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良い商品じゃなくても売っていい

良い商品じゃなくても売っていい

今回は、良い商品じゃなくても売っていい、というお話しをします。

商品が売れないと、内容を充実させようとか、もっと良い商品を作ろう、と考えてしまう人がいます。

多くのコーチは、商品内容が良くないと売ってはいけない、と考えています。そして、その方が売れるとか、お客様にとってプラスだと思っているのです。

しかし、内容が良くない商品や内容が薄っぺらい商品を売って稼いでも良いのです。それに対して罪悪感を感じていると、なかなか稼げるようにはなりません。

商品が良いことと、売れることは別問題です。そのことを理解して、罪悪感を捨てなければいけません。

良い商品と売れる商品

コーチの多くは、商品内容を良くすると売れる、と考えています。

だからコーチングのスキルが高くないといけないと思ったり、充実した内容のメニューにしようと考えるわけです。しかし、お客様の立場に立てば、内容が充実しているからといって、買いたいとは限りません。

例えば、動画講座が1時間×500本ついてきます、というメニューは充実しているようですが、500本も全部見る人はいないでしょう。

むしろ、500本見ないと成功しないのか、と思って引いてしまうかもしれません。

また、コーチングの資格や、コーチング以外の資格をたくさん持って、なんでもできますよ、という商品を売ろうとしても、お客様はそこまで求めていないのです。

なぜなら、お客様は、自分の悩みを解決したり、願望を叶えることをしたいからです。なのでそれができるなら、商品内容が薄っぺらくてもいいのです。

要はお客様の望みが叶うと思ってもらえれば、売れるので、商品内容は大した問題ではありません。

それがわからないコーチは、もっと商品を充実させようとか、スキルアップしようとか、いろんな分野の資格を取ろう、と思ってしまいます。

それは、コーチの側の視点で見ているだけの話です。

良い商品というのは、コーチの価値観で良いと思っているだけです。

まだまだ稼げるレベルではありませんとか、商品が良くないというのはコーチが勝手に判断していることで、お客様の意見ではありません。

勝手に、完璧じゃないといけないとか、100万円もらうにはこんな商品じゃないといけない、と思い込んでいるだけの話です。

そうした価値観が売れない原因だと気づかなければいけません。

稼げないのは、価値観が間違っているからです。なので、自分の外の価値観を知らなければいけません。稼げる価値観になれば、あなたのビジネスは成功します。

内容が薄っぺらいとか、内容がない、というのもコーチの側の判断でしかありません。

お客様は、自分の希望を叶えたいので、それが叶うなら、お客様から見て良い商品です。そしてそれが売れる商品になります。

私は売れる商品が大事だとよく言っていますが、要は売れるなら内容はなんでもいいということです。お客様の望みが叶うなら、それでビジネスが成立します。

大事なのは、相手が欲しいかどうかです。

相手が欲しくない商品は、いくらコーチが良いと思っていても、相手からしたらゴミと一緒なわけです。そして誰も欲しがらない商品はゴミ商品です。

そういうアート活動がしたいなら別ですが、ビジネスをするなら、売れる商品がなければ意味がありません。

お客様に聞けばわかる

あなたは100万円の商品を売ることができますか?

稼げないコーチの多くは、100万円の商品となると、すごい内容のものだろう、と考えると思います。10万円の商品しかない人なら10倍すごいことをしないといけない、と思うわけです。

だから100万円の商品を売るには、すごい内容とか、すごい勉強が必要だとか、実績や地位がないといけない、と考えるでしょう。

そうした考えも、全て自分が勝手に作った価値観です。自分の物差しを延長しているからそう思うわけです。

しかし、自分がしょぼい商品だと思ってもお客様が100万円出しても買いたいと思うなら、それが100万円の商品になります。

なのでお客様にまずは聞いてみることです。それが「100万円ください」と言えるかどうかです。

100万円ください、と言ってみないことには、お客様がどう思っているかはわかりません。ただそこに罪悪感を感じるから、最初から聞かない人が多いわけです。

商品が良いかどうかも、お客様に聞いてみればわかります。お客様がお金を出しても買いたいなら、それは売れる商品です。

では売れなかったらどうしたらいいでしょうか。

売れなかったら、それは売れる商品にはなっていないわけです。なので「どうしたら買ってもらえますか?」と聞けばいいのです。

そうすれば、商品のどこが足りなくて、何を直せばいいのかがわかります。

結果が出せるか不安だったら、保証を付けたり、セッション回数などを調整すれば買ってもらえるかもしれません。そうやって売れる商品にしていけばいいのです。

100万円で買ってください、と言ってダメなら、ではいくらなら出せますか?と聞いてください。値段の問題だけなら、値段を下げれば売れるでしょう。

それは交渉すればいいわけです。

お客様の希望が30万円なら、頑張って50万円出してもらえませんか?と話せば50万円で売れるかもしれません。

このように自分で考えないで、お客様に聞くことです。そうやって商品を売れる商品にしていけば、最短で稼げるようになります。

スキル不足とか、商品が良くないと思っているコーチは多いですが、自分の価値観で考えずにお客様にまず聞くことが大切です。

今回は、良い商品じゃなくても売っていい、というお話をしました。

良い商品とか悪い商品と考えるのは、コーチの側の価値観です。自分で勝手に良い商品を作ったとしても、お客様が欲しい商品でなければ売れることはありません。

自分がどう思おうが、お客さまが欲しいと思ってお金を出したいなら、内容は関係ありません。ようはお客様の希望が叶えばいいからです。

お客様の希望が何なのかを聞いてみれば、売れる商品を作ることができます。

稼げないコーチの多くは、お客様に聞かないから、いつまでも売れないのです。

良い商品じゃなければ売ってはいけない、という考えをやめて、稼げる価値観を身につけてくださいね。

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