お金をたくさん稼げるようになるためには、どうしたらいいでしょうか?
成功哲学本や、投資の本、ビジネス書などが書店にところ狭しと並び、今やみんながお金を稼ぎたいと考えているように思えます。しかし、お金をたくさん稼げる人はおろか、いくら勉強をしてもビジネスをはじめることすらできない人、はじめても収入を得られない人が多いようです。私は以前金融の仕事をしていましたが、いざ起業してもすぐに倒産してしまうという方をたくさん見てきました。
一方で、有名人でなくても、いくつもの優良企業を経営している人、不動産の転売で数億円の年収を得ている人、ほとんど仕事の振り分けだけで莫大な利益を得ている人など、お金をたくさん稼いでいる人も何人も見てきました。また普通のサラリーマンの何倍という単位の年収がある人は本当にたくさんいます。お金を稼ぐことは特別なことではないのです。
お金を稼げていない人の特徴は、ビジネス書を読んでいないことでも、マーケティングを知らないことでもありません。お金を稼いでいる自分に臨場感を持てないことです。自分がお金を稼いでいることに臨場感を持てないがために、起業できなかったり、収入を得る方法が見えなかったりします。お金を稼げる人とお金を稼げない人の違いは、たったこれだけのことなのです。
お金を稼ぐことが当たりまえになれば、必要な情報は自然と手に入ります。たとえば町の八百屋さんや魚屋さんは長く商売を続けていますが、彼らは何か難しいことやビジネス用語を知っているわけではありません。彼らはビジネスをすることが当たり前で、ビジネスを続けるのに必要な情報は自然と手に入れているのです。
情報があるとお金が稼げる、と思っていませんか?確かにそうです。情報があるとお金が稼げるようになります。でもあなたが得ている情報ではありません。もしあなたが得ている情報が有効なら、お金を稼ぐことが出来ているはずです。たくさん情報を得てもお金が稼げない原因は、あなたの脳のフィルターが、お金を稼ぐのに必要な情報を見えなくしているからです。
脳は自分にとって重要な情報しか認識しません。こうした情報のフィルターのような脳の仕組みをRASと言います。たとえばあなたが「年収300万」という自己イメージだったら、「年収300万」を維持するのに必要な情報しか脳は認識しません。あとの情報はシャットアウトしてしまいます。いくら目の前にビジネスチャンスが転がっていたとしても、決して見ることができません。
自己イメージを変えずにお金持ちになろうと思っても、必要な情報が見えないためにうまくいかないのです。ではどうしたらいいのか。自己イメージを変えればいいのです。自己イメージが変われば、脳が選ぶ情報も変わります。もちろんレベルの高いコーチングを受ければ自己イメージは変わるのですが、自力で自己イメージを変えることもできます。
ためしにやってみましょう。あなたがもし会社経営者や、年収10億円プレイヤーだったらという想定のもとで、いろんな情報に触れてみましょう。役者になったつもりですっかりお金持ちになりきってください。
お金持ちのあなたがフェイスブックのタイムラインを見てどう思うでしょうか?うんざりしてしまうかもしれません。また、テレビを見たら?あなたはどんなテレビ番組を作らせるかや、次に打つコマーシャルのことを考えるかもしれません。自己啓発書を見れば、本の売上や宣伝効果、自分の次に出す本のことが気になるかもしれません。
自己イメージを変えて情報を見ることで、今まで見えていなかったものが次々に見えてくることでしょう。必要なものと必要でないものがわかるようになるため、無駄な情報収集をせずに済むようになります。また世の中の人がいかに取るに足らないことにこだわっているかがわかるでしょう。
自己イメージを変えて見ることを習慣にしていけば、現状に違和感を感じてお金を稼げる自分になっていくことができます。
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