成功しないのはなぜか
ゴールを持っていていも、成功する人と、しない人がいます。
コーチングビジネスをしている人は、稼ぎたいと思っているのですが、稼げる人が少ないです。コーチなので、ゴール設定をしているはずですが、それが達成できません。
ではなぜ、コーチであってもゴール設定が機能していないのでしょうか。
ゴールの臨場感が低い
ゴールがあるのに、達成できないのは、「臨場感が低いから」です。
臨場感というのは、リアルだと感じる感覚のことです。例えば、年収を10倍にしたいなら、いまの自分ではなくて、10倍の自分の方をリアルに感じているかどうか、ということです。
よくあるのは、ゴールを設定して、達成できる気になってしまうことです。そして、具体的には、現実が何も変わらないとなってしまいます。
人は、何もしなければ、普段の日常のコンフォートゾーンが一番強力です。
サラリーマンが、「独立してビジネスで成功できる」と何となく思っていても、実際には会社に行って怒られたりします。そうすると、会社員の自分の臨場感の方がはるかに高くなります。
そのため、ビジネスを始めるわけでもなく、そのまま会社員のコンフォートゾーンを保ち続けるのです。
コーチも、稼ぐゴールを持っていても、稼げていない日常の方が臨場感が高いので、稼げるようになりません。
できるような感じがすることと、できると本当に思っているのとでは、かなりの差があります。
本当にできると思っている人は、行動をして成功することができます。というのも、ゴールに行く方が良いので、できるなら当然そっちに向かうからです。
しかし、形式的にゴールを作っただけで、「できる」と何となく思っている人は、本心では「できない」と感じています。
そのため、労働者の自分と、成功者の自分を比べた時に、労働者の自分の方が居心地が良いので、稼げない状態を続けて、毎日会社に行ってしまうのです。
本当にできると思っている人は、ゴールの方が居心地がよくなり、現状の居心地が悪くなります。ゴールの方が、どうしても必要だ、と思うのです。
独立したい人なら、独立して、やりたいことをして、時間がたくさんある状態が、どうしても必要になります。すると、やりたくないことをして、時間をたくさん使って、大した給料も出ない状態が、耐えられなくなるのです。
私も、以前会社員でしたが、会社にいたたまれなくなって独立してしまいました。
ただ、それでも、会社を辞めたばかりの時は、日曜になると次の日に仕事に行く気分になったり、自分の持っていた案件で呼ばれることがあったら、何日か働いてもいいかな、という感じでした。
それはまだ会社員の臨場感が抜け切れてなかったということです。これほどまで、自動的、半強制的に会社員のコンフォートゾーンが維持されているのか、と驚きました。
今は、全くそれはないので、会社で働く気持ちはないですし、曜日の感覚もほとんどありません。ビジネスができるのに、わざわざ労働者で働くのは、考えられないのです。
なので、成功できる、と思っているのに、現実が変わらないのは、現実がまちがっているのではなく、本音は労働者のコンフォートゾーンがほぼ動いていない、ということがわかります。
どうしても必要、ないと困る、というレベルにならないと、コンフォートゾーンは変わりません。
ゴールと現状のコンフォートゾーンの、どちらがないと困るかで、その人の臨場感がわかります。
労働者の場合は、会社員生活がないと困るので、会社を辞めてビジネスをしてください、と言われたらものすごく不安になるでしょう。
なので、コーチでも稼げないで、会社員を続けている人が多いです。ゴールを作って、できるつもりになっているだけなのです。
ないと困るものか
ではどうしたら、ゴールが本当にできると思えるでしょうか。そのためには、ゴールの臨場感の方が、現状の臨場感より高くなることが必要です。
そのために、いろんな方法がありますが、一番良いのは、ゴール側にいる人たちの中に入ることです。
ビジネスで成功したいなら、成功している人たちと繋がって、そっちの方が当たり前になるようにします。
稼げないコーチは、稼げない人同士でつるんだり、コラボしたり、勉強会をしたりしていますが、それだと稼げないコンフォートゾーンが強くなってしまいます。
