ビジネスマインド

言い訳を考えても儲からない

今回は、言い訳を考えても、全然儲かりませんよ、という話をします。ビジネスをやるのに、いろいろと言い訳をする人が多いです。

「お金がなくて」
「まだ準備ができていない」
「家族がいるから」

など、言い訳はたくさんあります。しかし、言い訳は、いくら考えても儲かるようにはなりません。

それは、「言い訳がどんなに妥当でも」です。

言い訳をする人は、妥当な言い訳をしたら変わらなくていいと思っています。そのため、変わらなくてもいいような言い訳を考えてくるのです。

自分自身にも他人に対しても、言い訳をして、逃げようとします。何から逃げているかというと、稼ぐことから逃げているのです。

言い訳は、しようがしまいが、どっちでもいいのです。うまい言い訳を考えなくても、変わらない方を選べばいいだけです。

ようは、稼ぐのか、稼がないのか、自分でどちらにするのか決めることが大切です。変わりたくないなら、変わりたくないで、会社の仕事を真面目にやればいいというだけです。

変わりたいなら、言い訳をしても稼げるようにはならないので、言い訳をしても無意味なのです。稼ぎたいのに、やらなくていい理由を考えるから、わけのわからないことになります。

そうした悩みを解消しようとして、いろんな知識を入れたり、スキルアップをしたりするのですが、結局稼ぐことから逃げているので、同じレベルでとどまっているのです。

このマインドを持っている限り、半年も1年も、同じポジションにい続けるでしょう。

ビジネスだと、なんとなくやった気になれることがたくさんあります。セミナーに行ったり、偉い人と写真を撮ったり、稼げない人同士でつるんだりすることで、進んでいる気にもなれます。

これが、受験勉強だったらどうでしょうか。大学の受かり方セミナーに入り浸って、有名講師と写真を撮って、勉強ができない仲間で、受験について語り合ます。

こんなことで、受かるはずがありませんね。はたから見ても、あいつ何やってるんだ、まだ浪人なのか、と思われるだけでしょう。

本当に受かる人は、戦略を立てて、黙って問題集を解いて、模試を受けて、さっさと合格します。勉強ができる仲間の中で、真剣にやっています。できない子が言い訳したりする暇に、問題集を1周しています。

稼げる人は、ビジネスプランを作り、マーケティングをして、改善して、ストレートに稼ぎに行きます。

稼げないコーチがやっていることは、ただ、言い訳して、ごまかしているだけです。

でも、お金が欲しかったり、クライアントがいたらいいな、と思っているので、それっぽいことだけはしておく、という状態なのです。

ビジネス以外のゴール達成でも同じことです。変われないのは、それっぽいことをしているからです。本当は、「それ」をしないといけません。

でも、現実は「アホな受験生」になっているから、変われないというわけです。

私は、海外に行って、長期滞在をした経験から、その違いがはっきりわかりました。

例えば、スペインにあって、日本にないもの、日本にあって、スペインにないものがあります。スペインの地中海の熱い太陽の中で、ワインを飲むと、ワインが何のためにあるのか、言葉ではなくわかるのです。

音楽が何のためにあるのか、何でみんな踊るのか、どうしてそんな踊りになるのか、という「それ」が感覚でわかるのです。

それを日本で、同じことをやっても「それっぽい?」という感じです。もちろん日本にも、「それ」があるわけです。スペインで、寿司を食べても「なんだこれ」としか思えません。

つまり、「それ」に当たらない限り、それっぽいことを積み上げても、到達できないことがある、ということです。かかる時間や労力が同じでも、大きな違いになります。

ロックスターになりたいなら、ロックスターになることをしないといけません。それっぽいことをしても、絶対に到達できません。

お金を使うなどしたら、「それっぽく」できるのですが、「それ」になるには、「それ」を掴むしかないのです。

私は、そうしたまやかしがわかるようになったので、それっぽいことへの興味がなくなりました。

コーチングビジネスなら、「それ」というのは、商品作りをしてマーケティングをして、クライアントを獲得することです。売らない限りは商売にはならないわけです。

コーチがいて、有料のクライアントがいる。ここから逃げる限り絶対に稼げるコーチにはなれません。言い訳は、稼ぐための手段ではないのです。

言葉で論理というのは、いくらでも作り上げることができます。だから、「私が稼げない言い訳」という本を作ることもできます。

言い訳の本を作るのなら、そんな手間をかけなくても、諦めればいいのです。結果は、諦めるか、諦めないかだけなので、すぐに諦めたらいいのです。

弱音は吐いていいと思います。弱音は、前に向かっているからです。本当にできるかな、と疑心暗鬼でもいいでしょう。

実際本当にお金が入ってくるまでは、不安になることもあります。これは、物事を成功させるために、必要な感情です。

大事なのは、何をしたいのか、そして、そこに向かっているのか、ということです。

あなたは、稼ぎたいのか、稼ぎたくないのか、どちらでしょうか。稼ぎたいのなら、言い訳をしても、ゴールに向かうことはできません。

自分を変える時は、自分の枠の外からチャンスがやってきます。それを言い訳して逃すか、不安でも掴むかで、ゴールが達成できるかどうかが分かれます。

やる気が出ないのはなぜか前のページ

稼ぎたいなら今の自分を認める次のページ

関連記事

  1. お金

    独立するコーチが持つべきマネーリテラシー【後編】

    独立するコーチが持つべきマネーリテラシー(後編)前回に続き、ビ…

  2. ビジネスマインド

    お客様意識では成功できない

    お客様意識では成功できないというお話をします。稼げるよ…

  3. ビジネスマインド

    事前に解決方法を知ることはできない

    こんばんは!石切山です。今回は、事前に解決方法を知ることはでき…

  4. ビジネスマインド

    できる理由に注目する

    できる理由に注目する今日はできる理由に注目するというお話しをし…

  5. ビジネスマインド

    なぜコーチング起業ができないか

    なぜコーチング起業ができないか今回はなぜコーチング起業がで…

  6. ビジネスマインド

    豊かになるための正しい勉強の考え方

    今回は豊かになるための正しい勉強の考え方についてお話し…

稼げるコーチ養成講座メルマガ登録

Amazon著者ページ(電子書籍一覧)

全記事一覧

有料記事一覧

  1. 脳科学

    ゴールのイメージ力がアップする3つの瞑想法
  2. コーチング

    豊かさを伝えられるコーチになる
  3. マーケティング

    苫米地式コーチが集客できない理由
  4. お金

    好きなことをしても稼げないのはなぜか
  5. お金

    コーチングでお金と時間を手に入れる
PAGE TOP