学べば学ぶほど稼げなくなる
ビジネスでは、学べば学ぶほど稼げなくなります。勉強したら稼げる、と勘違いしている人もいますが、それではいつまでたっても稼げるようにはなりません。
セミナーをやっている人の本音
学ぶのが好きな人は、セミナーに行ったり、動画を見たりなどで、知識をたくさん手に入れようとします。
セミナーなどに行くと、自分の知らないことがわかったりした楽しくなります。しかし、それで、自分の人生が変わったり、稼げるようになるかは別問題です。
セミナーを主催している人たちは、そのことをわかっています。もちろん、伝わるように努力するのですが、大勢セミナーに来ても、本当に人生が変わる人はそんなにいないのです。
セミナーに来てもらっても、別に稼げるわけではないので、たくさんの情報を出しても問題ありません。情報を手に入れても、ほとんどの人は稼げないけど、モチベーションが一時的に上がったりするので、また来てくれるからです。
すごく役に立つ話でした!いい話をありがとうございます!と、セミナーをやっている人は言われます。しかし本当のところは、そういうのはよく聞く感想なのです。
では、セミナーをやっている人が本当に嬉しいと思うのは何かというと、セミナーで言ったことを実践してもらった時です。
もっと言えば、実践してこんな結果が出たという声です。
セミナーを終わった後は、誰でもモチベーションが上がっているので、「早速実践します」とかいうのですが、そこから実践に移す人は少数で、さらに続けられる人はもっと少なくなります。
聞いた話の、一つでも実践すれば、確実に人生が変わるのですが、それができる人は少ないわけです。
メモを一生懸命取ったりして、情報をたくさん仕入れたような気持ちになっても、それで人生は変わらないし、稼げるようにもなりません。
メモを取るというのは、情報をストックしたい、と思っているだけです。では、そのメモを復習するでしょうか。ほとんどの人は復習をしません。
だから、本当はそんなに一生懸命メモを取らなくてもいいのです。本当に復習する気があったり、全部実践するのであればいいのですが、それはできないからです。
学んだことを一つでも取り入れる
セミナーだけでなく、SNSとか、ブログなどでも、ためになる話とか、ビジネスの話などはたくさんあります。そういうのに、コメントしている人もたくさんいます。
でもコメントしている人が、人生が変わったり、稼げるようなったりわけではありません。ただ一時的にモチベーションが上がって、コメントしているだけです。
本当に変わる人は、こういう風に生活を変えましたとか、実践中です、と言うはずです。そうやって、わずかのことでも取り入れれば良くなっていきます。
一回取り入れて続けていけば、以後ずっと効果があります。ビジネスでも、ステップメールを作るといいですよ、と聞いたら、ステップメールを作ってみれば、それはずっと使えるのです。
しかし、ステップメールを作るのは、やったことがない人にとってはややこしいし、すごくハードルが高く感じます。私も、いくつか作ったことがありますが、それでも作る時はそれなりに大変です。
ただ、一度作ると、やり方がわかるので、次からハードルはだいぶ低くなります。自己流で文章が下手でも、一回作ってみたら、見える世界が変わるのです。
自分では下手だ、と思っていても、読む人からしたら、面白い、と思ってくれるかもしれません。勝手に、できないと自分で判断しているだけです。
ステップも3つとかでもいいので、作ったら登録があるかもしれません。しかも、ステップメールは一度作ったら、ずっと使えるので、ずっと自分の営業マンになってくれます。
いろんなところで紹介されるワークなども、1つやって見るといいと思います。私は、メール講座でワークを出しています。ワークを提出してくれた人は、明らかにレベルが上がっている、と感じます。
これはほんの少しの手間ですが、やるとやらないのとではインパクトが違うのです。
教える側は、崖の上から、「ちょっと登っておいでよ、そしたら景色がいいよ」と言っています。「そこにハシゴがあるよ」と方法も教えています。
ただ登ってくる人は、ごく少数です。めんどくさいな、とか、自信がない、と思っていたり、本当にいい景色なんてあるのかな、と思っています。いい景色はちょっと登った人にしか見えません。
SNSでコメントしている人たちが変われないのは、崖の上のいい話を聞いて、気持ち良くなって、崖の下からありがとうと言っているだけだからです。
ありがとうと言う前に、ハシゴを登る人が変われます。
変わった後にお礼を言う
本当に変わりたい、稼ぎたいのだったら、変わった後にお礼を言うようにしましょう。あるいは、実践してみて、こう言う結果になっています、ということを報告するようにしましょう。
いい話があったら、それが、ビジネスとか行動に反映されるはずです。反映されないということは、別にいい話ではなかったということです。
学びにはまっている人は、ここがわからないので、進歩できません。本当にいい話にするなら、実践して、自分が変わりましょう。
学ぶことを目的にしない
現代では、ネット社会になって、情報の価値はどんどん下がっています。稼ぐための情報もたくさん溢れています。しかし、それでも、稼げる人と稼げない人がいるのは、情報を得ても何も変化しないからです。
情報を得たり、学んだりする機会がいくらあっても、それを実践していかなければ、稼げないわけです。それが分からないと、学べば稼げると錯覚してしまい、次第に学ぶことが目的になってしまいます。
学びは楽しいので、いいと思いますが、学んでいるだけではビジネスにはなりません。むしろお金が出て行くので、赤字になります。
稼ぎたいと思ったら、学びは基本的なことだけ入れたら、あとは実践してください。ビジネスの勉強をしている人より、実践している人の方が、稼げるのです。
それ以上のことは、実践しながらつかんでいくしかありません。
自分が実践しないうちは、ビジネスのことを勉強しても、どこか、教養とか他人事のような知識にしかなりません。しかし、実践していると、必死になるので、自分のこととして知識を身につけることができます。
基本的な知識は、ビジネスで稼ぐにはそれほど必要ありません。ステップメールを作るにしても、大したことではないし、わからなければ人に設定してもらえばいいでしょう。
商品と、ブログがあれば、ビジネスはとりあえずスタートできます。売れる商品を作るには、よそで勉強してくるのではなくて、お客さんに聞いたり、売れている人が何をしているかをみればだんだん作れるようになります。
これが近道なのですが、ここから学びに逃げてしまうから売れないのです。
商品を作ったり、メディアを作ったりするのは、今ないものを作ることです。学びは、すでにあるものを教えてもらうことです。
今ないものを作るのは、受動的に聞いているだけよりも、熱量がないとできません。大変だし、不安だから、と言って、稼げない人は、同じようなことを繰り返し学ぶので、進歩がありません。
大それた芸術品を作るのではなく、人が欲しいと思ってもらえるくらいのものを作ればいいのですから、今ないものを自分で作る、という視点になりましょう。
作って、改善していけば、売れるようになります。学びは、ひとまず止めておいて、作ることにフォーカスしてください。そうしたら、必ずビジネスは前進しますよ。