IQをアップしたい、圧倒的な知識量を手に入れたい、そうは思っても本を読んだり勉強したりするのは、なんだかおっくう。勉強しているつもりだけどなかなか能力が上がっていかない。こんな風に思ったことってありませんか?今回は、勉強が劇的にできるようになるマインドの使い方をお教えします。
なぜ勉強が進まなかったり、能力が上がっていかないのでしょうか?それは、あなたにそこまでする必要性がないからです。別に今のままの状態でいいなら、学生なら試験に合格したり単位を取れるだけの勉強をすればいいし、社会人なら仕事に必要な知識を得れば十分です。今ある必要性さえ満たしてしまえばいいので、勉強する気が起こらないのは当たり前なのです。
「今のままでいいなんて思ってないよ。だから勉強したいって思ってるんだ」そうですよね。でも、無意識は今のままがいいと思っているから、進んで勉強する気にならないのです。
では必要性を作るにはどうしたらいいのでしょうか?それには、ゴール設定をすればいいのです。
「ゴールは設定している。でもなかなかできないから困ってるんだよ。」 そう、ゴールは設定しているかもしれませんが、本当にゴールがちゃんと設定されているでしょうか?現状を変える必要のないゴールを設定しても、何の変化もおこりません。現状を大きく変えなければいけないような、現状の外側のゴールがあなたに変化を起こすのです。
たとえば、大学生が「博士号を取る」というゴールを設定したとします。このゴールは現状である可能性が高いです。
まず、大学生が博士号を取るなんて当たり前のことで、順調に階段を上れば取れます。これでは現状を変える必要がありません。きっと、試験前や、いよいよ進学という切羽つまった段階にならないと勉強しないでしょう(学生にはよくある話・・・・・・)。
また、漠然と「博士号を取る」と思っていても、「将来博士号を取る」「いつか博士号を取る」では、今勉強ができなくても「いつか取れる」ので、「今」勉強する必要性がないですよね(後でやればいーや・・・・・・)。無意識はそのことをわかっているので、何も変化が起きないわけです。
現状でもよくなってしまうようなゴールではなくて、もっと現状をこなごなにするようなゴール設定が必要です。ためしにやってみましょう。博士号を取りたいと思ったとしたら、もっと先のゴールを考えてください。たとえば、「5年後、画期的な新エネルギーを開発し、世界のエネルギー問題を解決する」というゴールを設定します。
そのうえで、逆算して今どうなっているべきかを考えてください。「5年でエネルギー問題を解決するとしたら、今研究機関でバリバリ研究していないとおかしい」「ということは、今博士号を持っているはずだ」と考えるのです。そうすると、「大学生でなんとなく単位を取っている今の自分はおかしい」ですよね。
今の自分ではおかしい、というところまで考えて初めて変化を起こすことができます。今の自分がどうあるべきかに、リアリティを持ってください。今博士号を持っている自分を詳細にイメージします。たとえばどれだけの知識量や学力が必要なのかを詳細に考えてください。もちろん一瞬ではできませんから、「2年後に博士号を取る」というように、今あるべき姿を、短期間で実現するようにします。
「そんな不可能なゴールを設定しても意味ないよ。」いえ、不可能だからいいのです。できそうなゴールを立てても、現状ですからたいした変化は望めません。不可能なゴールに本気で取り組めば、見えていなかったことが見えて可能になります。たとえば海外では自分と同じ年齢で博士号を持っている人がいることに気が付くかもしれません。どんどんスコトーマが外れて現状が変わっていくでしょう。
ぜひ一度自分のゴール設定や目標設定を見直してみてください。とくに「ゴールから逆算して今自分があるべき姿を設定し、そこにリアリティを持っているのか」がとても大事です。今回の話は、勉強に限らず、どんなことでも使えますので、実践してみてください。
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