高額の資格を取ったのに売れないのは何故か
今回は高額の資格を取ったのに稼げないのはなぜなのかについてお話しします。
コーチになろうとかコーチングビジネスを始めようとすると資格を取ってからスタートする人が多いです。
資格の中でもピンからキリまでいろんなものがありますが、百万円、2百万円以上するコーチの資格も存在します。多くの人が、稼げる思ってお金をかけるのですが、稼げるようになるのは一握りしかいません。
立派な団体が発行していたり、すごい人が発行している資格があってもなぜ売れないのでしょうか。
何百万コーチング資格に払ってほとんど稼げない人もいれば、コーチング資格を持っていないのに稼げてる人もいます。
なぜならコーチングで稼ぐのに資格は関係ないからです。
しかしコーチングの資格を取る人は、稼げると勘違いして資格を取ります。およそ資格というものはそれだけで稼げるものではありません。
資格と稼げることは関係ない
コーチング業界は資格ビジネスが多いので、たくさんの資格が発行されています。そしてコーチの数もどんどん増えています。
それによって稼げない人も増えてしまっています。毎年毎年何とか式コーチングの資格が出るたびに、稼げないコーチが生まれているということです。
コーチングのスクールなどで勉強したことがあるなら、自分の同期のコーチがどれだけ稼げているか考えてみてください。多分1割以下だと思います。
これはどれだけ高額のコーチングスクールでも同じことです。
ビジネスやったことがない人は、資格が立派であればビジネスが成功すると考えてしまいます。
また日本人は資格が好きなので、資格を取っておけば仕事ができると考えるようです。
しかしコーチング資格があったとしても、ビジネスができることとは関係がありません。それはコーチング資格はコーチングができるという証明でしかないからです。
コーチングができるからといって、ビジネスができるわけではありません。というのもビジネスとコーチングはサッカーと野球くらい違うからです。
サッカー選手がいきなり野球をやるといっても、野球選手に勝つのは無理ですよね。同じようにどんな立派なコーチング資格があってもビジネスでは初心者でしかありません。
ビジネスが成功するのは稼げない人が考えているほど簡単なことではありません。ビジネスはビジネスで本気でやらなければ成功はしないのです。
なのでビジネスはビジネスで、しっかりと身に付けなければなりません。
しかしここでビジネスの資格を取ったらいいかというと、それもまた違います。資格を取ったら何とかなるという考えはやめることです。
私はもともと金融機関に勤めていましたが、周りに中小企業診断士というかなり難しい資格を持っている人がそこそこいました。
これは経営コンサルタントの国家資格です。しかし中小企業診断士になってもサラリーマンを続けている人がほとんどだし、独立しても診断士だけで稼ぐのはかなり難しいことです。
という事は、ビジネスの資格を持っていても、自分のビジネスを作り上げるというのは、別の力が必要だということなのです。勉強したら稼げるのではないことを理解してください。
どうしたら稼げるようになるか
ビジネスをする上でまず1番重要なのが、売り上げを上げることです。なのでどうやったら売れるのかがわからないと稼げるようにはなりません。
しかしこれは自分で商品を売って、売れたり売れなかったりといった経験を通してしか、感覚をつかむことができません。なのでビジネスの知識を持っていたとしても、売れるようにはなりません。
売れるようになれば、売れる感覚がわかりますが、ほとんどの人が売り方がわからないので、コーチングで稼げないということです。
ではどうしたら売れるかというと、売れる商品を作ることです。売れる商品というのはお客様のニーズがある商品です。商品を有料で買いたいという人がいて初めてビジネスになります。
しかし稼げないコーチのほとんどは、お客様のニーズとずれたことをしています。
自分ができることを売ろうとしているのです。
だからこんな立派な資格がありますとか、こんなスキルがあります、という事が売りになると思っています。
コーチングの資格を取るというのも、コーチングの資格が商品としての売りになると考えるからです。
ところがお客様は自分のニーズを叶えられる商品でなければ買いません。なので本当にお客さんの悩みを解決したり希望を叶えたりする商品を作る必要があります。
自分ができることをするのではなく、お客さんがして欲しいことを売らなければなりません。
このことがわからないコーチは、ビジネスもどきをしているだけです。
それは否定しませんが、結局稼げなければ続けることができません。
私がコーチングを長く続けているのも、コーチングが本業でやっているからです。
稼げなければ本業でやることはできません。そうすると、会社勤めなどをしてやることになりますが、本業のサラリーマンが忙しければコーチングは続かなくなります。
コーチでも、稼げればコーチ専業になりたいという人は、たくさんいると思います。なので稼ぎ続けるという事はすごく大事なことなのです。
稼げなくていいとか、頑張ったからいいと言っているのは甘い考えです。
なのでコーチングを売れる力を身に付けて欲しいと思います。あなたのコーチングが売れるという事は、つまりクライアントさんと契約するということです。
ビジネスを続けて稼ぎ続けられれば、より多くのクライアントさんを助けることができます。そうすれば社会にももっと貢献することができるわけです。
せっかくコーチングの勉強をしたり、資格を取ったりしたなら、プロのコーチになりたいと思いませんか?
プロのコーチというのはコーチングだけで生活ができている人のことを言います。なので最低でも生活費以上を稼ぐということです。
コーチングは人の人生を良くしたり、目標を達成してもらったりすることができるものです。なのでしっかりとビジネスとしてプロでできる人が増えれば良いことです。
しかしコーチはビジネスが苦手な人が多いので、うまくその価値が人に伝わっていません。だからこそしっかりとビジネスの正しいやり方を身に付けなければいけません。
あなたが稼げるようになれば、その分悩みを解決したり希望を叶えることができる人が増えるということです。
そのためには売れる商品を作って、稼ぐ力を身に付けてください。
今回は高額の資格を持っていても稼げないというお話をしました。
コーチングビジネスをしている人でも、売れてないとしたらそれは立派な資格がないからではありません。
売れないのは、お客様のニーズとずれているからです。なのでお客様のニーズに合った売れる商品を作らなければいけません。
もちろん資格を取るのは個人の自由なので、どちらでもいいですが、稼ぐために資格を取るのだとしたら勘違いしています。
スキルが高まったら売れるという事はありません。稼げるコーチになりたければ、資格の勉強ではなく、本気でビジネスをやることをに集中してください。
稼ぐ力を身につけられれば、クライアントを助けて、あなた自身も豊かになることができますよ。