勉強が苦手、時間がないという方も、抽象度を使えば超効率的に知識を習得することができます。今回は抽象度を使った勉強法をお教えしましょう!
抽象度を使うと飛躍的に勉強が楽になる
抽象度を使った勉強法は、抽象度の「高いほど情報量が少なくなる」「高いほど潜在的な情報量が多くなる」という性質を使ったものです。例えば同じ分量の本でも、潜在的に含まれる情報の量は抽象度が一つ高いだけ爆発的に多くなります。
つまり抽象度を意識して勉強をするだけで、圧倒的に効率よく勉強をすることができるのです。それでははじめましょう♪
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抽象度を使った超効率的な勉強法
・まず自分の勉強したいことを決める
・勉強したいことの抽象度を上げる
・抽象度の高いことから、低いことへ勉強していく
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法律に関して勉強しようと思ったらどこから勉強しますか?多くの人は、テレビでやっているような「こういうときは慰謝料をもらえるのか」とか「何をすると捕まるのか」といった「個別のケース」を勉強しがちです。
そうすると、法律の全体を理解するためには、膨大な量の個別ケースを知らなければなりません。当然勉強するための時間が多くかかります。しかも、「個別のことは良く知っているけど、知識がバラバラになっていてつながりを理解していない」事例マニアになってしまいます。
それに対し、抽象度が高いところ、たとえば「法律とはなにか」「法学」から勉強すると、遥かに少ない量と時間で法律全体のことがカバーできるのです。
まず法律全体に共通する抽象度の高い部分を理解しておけば、あとは抽象度を下げる、つまり情報を付け足していくだけです。たとえば「法律・民法」「法律・刑法」という風に抽象度を下げていきます。
また抽象度が高いところから勉強すると無駄がなくなります。たとえば昆虫について勉強する場合を考えてみましょう。
昆虫について勉強するには、「昆虫とは何か?」から勉強する必要があります。でないと、昆虫のことを勉強するつもりで、クモのことを勉強してしまうかもしれません。(クモは昆虫ではないですよ^^)
昆虫とは何かがわかっていれば、昆虫のことだけ勉強することができます。無駄がないですよね。
このように勉強の効率が格段に上がるので、まずは、抽象度の高いところから手を付けるようにしましょう。イメージとしては外枠を作る感じですね☆
本を読む時は抽象度の高いところから
本を読むときどのように読んでいますか?本を効率的に読むためには、まず「この本全体で言いたいことはなにか?」を把握します。つまり抽象度の高いところから理解するのです。
本の主題がわかれば、あとは言いたいことを証明するための具体例とか、説明にページを使っているだけですので、圧倒的に楽に情報を得ることができます。
「この本は何が言いたいんだろう?」と謎解きのように読むのも面白いですが、先に答えを知ったほうが情報を得るには早いですよね。
ちょっとやってみましょう。
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抽象度を使って本を効率的に読む方法
・まずタイトルから結論を予想する
・目次を読む
・結論を読む
・各章の冒頭と結論を読む
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まずは、結論つまり一番言いたいことが何なのかを探すことを最優先にします。そのために、タイトルから大体の予想をつけて、目次を読み、結論を絞っていきます。
たいてい結論は本の最初と最後に書いてあります。予想がはずれても気にしないでください。この時点でだいたい結論がわかるでしょう。
次に、各章の結論を見ていきます。各章の結論も最初と最後に書いてあります。
このようにしていけば、抽象度の高い部分をすぐに理解できます。本は、同じことを手を変え品を変えて繰り返しているだけなので、抽象度の高い部分さえ理解できればあとの部分は遥かに早く理解することができるようになります。
そして、本の全体像だけ把握するだけなら時間がかからないので、次々にたくさんの本を読むことができます。そうやっていくと、知識の大きなフレームを作ることができます。
僕は本を読むのがとっても苦手でしたが、抽象度を意識して読むことで本を読むのが一気に上達しました^^抽象度の高い知識を理解することを意識して行っていけば、少ない労力で爆発的に知識量が増えていきますよ♪ぜひお試しくださいね。
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