スキル難民はもうやめませんか
今回はスキル難民はもうやめませんかという話をします。
稼げてないコーチは、スキルがあったら稼げるようになると考えています。そのため集客やセールスのスキルを学んだり、ノウハウを集めたりするのです。
つまりビジネスを成功させるのはスキルで、自分が稼げてないのはスキルのせいだと思っているということです。それでスキルやノウハウを学び続けるんですが、その結果ノウハウコレクターがたくさん出来上がります。
もし問題が本当にスキルにあるなら、スキルを学べばどんどん稼げるようになるはずです。しかしあなたはスキルを学んで稼げるようになったでしょうか。
コーチが稼げない本当の原因はスキルにあるわけではありません。
ダイエットでも次々にいろんなスキルが出てきますよね。
バナナダイエットとか、肉ダイエットとか、ヨーグルトダイエットとか、なんとかエクササイズとか、ノウハウやスキルがたくさんあります。
しかしダイエットに成功する人はほとんどいないので、スキルを作って売る人だけが儲かっている状態です。本当は痩せる結果が欲しいのに、スキルやノウハウ=痩せると勘違いしているから、悩んでいる人が多いのです。
ビジネスやコーチングも同じで、スキルやノウハウが欲しい人に、スキルやノウハウを売るというビジネスが多くあります。
労働者はスキルを買うと稼げると勘違いしていますが、スキルを売っている人は、スキルを売っているだけなので、稼げるニーズまでは売っていません。
コーチングやNLPのように、どんどん上級講座や資格を作ったり、協会ビジネスにして手数料や更新料などをもらいたいので、スキルが足りないと思ってどんどん学んでもらった方が良いわけです。
集客法もアメブロ集客とか、Facebook集客とかインスタ集客とか、次々に新しいノウハウやツールが現れてきます。売る側も、ほとんどの人が稼げないのは知っているのですが、情弱やノウハウコレクターの数が多いので、稼げないでスキルを買い続けてくれる方が都合が良いのです。お
こんなスキル難民を続けていても、お金を払うばかりで、お金が入ってくるようにはなりません。
スキルでは稼げない理由
なぜスキルを集めても稼げるようにならないのかというと、本当に稼ごうという気持ちがないからです。
例えば、1週間以内に、1000万円の手術を受けないと死ぬと言われたら、ビジネスをもっと真剣にやろうという気持ちになると思います。
こんなふうにどうしても必要だったり、稼げないと困るんだったら、稼げるようになれます。稼げなくても給料があるからいいやとか、コーチングができればいいという位なので稼げないのです。
本当に切羽詰まっていたら、手当たり次第にカフェで隣に座った人とか、電車に座っている人に声をかけて売っていけばいいわけです。
しかし稼げないコーチの多くが、本当に稼ぐ覚悟がなく、自分の都合よく稼ぎたいと考えています。
だから楽してスキルを使って、お金も払わないで、成功だけ手に入れたいと考えているわけです。そんな方法はありませんし、それができるならみんなが殺到してすぐに稼げなくなります。
ネットの集客は楽に稼げるイメージがあるかもしれませんが、参入している人がとても多いので、楽に稼げるものではありません。むしろ直接リアルで声をかけて行った方が競合も少ないので、稼ぎやすい位です。
実際私の仲間でもネットを使わずに稼いでいます。しかしそこまでして稼ぎたいという人は多分ほとんどいないでしょう。
ネットが楽そうだとか、スキルがあれば簡単に稼げそうだと思っているだけだからです。そんな人は山ほどいます。
このように稼げなくても大して困らないというマインドだから稼げていない、ということに気づくことが大切です。
もう借金で切羽詰まってこれしかないというような人は、稼げるようになりやすいです。また、どうしても欲しいものがあったり理想の未来にワクワクして本当に達成したいと思ってる人は稼げるようになります。
そうした人は稼げないと困るので、スキルとかノウハウに関係なく成功するわけです。
もちろんわざわざ意味もなく借金する必要はありません。借金があっても貧乏フリーターを続けている人はたくさんいます。
本当に大事なのは、コーチングビジネスで稼ぐと本気で思っているかどうかです。
稼げないビジネスになっていませんか?
次にそもそも稼げるビジネスになっているかどうかです。
稼げないコーチの多くが、5千円とか3千円といった低い価格のセッションを売っています。しかしこれでは、ビジネスを始める前に稼げないことがわかります。
5千円のセッションだとしたら、生活費として30万円稼ぐのに、60回のセッションが必要です。それを毎月集客し続けることが必要になります。
これだけの数の集客はコーチングビジネスではとても難しいことなので、稼げてないコーチが集客するのはまず無理です。ビジネスが最初から稼げないつくりになっているから、どんなに頑張っても稼げないわけです。
お金をかけないで一生懸命集客しようとしている人なら、5千円とか1万円のセッションを売るのも大変だと思います。なので、単価を高くしてビジネスモデルを変えないければいけません。
コーチングで稼ぎたいなら最低でも1回5万円の単価は必要です。5万円のセッションを、6回セットで30万円というふうに、高額商品にして売って行く必要があります。
これ以上価格が低くなると、生活費も稼げないので、ビジネスとして成り立たなくなります。
稼げてないコーチは、ビジネスでお金を稼ぐのではなく、どこかからお金を持って来なくてはならなくなるのです。たいていは労働や借金でまかなっているわけです。
しかしビジネスは売ったお金で回していかなければ成り立ちません。もちろん自分の生活費も含めてです。そのためにはしっかり稼げるプランを立てて、生活費上を稼ぐビジネスモデルを構築することが必要です。
多くのコーチがお金をもらうことに対するブロックを持っているので、そんな高額な商品が売れないと考えています。
これが都合がいいところで成功したいということです。しかし稼げるようになるにはコンフォートゾーンの外に出なければいけません。
現状から考えて、たまたまお客さんが来てくれたらいいな、とやっているうちは成功はしません。ゴールから考えて、自分のコンフォートゾーンを変えることが必要です。
スキルを学ぶことより、このようにマインドを変えることが大切です。
今回は、スキル難民はもうやめませんか、というお話をしました。
スキルを学んでいたら稼げる、というのは、コンフォートゾーンの中で、都合よく考えているだけです。だから、スキルの学びがやめられず、スキル難民やノウハウコレクターになるコーチが多いのです。
そうしたことはやめて、コンフォートゾーンを変えることが大切です。
今日のお話を理解して、あなたも稼げるコーチになってほしいと思います。