自分が豊かじゃないと人は助けられない
補正予算が可決されて、給付金が出るようになりました。
その中で持続化給付金という事業者向けのものがあります。これは前年と比べて2020年度中で、ひと月でも売り上げが50%以下になっている月があれば、会社は最大200万円、個人は最大100万円の給付を受けられる制度です。
給付なので返済の義務はありません。もし該当する方はネット申請が始まっているので、申請すると良いと思います。私も、該当する月が1つあるので、申請をしました。今はない人でも、今後条件合う月があれば申請できます。
その他借り入れが必要な人は、条件が合えば、信用保証協会や、政策金融公庫などの制度で借り入れができるかもしれません。
ビジネスでは利益が出ていても、資金がなくなると倒産してしまいます。なので借り入れをして余裕を持っておくのも手段の一つです。
資金に余裕があれば落ち着いてビジネスをできるので、立て直しやすくなります。
ビジネスは自己責任なので、今みたいな状況の時に、国が必ず助けてくれるわけではありません。武漢ウィルスのような危機はいつでも起こりえます。
金融危機や震災なども近いうちに起こる可能性もあります。そうした時に、自分で自分を助けられないといけません。
なので、生活費と経費の3か月〜6か月は現預金で手元に持っておくことです。そうしないと、何かあった時にすぐに不安定になるからです。
そうするとビジネスが継続できなくなり、別の仕事をしないといけなくなります。
独立する際も、最低3か月分、できれば6か月くらいはビジネスの安定用に持っておいてからすると良いです。しっかりとプランを立てて経営をすることです。
自分が豊かじゃないと人は助けられない
人を助けようと思ったら、自分が豊かにならないと助けられません。
豊かさは、お金や時間はもちろん、心の余裕もあります。自分のことだけしか考えられないような状態では、人を助けることはできないのです。
お金の面では、自分がちゃんと稼げることが必要です。なのでビジネスに本気で取り組んで、売れる仕組みを作っておかないといけません。
会社をクビになったとか、不景気になった、と困ってからでは遅いです。なので気づいた今からスタートしましょう。
そして3か月くらいの現預金は持っておいて、不測のことがあっても対応できるようにします。そして、3か月の間に立て直すのです。
お金がないとか、収入がない、と言って政府に文句を言っていても、政府は何かしてくれるとは限りません。政府がするべきことでも、それをしてくれるかは、その時にしかわからないからです。
みんなに月10万円払う、という特別給付が決まっていますが、それも最後の最後で決まったものです。支出を緊縮したい勢力もいます。ほぼ支援なしになる可能性もありました。
なので支援がなくても、自分で対処できるようにしておく必要があります。
そうすれば、こうした事態でも落ち着いていることができるということです。また普段から自分のことだけ考えるのではなくて、人のことも考えておかないと、困ることになります。
こうした困ったことになる前に、銀行から借りて実績を作っておけば、銀行はお金を貸してくれやすくなります。人間関係も困った時に助け合えるようにしておかないと、急にやろうと思っても無理です。
だからコロナで離婚とかいう人もいるわけです。
コーチングはお客さんとの信頼関係が大事です。身近な人との信頼関係ができないようでは、クライアントとの信頼関係もできません。
そして、心の余裕も豊かさです。お金が沢山あるからと言って、心の余裕があるとは限りません。お金持ちでも病んでいる人もたくさんいるし、収入が少なくても楽しく生きている人もいます。
このように豊かさがあれば、人にもそれを分けたり、伝えたりすることができます。
私はビジネスで成功して豊かなコーチを養成していますが、まずコーチ自身が豊かになることで人に伝えることができるわけです。
なのでビジネスをしっかり構築して、お金や時間、心の余裕を持っておくことです。
スキルも大事ですが、こうした自分自身の豊かさが一番大事です。
危機を乗り越える
自分に余裕がなくなれば、不安を引き寄せることになります。そうすると、マイナスの方向に向かうようになってしまうのです。
不安にとらわれている時は頭が悪くなっていて、考えられなくなっています。お金がない、仕事がなくなる、どうしようと思っていても解決はできないわけです。
この時に、余裕を持って、6か月分くらいの資金を持っていれば、腰を据えて考えることができます。
貨幣経済で生きている以上、お金は大事です。お金を簡単に全部使ってしまって何もないとか、自転車操業をしていれば、何かあった時に立ち行かなくなってしまいます。
有名人で、お金はどんどん使いましょう、という人たちもいますが、お金を使ったからと言ってお金が入ってくるわけではありません。
そう言っている人たちは、使っても入ってくる仕組みや、保険としての資金は持っているのです。お金を使うところだけ切り取っても、意味がありません。
ビジネスをしていれば、必ず売れるとは限らないし、クライシスも10年に1度や2度起こるわけです。
それが考えられないなら、経営とは言えません。
こんな時に、労働してビジネスができなくなるのはもったいないことです。
確定申告をしている人は、給付金がもらえる条件になっているならもらってください。また借り入れができるなら借り入れをしましょう。
他人構う余裕がない人もいると思いますが、それもこんな状況なので、仕方がないことです。なので、せめて自分の身は自分で守るようにしてください。
そうすれば、また立ちなおることができます。
今はほとんどの人が、自分のことで精一杯だと思います。
持続化給付金や、様々な貸付制度があります。使える支援はなるべく使って乗り越えてください。