないのです。稼げるようになりたいなら罪悪感をなくしてコンフォートゾーンを変える以外にありません。
コンフォートゾーンを変えるには、稼げるところまで連れて行ってくれるメンターやコーチに変えてもらうしかありません。それに気づけない人は、コンフォートゾーンの中で方法を学び続けるだけで終わってしまいます。
そして稼げないコンフォートゾーン中で、楽して自動化で売れるとか、テクニックで売れるみたいなーゴミ情報を買って損してしまう人が多いです。
ビジネスは難しくないので、大体の人が思ってるほど難易度は高くないですが、そんなに簡単に商売が成り立つわけがありません。それは甘く見すぎということです。
そうした成功しないコンフォートゾーンにいるから成功しないのです。
人の役に立つ視点を持つ
あなたが稼げるコーチになりたいなら、マインドを変えてコンフォートゾーンを変えましょう。お金の罪悪感やブレーキを外して、お金を受け取れるようにすることが大事です。
それらから逃げてうまいことやろうとしても、ますますうまくいかなくなります。
稼げるようになるためには、価格を上げて、その価格で売れるようにすることです。コーチはそんなにたくさんクライアント取れないんですから、少ない人数にたくさんの価値を与えるという考え方にシフトしなければ、成功はできません。
そして一人ひとりのクライアントを、全力でサポートして価値を提供していくことです。そうやって人を豊かにしていくことであなたのビジネスも継続して稼げるようになります。
ビジネスはお客さんに価値を提供して相手や社会のために役立つものです。お金の値段が高いとか安いとかの次元で考えていたらいつまでもそのレベルから抜け出せないでしょう。
お客さんのためになったり社会のためになるという意識がなければ、どこかでほんとにやりたいことじゃないとか、こんなことやってていいのかというブレーキがかかってしまいます。
商品が高いとか安いというのはお客さんが決めることです。1,000,000円以上であっても、それ以上の価値を感じる人もいます。要はそれ以上の価値を提供できれば良いわけです。
そしてその価値の大きさも、お客さんが感じることなので、自分が値段を見て、高い値段だとか思っていても仕方がありません。それは単純に、自分が傷つきたくないということで自分を守っているだけなのです。
今回は、価格が高いから売れないわけではない、というお話をしました。本当の原因は、マインドセットにあります。
コンフォートゾーンを変えて、お金の罪悪感をなくすことであなたも稼げるようになります。そして、お客さんに価値を提供して、世の中を豊かにするという視点を持ってください。