ビジネスマインド

過去の延長では変われない

過去の延長では変われない

今回は、過去の延長では変われない、というお話をします。

稼げるようになりたいとか、成功したいという人はたくさんいるのですが、過去の延長をやめてまで稼ぎたい人はあまりいません。

ほとんどの人が、コンフォートゾーンを変えずに、自分が今までやってきたやり方や、自分の感覚で成功しようと思っています。

しかし、それで稼げてないとしたら、過去を延長していっても稼げるようにはならないということです。

よく年をとった人が、過去の成功したやり方を繰り返そうとしますよね。時代が変わっているにもかかわらず、昔のやり方を変えなければ、老害と言われたりします。

前も、パソコンを使わないハンコ屋さんがIT担当大臣になって、はんことITの共存みたいなことを言っていたことがあります。若い人から見たら、わけがわかりません。

昔は良かった、といって、昔にしがみついている人を見たら、成長が止まった人、と思う人も多いでしょう。

しかし、他人のことを見てそう思ったとしても、自分も過去と同じことをしていたら、成長が止まったということです。

稼げるようになるには、これまでやってきたやり方や感覚を変える必要があります。

稼げない感覚では成功しない

稼げないコーチが多いのは、稼げないのに自分の感覚でやろうとするからです。

1年も2年も稼げていないのに、同じようなやり方をしてしまいます。もしやり方が正しければ、コーチングビジネスでは1年もあればお金の流れは来るはずです。

しかしそうなっていないとしたら、今までのやり方では成功できないということです。

その時に、自分のコンフォートゾーンを変えることができるかが大切です。今やっていることは、成功につながっていないことを受け入れて、それらを変えなければなりません。

人は、何十年と生きてきたという経験があります。生きてきたということでもすごいわけですが、それゆえに過去のパターンに当てはめて考えようとしてしまうのです。

というのは、生きてきたということは、うまくいってきたということだからです。

子供は経験がほとんどないので、新しいことを受け入れていくのですが、年をとると過去のパターンで処理できるようになっていきます。

もちろん人によるわけですが、そういう傾向はあるわけです。そのため、ハンコIT大臣みたいな人が現れてしまいます。

「俺はパソコンなんか使わないで成功してきたから、IT大臣も紙とハンコだけでやるぞ」と思っているかもしれません。

しかしハンコIT大臣を笑えるかどうかです。

自分が過去のコンフォートゾーンに止まったまま成功しようとするなら、それはハンコIT大臣と変わりません。

稼ぎたいと思っているのに、自分のやり方でやるとか、自分の感覚でやっていたら、成功することはできません。なので、正しいマインドや正しいやり方でビジネスをしなければいけません。

労働者思考なら、一生懸命時給で働いて、スキルの勉強をしていればお給料がもらえます。その延長で考えていては稼げるようにはなりません。

コーチでも5千円とか1万円でセッションをしている人は、労働者の延長なので、いつまでたっても成功できません。

なので成功パターンを変えることです。

そのためには、「お客様のニーズに応える」というマインドが必要です。

労働者思考では、自分が働くことが価値になると思ってしまいます。だから、スキルアップをしようとか、時間給で稼ごうという考えになるわけです。

しかし、ビジネスは「お客様のニーズ」に対してお金をいただくものです。

そのため自分が何時間働いた、とかはあまり関係がありません。いくら働いても、5千円で売れば5千円しかもらえません。

同じコーチングメニューであっても10倍価格の差があってもおかしくないわけです。

プロのコーチになるならセッションの単価は5万円以上は必要です。なのであなたのコーチングを1回5万円以上で買いたいという人に商品を買ってもらうことです。

コンフォートゾーンを変える

コンフォートゾーンは、自分が居心地が良いと思う領域のことです。

例えばテストでいつも50点の人は、50点くらいがコンフォートゾーンになっています。その人が0点を取ったらコンフォートゾーンから外れてしまいます。

外れると、脳は慌てて元の状態戻そうとするのです。この働きをホメオスタシスと言います。

これは、「良い方向」に対しても働きます。意識では良いと思っても、無意識は「居心地が悪い」と思うのです。そのため、100点を取っても、不安になって点数を引き下げようとします。

ほとんどの人が、お金が入ってきたら良いなとか、稼げたら良いな、と思っていますが、実際に入ってくるとなると危険を感じて不安になります。

それはコンフォートゾーンからはずれてしまうからです。

宝くじで1等が当たった人が、破産するという話がありますよね。それもコンフォートゾーンからはずれてしまったからです。

外れが大きいほど、ホメオスタシスの反動も大きくなるので、一気に破産してしまいます。

貧乏人ならそれを見て「やっぱりお金はない方が良いね」と安心するわけです。これもホメオスタシスの働きです。

稼げないコンフォートゾーンにいながら成功できないのは、ホメオスタシスが働いているからです。

100万円でコーチング商品を売りましょうね、と言われたら、多くの人は、「できない」と思うでしょう。そして悪いことをしている気分になり、

「自分にそんな価値はない」
「そんな値段で売って大丈夫なのか?」

と不安になります。

不安を感じるとコンフォートゾーンに戻って安心したくなるので、「できない理由」が出てきます。

そうやってホメオスタシスは、稼げないコンフォートゾーンを守っているということです。安心してできることは、稼げない行動なので、過去の延長が続きます。

ではどうしたら稼げるようになるか、というと、稼げるコンフォートゾーンに変えればいいのです。

そのために、まず「稼ぐと決める」ことです。

たいていの人は、稼ぐと決めていません。居心地のいい範囲で、お金が入って来ればいいな、と考えています。

私自身も、もともと会社に勤めていて、ビジネスで稼ぐと決めてない時もありました。その時には、いろんなビジネスをやろうとしても、すぐやめたり、給料以外にお金は入ってこなかったのです。

しかし、コーチで独立すると決めてからはすぐにお金が入ってくるようになりました。

会社員で給料をもらうという選択がなくなり、コーチで稼ぐというコンフォートゾーンに移ったからです。

会社員のときは、給料プラスで稼げたらいいという考えでしたが、ビジネスだけで給料以上稼ぐという基準に変わったのです。

稼げてない人は、100万円稼げたらすごい、と思うかもしれませんが、本業になれば100万円稼げても生活はできません。

このように、稼ぐと決めてコンフォートゾーンを変えてください。

稼ぐと決めていないうちは、ビジネスのスタートに立っていないということです。だからブログやSNSをやっても、スキルを勉強しても稼げないということです。

コンフォートゾーンを変えるということは、新しい自分になるということです。今までの延長で考えずに、まずコンフォートゾーンを変えてくださいね。

今回は過去の延長では変われないというお話をしました。

稼げていないのに、コンフォートゾーンを変えなければ、成功はしません。過去から現在の延長線上に、稼げる未来はありません。

それなのに自分のやり方や感覚でビジネスをしようとする人が多いです。それも、まだ稼ぐと決められていないからです。

稼ぎたいとか、成功したいと言いながらも、稼げない状態が居心地がいいということです。

稼げるようになりたいなら、マインドを変えてください。そうすればコンフォートゾーンが変わり、お金の流れがやってきますよ。

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