ビジネスプラン

稼ぐことに抵抗はありますか?

稼ぐことに抵抗はありますか?

コーチングで稼ぐことに対して抵抗がある人は一定数いるようです。ボランティアでやらないといけないと思っていたり、値段を上げてはいけない、と考えています。

そういう指導をするコーチングの団体などがあるようなので、「先生より高い値段にはできない」と思って、1回5千円や1万円で売っているのです。

それは好きにしたら良いですが、コーチングで本業レベルで稼ぎたいなら、稼いではいけないとは思わないことです。なので、ビジネスプランを先に決めて、それを実現するために行動をします。

コーチングを甘く見てないですか?

なぜ「稼いではいけない」と思うか、というと、コーチングを本業のビジネスだと思っていないからです。ボランティアの一種だと考えているわけです。

ボランティアでやりたい人は、やればいいですが、コーチも立派な職業です。ということは、コーチもコーチングで生計を立てて、専業でやる仕事になるということです。

例えば、あなたは「弁護士をボランティアでやれ」とは思いませんよね。それは、弁護士が専門家で、専業でやる職業だからです。

弁護士に、どこかで会社づとめをして給料をもらいながら、1回5千円で訴訟をやってくださいね、とは誰も言わないわけです。

「副業弁護士に頼みたい」なんて人はほぼいません。

ところがコーチングに関しは、副業でとか、ボランティアのレベルしか考えていないということです。

コーチングビジネスに対しては、なぜ「稼いではいけない」と思うのでしょうか。それは、「いいことをしたい」と思っているからです。

いいことというのは、「お金の罪悪感を感じないで人助けをする」ということです。なので、お金を稼ぐことを避けて通ります。

そうすると、「専業でコーチングをする」という考えがなくなり、お金を稼いではいけないと考えてしまいます。そうやって、本業でやっているコーチに文句を言う人もいるのです。

しかし職業は本来、専業でやるものです。片手間弁護士のことをプロの弁護士と認識する人はいないですよね。ではコーチはみんな片手間コーチで良いでしょうか?

片手間で良いということは、コーチングを甘く見ているということです。コーチングは人の人生を変えられるものです。なので、本業で十分に稼げるコーチがいるのが当然です。

コーチングだけしかやらない、ということは、悪いことではなく、むしろ立派なプロであることになります。コーチングだけしかやらないということは、コーチングを仕事にしてお金をもらうということです。

だから、稼げてないコーチでも、稼げるようになっても良いのです。

コーチも自分の生活も成り立たないのでは、コーチングを続けられなくなります。だからまず生活費以上は稼ぐことが必要です。

なので私は、最初は月30万円を稼ぎ続けられるようになりましょう、とよく言っています。30万円あれば、とりあえず生活はできるので、他の仕事を辞めてコーチングに専念できるようになります。

その上で、月60万円とか、100万円を稼げるようになりましょう。労働者基準だと、もらいすぎと思うかもしれませんが、自分でビジネスをするので、もらいすぎでもなんでもありません。

というのは、利益を出し続けなければ、ビジネスは続けられないからです。利益がないビジネスはいずれ潰れます。コーチでも、稼げなければコーチングはできなくなります。

そのため、最初から、自分の生活費は最低限で、それ以上の利益と、ビジネスに投資するためのお金も考えておく必要があります。

そのお金を、1回5000円とか1万円で稼げるでしょうか?それはほぼ無理なことです。というのは、コーチングビジネスは安い単価で売ってお客さんをたくさん集めるものではないからです。

大量に売れるものは、安くしてたくさん売れば稼げます。薄利多売というものです。1回3千円とか5千円で、月に100人とか200人にセッションするというのは、稼げないコーチが考えているだけの話です。

ビジネスプランとは何か

コーチングビジネスで成功するには、ビジネスプランが必要です。ビジネスプランは、まず売り上げから考えます。

最初の目標としては、月30万円を稼ぎ続けることで良いでしょう。

薄利多売では、集客が難しいので成り立ちません。なので単価を上げる必要があります。単価はセッション1回5万円以上に設定しましょう。

なので、モデルとしては、30万円で6回セッションというコース商品を、月1人に売ることが考えられます。そうすると、クライアントは最大で6人になります。

そこから単価2倍に上げていくか、月2人クライアントにすることができれば、月60万円の売り上げになります。ただ、人数は何十人も取れないので、もっと稼ぎたい場合は単価を上げるか、他のビジネスモデルになります。

月1人クライアントにするとしたら、月2人体験セッションに来てもらい、そのためには、月に10人メルマガ登録して、そのためにブログに1日100PVにするというのがビジネスプランの立て方です。