集まればなんとかなる、と思っているのですが、稼げない人が集まっても、稼げる概念は出てきません。
もし稼げる概念を持っているなら、すでに稼げているはずです。そもそも、稼げない仲間で一緒に何かしようとか、考えることもありません。
稼げる概念を持っている人は、自分より上のレベルの人や、メンターや、コーチ、自分のお客さんや、ビジネス構築に時間を使うことが大事だとわかっています。
稼げるマインドがない場では、いくらやっても成功はできません。慰め合ったり、寂しさを紛らわすことくらいしかできないのです。
なので、稼げない臨場感を離れて、稼げる臨場感を持っている人と繋がって、それを自分の中に取り込んでいくことが大切です。
それには、お金がかかるかもしれませんが、お金を払ってでも臨場感を作った方が良いでしょう。自分を引き上げてくれるメンターやコーチに教えてもらえば、短期間で稼げる臨場感を手に入れることができます。
だらだらと、安い教材とか、セミナーなどを買っていても、人生が変わるわけではありません。それは、コンフォートゾーンで手が届く範囲で成功しようとしているからです。
そうやって、時間もお金もだらだらと浪費してしまうなら、お金を投資して本気でビジネスをやった方が良いです。
臨場感は、成功する覚悟を持てば、一気に高くなります。
ビジネスをすれば、大抵失敗することの方が多いのです。それは、今成功している人たちでも同じことです。楽々うまくいっているわけではありません。
また、構築するまでに時間がかかります。労働者マインドで、給料がないと働けないというマインドでは、ビジネスは成功しません。
本気でやらないと、成功はしないのです。しかし、本気でやると決めれば、コンフォートゾーンは大きく動きます。
成功する理由とイメージを持つ
あなたは、なぜコーチングビジネスをしたいでしょうか?そして、なぜわざわざ稼ぎたいのでしょうか?
ボランティアコーチや、副業でラッキーでクライアントが来る、というのでも良くないですか?
こうした理由がないと、コンフォートゾーンは変わりません。ゴール側の世界が、どうしても必要、ないと困ると思わない限り、現状は動かないのです。
お金を稼いで、時間も自由になった世界が、どうしても必要なら、変わることができます。なので、まずイメージをしてください。
うまくいかない人は、イメージして満足して終わりです。それができる気分になっているだけ、ということです。
それで、何も変わらないで、一人でできる気がして、現実が何も変わりません。
コンフォートゾーンを本当に変えたいなら、どうしても必要になるレベルまで、臨場感を高めましょう。
覚悟する、といっても、それだけの理由がないとできません。ただ、一時的に興奮するのとはわけが違います。一時的にテンションを上げても、コンフォートゾーンは変わらないので、すぐに引き戻されるのです。
そのために、なぜコーチングをするのか、なぜコーチングビジネスをするのか、ということを考えましょう。
お金儲けがしたいだけなら、コーチング以外でもいいはずです。もっと効率の良い稼ぎ方があるでしょう。また、コーチングをするのも、お金をもらわないでやってもいいはずです。
それでは良くないから、コーチングを、ビジネスとしてしたいのでしょう。
成功したい、という気持ちがあるなら、それにブレーキをかけないでください。
お金を貰うのが怖い
断れるのが嫌だ
労働者の方が良い
こうしたマインドなどが、ブレーキになってます。
あなたの、ゴールの臨場感が弱ければ、これらのブレーキに負けてしまうでしょう。こうしたブレーキを外し、ゴールの臨場感を高めるには、コーチやメンターの力が必要です。
あなたが本気で成功したければ、私のところに来てください。稼げるところまで連れて行きます。
今回は、ゴールの臨場感についてお話ししました。
コーチングビジネスで成功したいなら、なんとなく考えて、コンフォートゾーンをずらさずに成功することはできません。
ゴールに対する臨場感を高める必要があります。どうしてもゴールの世界が必要、ないと困るというレベルになるまで高めましょう。
そうしたら、現実が動き始めます。
今のコンフォートゾーンの居心地が悪くなって、自然と成功に向かうでしょう。