法則から外れると稼げない
今回は法則から外れると稼げないという話をします。
ビジネスで稼ぐためには法則があります。この法則から外れてしまうと、どんなに頑張っても稼げなくなってしまいます。
りんごが何度やっても上から下に落ちるように、売れる法則も変わりません。なのでどうやったら売れるのかという法則をしっかりと理解することが大切です。
稼げてないという事は、売れる法則からずれているということです。この時にずれたままのやり方で続けてしまう人が多いですが、売れるように修正しなければいけません。
自分が好きなようにやったら法則通りになるわけではありません。今売れている人でも、大企業であっても、売れる法則からずれると当然売れません。
今回はそうした売れる法則についてお話しします。
一番重要なのはお客様のニーズ
売れる法則で一番大事なのは、お客さんの欲しいものを提供するということです。
例えば砂漠で喉が乾いている人に水を提供すれば、お金を払ってでも欲しいと思うでしょう。こんなふうにお客様のニーズに合った商品を提供することが大切です。
喉が渇いて死にそうな人に、乾いたビスケットを売ろうとしても多分売れないでしょう。ビスケットがいくら良い商品だと言ったところで、余計喉が乾いてしまうので、買う人がいないわけです。
お客様の欲しい商品を提供するという事は、とても単純なことですが、それができていない人は稼げません。
稼げないコーチの多くは、自分ができることを売ろうとします。コーチングができますとか、こんな資格がありますということを売りにするわけです。
しかしそれは自分ができることであって、お客様が欲しいものではありません。
コーチングの良さをいくら説得したところで、お金を出して買いたいという人はいないのです。だからコーチング資格を持っているコーチが売れていないという現実があります。
もしコーチングができるとか、資格があるというだけで売れるなら、稼げないコーチはほとんどいないはずです。
実際には5千円とか1万円の商品すら、なかなか売れないコーチの人が多いわけです。それはビジネスの原理から外れてしまっているからです。
しかし多くのコーチが売れない時に、コーチングの商品をもっとよくしようとか、新しい資格を取ろうという方向に行きます。これは砂漠で喉が渇いた人に、もっとカリッとしたビスケットを売ろうとしてるようなものです。
いらない商品をいくら良い商品にしても、必要とされません。売れるためには、お客様が欲しい商品を作らなければならないのです。
お客様は何が欲しいかというと、自分の悩みが解決したり、理想の未来が叶う商品が欲しいのです。それが別にコーチングである必然性はありません。
コーティングビジネスも、根本的には、お客様の理想の未来をコーチングを使ってサポートするというものです。このように大事なのはお客様のニーズであるわけです。
だからコーチングが下手でも、高級なスキルがなくても、ニーズが解決できるなら、稼げるようになります。
逆にいくら高級資格をとっても取っても、NLPの先生になっても、スキルが上手だと言われても、ニーズが解決できない人は稼げないコーチになるわけです。
具体的にどうしたら売れるのか
ではどうしたらお客様の欲しい商品を提供できるでしょうか。そのためには、お客様のニーズを聞くことと、買わない理由をなくすことが大切です。
体験セッションにお客様が来たときに、
「これからコーチングをやります」
コーチングが終わったら、
「これがコーチングです」
「こんなことをやります」
「コーチングを買いますか?」
と言われても、まず売れません。
なぜならお客様は、コーチングを買いに来てるわけでは無いからです。
コーチングを試しに受けてみたいという人もいますが、そんな人が何十万円というお金を出す事はありません。
ニーズがなければたとえ5千円でも、2千円でも売れないわけです。
だから稼げないコーチのセッション価格は、どんどん下がっていきます。セッションが売れないと、今度はオンラインサロンをやるとか、安いセミナーをやるというふうに、安くしてなんとか売ろうとするわけです。
それではビジネスはじり貧になるだけで意味がありません。
なのでまずお客様のニーズをしっかりと聞くことが大切です。
解決したい問題が何か、どんな理想の未来があるのか、といったことをしっかりと聞きます。後はそれがお金を払ってでも解決したいニーズかどうかです。
お金を払ってでも解決したい事なら、それが叶う商品を提供すれば、ビジネスになるわけです。
なので私のセッションでも、私の商品説明は最後までしません。それでも売れるのは、商品説明をする前に、やるかやらないかは先に決まっているからです。
それぐらいお客様のニーズが大事です。
次に、買わない理由をなくしていくことです。
あなたも何かものを買うとき、少しデザインが違うとか、ちょっとスペックが違うというだけで買わなかったりしませんか?
コーチングの商品でも、少しメニューが違うだけで買わないということも起こります。
例えばセッション回数が6回のメニューを売ろうとしても売れないかもしれません。その時には、なぜ買わないのか理由を聞いてみましょう。
そうしたら、「コーチングを受けたいけど6回では結果が出るか不安」という事かもしれません。その場合は、「では12回ではどうですか」と提案してあげれば、安心してコーチングを受けられるかもしれません。
ビジネスのコーチングなら、やりたいけど、パソコンが苦手で不安という人もいると思います。その場合はパソコンをマンツーマンで教えてあげますよ、というだけで安心して契約をしてくれるわけです。
ほんの少しサポート内容を変えるだけで売れることもあるので、ニーズに合わせて変えてあげたほうがいいですよね。その方がお客様のためにも良いわけです。
お金が買わない理由であっても、本当にお金が理由なのかは聞いてみないとわかりません。なのでお金以外の買わない理由がなくなるようにしてあげることが大切です。
お金が買わない理由なら、ではいくらだったら出せますかと聞いて、割引をしてあげても良いでしょう。
その際に、「今回は特別に割引するので、コーチングがよかったら次回継続してもらえませんか」というふうに条件をつければ、次回の契約もできるわけです。
もちろん継続してもらうためには結果が出ないといけませんが、コーチングの経験ができて、お金も入ってくるので、こんなところから売り始めてもいいと思います。
このように、まずはお客様のニーズが何なのか把握して、それを達成するための商品を売ること、そして売れなかった場合、買わない理由を聞いてそれを一つ一つ直していくことで、商品が売れるようになります。
今回は法則から外れると稼げないという話をしました。
ビジネスの法則をしっかりと理解して、それに合わせたコーチングビジネスをすることが大切です。
売れてないとしたら、その法則から外れているということです。外れている場合は、そこでがんばっても無駄な努力になってしまいます。
なので法則通りにビジネスを修正してくださいね。それができるようになれば、あなたもコーチングビジネスで稼げるようになりますよ。