コーチングビジネスをしたいか決める
あなたは、ビジネスとして、コーチングをしたいですか?それとも、単純に、コーチングをしたいでしょうか。あるいは、コーチングを学びたいだけでしょうか。
ビジネスとして、コーチングをしたいのであれば、コーチングの結果に責任を持つという心構えが必要です。
コーチングは、コーチと、クライアントが作るものです。クライアントの責任もあります。しかし、ビジネスとしてコーチングをする場合、料金があるので、その分の対価を渡す必要があります。
つまり、コーチングビジネスをするということは、リスクを負うということです。
もしリスクを負えないのであれば、コーチングビジネスをしない方がいいでしょう。
もしコーチングをしたいだけなら、ボランティアでやればいいのです。ボランティアでやれば、数十万円以上の料金に見合った対価を、期待されることはありません。
ボランティアなら、コーチと話しができるとか、話してすっきりしたとか、いいことを聞いた、と言って満足してもらうことができます。
あるいは、仲間づくりとか、居場所作りのような役割になるかもしれません。
それらは、コーチングでなくてもできるのですが、コーチングに興味がある人を集めて、そうしたことをすれば、喜ばれるでしょう。
コーチングを学びたいだけの人は、コーチングをする必要がないので、学び続ければ問題ありません。わざわざリスクを負って、コーチングをしなくてもいいのです。
コーチングに興味があるという人でも、コーチング資格というのは、完全な初心者からでも、そんなに遠くにあるものでもなく、コーチになる気がなくても取れます。
コーチングの資格は、基本的に、講義に出ると取ることができます。学力がなくても、どんな状態でも取ることができます。
私がよく知っているある団体でも、年数が経つにつれて、初心者以下の人が来て、全然理解しないまま資格を取っています。
私は、コーチング資格に価値を感じていません。コーチングの資格は、傾向として、持っていてもインフレを起こします。
お金儲けが最優先になっているので、基本的に誰でも取れるようにカリキュラムが作られているので、コーチがどんどん増えてしまうからです。
資格に価値があると思って、なんとなくコーチングビジネスをしようと思っても、それは無理です。
資格を持つことと、コーチングビジネスで稼ぐことの間には大きな違いがあります。だから、学んだからと言って、コーチになれるわけでもないし、なる必要もありません。
もちろん、ボランティアのコーチならすぐになることができるでしょう。だから、稼ごうと思わないで、学びの一環としてコーチになるくらいでもいいのです。
もし、本当にコーチとして独立できるくらい稼ぎたい、と思うなら、他のビジネスと同様に、真剣にやる必要があります。
資格まで取るのは、本気でなくてもできますが、ビジネスにするなら、本気でなければできないのです。ここが大きな違いです。
この違いを理解できたら、稼ぐことができます。
稼げるコーチに飛躍する
コーチングビジネスを、本気でする、ということは、自分が評価される側になるということです。というのは、世の中に知ってもらって、クライアントからは対価をもらうからです。
勉強をしている段階では、評価されることはありません。アウトプットを出すわけでもないし、お金をもらうこともないからです。
だから、積み上がった分は、価値がある、と考えることができます。実際価値のあることなので、ここでやめても何の問題もないわけです。
コーチングのことを知って、自分の人生が良くなればいいですから。
しかし、市場に出してしまえば、自分がいくら価値があると考えていても、他人から欲しいと思われない限り、買われることはありません。
マルクスは、「命がけの飛躍」と言いましたが、自分が感じる価値と、人が感じる価値が違うので、売れる商品になるには、大きなギャップが存在します。
これが、コーチングの学びと、コーチングビジネスの違いです。
この飛躍ができないから、稼げないコーチが多いということです。ここからは、真剣勝負になるので、本気の人しかできません。
商品を買ってもらえたとしたら、そこから、コーチングが始まります。これも対価を渡すことになるので、真剣にやらなければできません。
それを、コンスタントに、ずっと続ける、ということです。
コーチングを学ぶとか、資格を取る、ボランティアでやる、ということとは、大きなギャップがあることが、理解できると思います。
では、そのギャップを埋めるには、どうしたらいいか、というと、ビジネスの仕組みを作る必要があります。
マインドセット
ポジショニング
ビジネスプラン
マーケティング
セールス
という、ビジネスのパーツをすべて揃えることで、稼げるコーチになることができるのです。
稼げないコーチは、このギャップに気づいていません。
2本のレールが、平行して走っている、と考えてください。一つは、稼げるレールで、もう一つは、稼げないレールです。
稼げないレールの人は、自分が稼げるレールだと思い込んでいるのですが、お客さんも来ないし、お金がかかるばかりです。
乗り換えをしないと、稼げるレールには行けません。稼げるレールでは、お客さんが来て、お金が入り続けます。
しかし、稼げないレールの人は、「乗り換えなくても、このままいけばなんとかなる」と思っています。「稼げるレールの人と、同じようなことをしている」と勘違いしているのです。
これが、ギャップに気づかない、ということです。
ギャップに気づいた人は、どこかの時点で、乗り換える必要があることがわかります。実はつながっていないことに気づき、「飛躍」しないといけないと理解するのです。
・ビジネスを真剣にやる
・リスクを負う
・仕組みを作る
こうした思考の変化をすることで、稼げるレールに乗ることができます。
コンフォートゾーンの外に踏み出す
あなたは、コーチングビジネスをしたいでしょうか?本気で豊かなプロコーチになりたいなら、コンフォートゾーンの外に踏み出してください。
そのためには、学びにお金を使うことをやめて、ビジネスにお金を使うようにしましょう。そして、単価も、しっかり稼げる額にしてください。
そうした真剣なコーチングをしない限り、コーチングもどきになるだけです。
どこかの時点で、あなたは飛躍する必要があります。リスクを負ってビジネスに真剣になれば、あなたもプロのコーチとして活躍することができます。