PVというのは、ページビューのことで、簡単いうとホームページへのアクセス数のことを言います。

このように、先に売り上げを考えて、それを実現するための目標を作っていくのです。売り上げは、まず最低でも自分の生活費以上です。

そして月20万円で生活するとして、10万円分は経費や、広告などの投資に回すことで、よりお客さんが来るようにします。

稼げないコーチの多くは、こうしたプランを持っていません。なんとなく稼げてたらいいなとか、たまたま成功しないかなと思っているレベルです。

だから、生活費も稼げないような単価設定でコーチングをしてしまうわけです。稼げなくていいならいいですが、稼げるようになりたければ、ビジネスプランを考えましょう。

作ろうと思えば、小学生の算数よりも簡単なので誰でも作ることができます。

稼げない原因を修正する

そしてビジネスプランができたら、それを元にビジネスを実践していきます。そうすると、何をやったらいいかがわかります。ただ闇雲に稼ごうというのではなく、計画に沿ってできるわけです。

また、うまくいかない時にも「どこを直したらいいか」がわかります。それを一つ一つ直していけば、ビジネスが完成するのです。

会社員の人が、後輩が「先輩、仕事がうまくいきません」といってきたら、どう思うでしょうか?

「うまくいってないっていうのはどういうこと?」と聞きたくなりますよね。うまくいってないというのは、何を基準にして、どこでつまづいているのか知りたいわけです。

そこで、書類のミスが多い、という原因がわかったら、「じゃあ書類を2回見直してみよう」とか解決策を考えることができます。そうすると、「仕事がうまくいった」という状態になります。

同じように、稼げないコーチが「稼げないんです」と考えていても解決しません。だからビジネスプランに沿って考えます。

まず稼げないというのは、どういうことかです。売れないのか、売れてもお金がないのか、といった理由があります。

売れないなら、何人体験セッションに来ていますか?という問題があります。そして、10人来ているのに1人しか売れないなら、成約率が悪いとわかります。

その場合、セールスに問題があったりポジショニングに問題があるかもしれません。それらの原因を直せば、稼げるようになります。

また、体験セッションに人が来ない、ということなら、メルマガやステップメールを修正した方がいいかもしれません。

このように、自分のビジネスがどんなモデルになっていて、どんなプランがあるのかが分かっていれば、修正して稼げるようになります。

あなたも、「稼げない」と思っていますか?

ではどのように「稼げない」のか、詳しく言えるでしょうか。なんとなく稼げない、と思っているだけではその状態は解決できないでしょう。

そうすると、「全部を取り替える」とか、「勉強が足りない」と思ってしまいます。これは、原因がわからないからそう思ってしまうわけです。

後輩社員の例えで言うと、書類ミスだけ直せばいいのに、別の部署に行かせたり、資格を取りに行きなさいと言っているようなものです。

全部を入れ替えても、稼げる人なら良いですが、稼げない人はまた同じところで行き詰まってしまいます。行き詰まった時、また原因がわからないので、「新しい集客術を学ぶ」という風に稼げない行動ばかりになります。

勉強をたくさんしても、稼げるようにはなりません。コーチングの世界では勉強をたくさんしている人は多くいます。しかしそれでも稼げない人が大多数です。

もし勉強をして、資格を取ったら稼げるなら、今頃みんな成功しているでしょう。

私も、「もっとコーチングの勉強をしたら稼げるよ」と、どんどん言います。というのも私もコーチングの勉強することが好きだからです。

しかしそれを言わないのは、稼げるようになるには、勉強をしてもあまり意味がないからです。

もちろん、スキルはあるに越したことはないし、初心者は知識を入れた方がいいですが、それはコーチングができるという前提を作っているだけです。なので稼げる以前の当たり前のことなのです。

コーチがコーチングができたり、知識があるのは当然のことで、それとビジネスで成功するかは別の問題です。だからスキルが多いコーチが稼げるわけでも、大して上手じゃないコーチが稼げないわけでもありません。

コーチングビジネスで成功するには、ビジネスに必要なことをすることです。

それが今回お話しした、ビジネスプランです。稼ぎたいなら、稼げると決めて、それだけのプランを持ってください。

お金をもらうことに抵抗があるからと言って、プランを立てないで、ビジネスが成り立たない価格でやっているのは、ビジネスもどきです。

弁護士が本業で稼ぐのと同じように、コーチも本業で稼げるようになって良いものです。なので、稼げるゴールをまず決めてくださいね。

そのためにビジネスプランは必須です。なんとなく、たまたま売れることは、それほど難しくありません。しかし、稼ぎ続けなければ、ビジネスは継続できないのです。

継続ができなくて、コーチングをやめてしまう人はたくさんいます。そうした人も、成功するのに必要なことを身につければ、コーチングで稼ぎ続けられるようになります。

稼げないのには原因があるので、それを見極めて修正すれば、成功できますよ。

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