スキルが足りないと思ってないですか?
今回はスキルが足りないと思っていないですか?というお話をします。
コーチングで稼ぎたいと相談をしてくる人でも、スキルが足りないからビジネスの前に勉強をしたい、という方がいます。
コーチで、スキル不足を感じている人は多いです。そのために、いろんなスキルや資格を学ぶことに、お金や時間を使っています。
かなり勉強をしている人でも、「まだ足りない」と考えてしまうのです。
稼げないコーチの多くが、スキル不足なので稼げない、ビジネスができない、と思っています。裏を返せば、スキルを学ぶと稼げるようになると思っているのです。
しかし自分のスキルに満足してからコーチングをする、というのでは、稼ぐこともできないし、コーチングもうまくなっていきません。
スキルを完璧にはできない
スキルは完璧にすることはできません。どんなに勉強しても、実際のコーチングでは、わからないことが出てきます。
スキルが完璧になってからビジネスをするという人は、先に全部のケースに対応出来るようにしたい、と考えているわけです。
そのため、スキル不足を感じて、ビジネスができなかったり、申し訳ないと思って安い値段でやろうとします。
スキルを上げたいなら、実際に有料のクライアントにコーチングする経験を持たなければいけません。
自動車を運転をするのも、実際の道路に出てみないとうまくはならないですよね。教習所をはしごしていても、実際の道路とは違います。
学科で100点になっても、道路で運転ができるようになるわけではありません。
なので一通り学んだら、どんどん道路に出て運転した方がいいわけです。それをしなければ、道路にも出ないで、教習所で運転をマスターしようとしてることになります。
コーチングも同じで、スクールは教習所に過ぎません。コーチングの世界はもっと広いので、コーチングをしながらスキルを上げていくしかないのです。
いつまでも新しいスキルを学んだり、コーチ同士の勉強会などをしていても、稼げるようになりません。
最初は誰でも初心者です。なので初心者からスタートするしかありません。
完璧にしたい人は、失敗するのが嫌だ、という気持ちがあります。学校教育でも、ミスしてはいけない、と教えられているので、先に勉強してミスをなくしたいと思うのです。
しかし本当に上達したいなら、転んででもなんども経験を積む必要があります。
子供は自転車の乗り方を覚える時に、何度も転んで何度もチャレンジしますよね。なぜなら、自転車に乗れるようになりたいからです。
スキルアップしたいとか、ミスをしたくないとかは思っていません。やりたいことをする中で自然とスキルが上がっていくわけです。
コーチングビジネスで成功したいなら、どんどんコーチングビジネスをして、有料クライアントにセッションをしてください。
失敗したり、できないことがあれば、その都度工夫したり、メンターに教えてもらえばいいわけです。
初心者でも、いきなり有料セッションをすれば、稼げるようになります。
今のスキルでビジネスはできる
スキルが足りない、という人は、「スキル不足を感じるなら有料コーチングをしてはいけない」と思っています。
スキル不足を感じるのは、1つは他人と比較しているからです。〇〇先生みたいにできないとか、有名な〇〇さんには勝てないとか考えています。
初心者が〇〇先生みたいにできないのは当たり前のことです。簡単に先生と同じになるなら、先生などできません。
そんな風に比べても仕方がないわけです。
他人と比較してスキルがどう、というのは、コーチ同士の中の話でしかありません。コーチ同士で競っていても稼げるわけではないのです。
お客様が興味があるのは、自分の悩みが解決したり、目標が叶うことです。
なのでスキルが高いとか低いとかは、あまり関係がありません。下手でも資格がなくても、ニーズが達成できることが大事だからです。
そうしたニーズに応えて対価をいただくのがコーチングビジネスになります。コーチのランクで給料が決まるわけではないわけです。
資格をたくさん持っているのに、全然稼げない人も、スクールも行ってないのに稼げる人もいます。その違いは、お客様のニーズにあるのです。
初心者でも、自分がコーチングをできる人にすれば良いのです。
コーチングを学んで、自分が成長したいことや、できるようになったことがあるでしょう。それを、できない人に教えてあげればビジネスになります。
無理にすごいことをしようとしなくて良いのです。
まずは自分が助けられる人を全力でコーチングして経験を得てください。そうすると、だんだん対応できる幅が増えて行くわけです。
初歩的なことを教えてお金をもらったら悪い、と考える人も多いと思います。それは、スキルに値段が付いていると思っているからです。
初歩的なこともできない人は、初歩的なことも教えてもらいたいと考えます。
例えば、スマホができないおじいさんなら、スマホはものすごく難しく感じます。スマホをいつも使っている人からしたら、信じられないですが、スマホを教室で習ったりするのです。
それを高い値段で教えても、売れるのなら問題はありません。マンツーマンでしっかりスマホを教えてあげればいいですよね。
スキルに値段が付くのではなく、1対1の取引です。初歩だから安いわけでも、売ってはいけないわけでもありません。
それがスキルの比較ではないということです。
あなたができることや、成長したことを学びたい人がいるはずです。お金を払っても、クライアント自身が成長できれば喜ばれます。
そうやってスキルが上がっていけば、できることが広がって、自由度が高くなります。自分が知らない分野のことまでコーチングできるようになるわけです。
今回はスキルが足りないと思っていないですか?というお話をしました。
スキルが足りないというのは、稼がない理由をつけているだけです。スキルが足りないと思っていたとしても、もう稼ぎ始めることができます。
失敗することを自分に許して、どんどん経験を得ていけば、スキルも上がっていきます。なので今の自分のスキルで十分なので、クライアントに有料のセッションをしましょう。
お金をもらいながら、スキルを上げられるならよくないですか?
それがコーチングビジネスで稼ぐための方法です。
スキル不足を感じて止まらないで、どんどんセッションをして行ってくださいね。