先日、自分が7年前に書いたブログの記事を久しぶりに読みました。7年前なので、まだコーチングを初めて間もない頃です。
どんなこと書いてるのかと、恐る恐る読んでみたのですが、「あれ、めっちゃ良いこと書いてる」と思いました。今の自分から見たらおかしなこと書いているかも、と思っていたのですが、自分で「すごいな〜」と関心しました。
もちろん、拙い部分もあったり、今だったら書かないことも書いてあったのですが、今と全く同じことを言っている部分もあったのです。
自分としては、いろんな経験や学びがあって、今の考えになったと思っていたので、7年前に全く同じことを書いているとは思いませんでした。
そこで思ったのが、どんなことでも、経験がないからとか、自分はまだまだ、と思わなくても良いと言うことです。
コーチの方でも、それ以外のことでも、自分が今やっていることを認められなかったり、欠点があったり、足りないと思っている人は多くいます。
しかし、そんなことを思わずに自分から発信したり、やってみたりしても良いのです。
今この瞬間には、今の自分しか出せないものがあります。もちろん時間が経てば経験やスキルは高まるかもしれませんが、だからと言って、今の自分が足りないとか、欠けているわけではありません。
今は今で、人生の中でベストな状態にいます。
そして、今のベストは、未来においても唯一のものです。
そんなふうに考えてください。
私も7年前の記事を見て、この時には、この時にしか言えなかったことや、出せなかった雰囲気があったなと感じました。今見ても、すごいと思うことを昔の自分がしていました。
これは私が音楽を聴くときによく思うことですが、例えば昔の歌って、ポケベルとか出てきますよね。20年以上前だったらポケベルを使っていたからです。ちなみに私はポケベルを使ったことがありません。
ポケベルは今のスマホから見たら、おもちゃみたいなものです。今は誰も使ってないし、今持ってたら「古〜い!」と笑われるかもしれません。
でも、ポケベルは当時最新だったし、ポケベルが出てくる歌は、その時代にしかわからない輝きがあります。その感覚はその瞬間しかないし、時代が変わると、感じ方も変わってくるわけです。
同じように、今もまさに、この瞬間にしかない輝きがあります。もちろん、悩んだり、どん底だったりする人もいると思いますが、それすらも、輝きの1つです。
今という時代の音楽は、今という時の光も影も、全てを含んでいます。それは今しか出せないのです。あなたが世に出そうと思うものも、きっとそうした尊いものだと思います。
今私が書いている文章も、たぶん、7年くらいして忘れた頃に、こんなすごいこと書いてたんだ、と自分で感心するでしょう笑。あなたが今一生懸命やったことも、未来のあなたはすごいと思うでしょう。
それが拙かったり、不完全だったとしても良いのです。
拙いゆえに輝くものがあり、不完全だからこその完全さがある。
私はそんなふうに思います。