コンフォートゾーンを出られない人の特徴
今回は、コンフォートゾーンを出られない人の特徴というお話をします。
コンフォートゾーンは自分が慣れ親しんでいる領域のことです。スポーツでホームとアウェイという言葉がありますが、ホームがコンフォートゾーンです。
ビジネスでも稼げないコンフォートゾーンにいる人は、稼げない状態がホームになります。稼げる状態に行こうとすると、アウェイになるのですぐに元に戻ってしまうのです。
それが、行動できないとか、モチベーションが続かないという話になります。
多くの人が、行動を増やそうとか、モチベーションを上げようとしますが、それは根本的な解決にはなりません。間違った方向に行ったり、少し頑張っては燃え尽きるというのを繰り返すだけだからです。
そのためコンフォートゾーンを新しくしないといけないのですが、多くの人がコンフォートゾーンを出られないでいます。
コーチでも、稼げないコンフォートゾーンから出られない人が多いわけです。今回はそうした人の特徴についてお話します。
ゴールを設定していない
コンフォートゾーンを出られない第一の特徴は、ゴール設定をしていないことです。正確に言うと、やりたいことがゴールになっていないという原因があります。
やりたいこと、というのは、今のコンフォートゾーンをやめてでもやりたいことです。
しかし、コンフォートゾーンを出られない人は、出てまでやりたいことがなかったり、ゴールが設定できていなかったりします。
なので、まず自分が何をやりたいのかを素直に考えることが大切です。そのやりたいことが、今のコンフォートゾーンを破ってもやりたいことなら、自ずと変わっていきます。
ただ、それほどでもないなら、会社の仕事が忙しとか、時間がないとか、お金がない、スキルがない、という言い訳ばかりになるでしょう。
ビジネスをするにも、面倒なことや、うまくいかないこともあります。
ゴールがない人は、面倒なことやうまくいかないことがあると、そこでやめてしまうわけです。そして、自分のコンフォートゾーンでできることに逃げてしまうので、いつまでも成功しません。
しかしやりたいことがあるなら、面倒なことや失敗することもできるのです。
なのでまずはやりたいことが何かを考えて、ゴール設定をすることが大切です。そして、それが本当に達成するものとして扱ってください。
絵空事のように思うのではなく、本当に達成するという意識になりましょう。それが確信を高めるのです。
ゴールがやりたいことで、確信が高まればワクワクしてきます。もしそうならないとしたら、ゴールを変えたり、意識を変えた方がいいでしょう。
自分でブレーキをかけている
やりたいことがあっても、自分でブレーキをかけていると、コンフォートゾーンから出られなくなります。なのでブレーキをしていることに気づいて、それを外すことが大切です。
例えば、「できない」と思っていたら、「できないブレーキ」を自分で作っていることになります。
やりたいことであっても、できないという気持ちが大きすぎると、できない方が優先されてしまうわけです。
ゴールは今の自分にないことなので、壁も大きいと感じやすいものです。なので「できない」を「できる」に変えることが大切です。
そのためにまずは「やっていい」と自分に言うことが効果があります。
ビジネスで成功していい
今のスキルでコーチングをしていい
高額商品を売っていい
というふうに、セルフトークをしてください。
「できない」「やってはいけない」という思考がいくつもあるはずです。それらを全て「できる」「やっていい」に変えていくことです。
稼げるようになりたいのに、お金は汚いとか、利益を出してはいけない、と思っているコーチはとても多いです。親に言われたり、教育をされたりして、お金に対する罪悪感が強く刷り込まれてそのままになっています。
学校で、プルタブを集めるとか、赤い羽根募金運動をやらされた人も多いと思います。しかし、それでなぜ日本には寄付文化が根付いていないのでしょうか。
それは、「お金を稼いで寄付する」ということを教えられないからです。無料労働やボランティアだけが素晴らしいと教えるために、ベルマークを集めたりするのです。
ペットボトルの蓋を集めたところで、何の価値もありません。それより将来稼いで1万円でも寄付した方がよほどいいわけです。
しかし、先生が「お金持ちになって、いっぱい寄付をして社会貢献しようね」と教えることはありません。それが一つの原因で、コーチの多くが、安くないといけないとか、ボランティアが正しい、と思っています。
こうしたお金に対する間違った思い込みを外していけば、お金を受け取れるようになるわけです。
このように、ゴールを設定したら、コンフォートゾーンのブレーキも同時に外すことが大切です。
コンフォートゾーンがはっきりしていない
次に、コンフォートゾーンをはっきりと決めていないことがあります。
コンフォートゾーンを出るなら、出た先の新しいコンフォートゾーンが必要です。
引越しをするのに、引越し先が決まっていなかったら、また戻ってきてしまいますよね。どこに行けばいいかもわからないわけです。
なので、引越し先をしっかり決めておくことが大切です。それが新しいコンフォートゾーンを設定することです。
引越しする時は、新しい部屋のインテリアとか、スーパーは近くにあるかとか、そこでの日々や、周囲の環境などをイメージすると思います。
それと同じで、ゴールを達成した自分が、どんな日々を送っているか、どんな環境にいて、何をしているのかを明確にイメージしてください。
それがしっかり決まると、脳内でお引越しが起こるのです。
私はビジネスプランを作りましょうとよく言っていますが、ビジネスが上手くいっている設計図もしっかりと作っておくことが大切です。
稼げてないコーチの多くは、こうした明確なコンフォートゾーンがないので、引越し先がわかってないわけですビジネスの設計も、稼いだ後のことも漠然としています。
月に100万円売るとしたら、そのために何人の体験セッションが必要で、何人メルマガ登録が必要か、ブログのアクセスは何人か、など明確にしましょう。
そうすれば、移行先がわかるので、古いコンフォートゾーンから出られるようになるのです。
今日やることがわからない
最後に、今日やることが決まっていなければ、コンフォートゾーンは出られません。
ゴールがあったら、それは今日からゴールの自分になれるということです。しかし、今日ゴールの自分にならなかったら、昨日と同じ過去の延長になってしまいます。
なので未来から見て、今日何をするのかを決めることが大切です。それを一つ一つやっていけば、だんだんとゴールへの道筋がはっきりしてきます。
しかし稼げてないコーチは、ゴールに必要なことを日々できていないわけです。だからいつまでたっても稼げない状態が続いてしまいます。
今日ブログを始める、メルマガを始める、情報発信をする、というふうに、ゴール達成のためにやることを考えてみてください。
私はメルマガでビジネスの正しいやり方を発信していますが、それもやらなければ何も起きません。
プロのコーチになるのは、オリンピックに出ましょうというような難しい話ではありません。簡単ではありませんが、必要なことをしていけば、稼げるようになるのです。
あなたが過去稼げなかったとしても、今日から稼げるコンフォートゾーンをスタートしてくださいね。
今回はコンフォートゾーンを出られない人の特徴というお話をしました。
過去の延長を続けていたり、今のコンフォートゾーンでできることをしていても稼げるようにはなれません。
今回の話を理解して、実践してみてください。新しいコンフォートゾーンに移行できれば、あなたも稼げるコーチになることができます。