言い訳する人が成功しない理由
今回は、言い訳する人がなぜ成功しないのか、についてお話しします。それは、コンフォートゾーンを維持して成功しようとするからです。
コンフォートゾーンを維持したままうまくいくなら、もうとっくにうまくいっています。お金を稼ぎたい人なら、たくさん稼げているはずです。
稼げてないとしたら、コンフォートゾーンの中には答えがないということです。そのため、コンフォートゾーンから考えていても変わることができません。
しかし、コンフォートゾーンの延長でうまくいくように錯覚するので、稼げないわけです。
言い訳しても意味がない
コンフォートゾーンを動かさないで成功しようとする人は、いろいろと言い訳をします。言い訳というのは、コンフォートゾーンから出ないように、自分でたくさん柵を作るようなものです。
「お金がない」
「時間がない」
「能力がない」
「人脈がない」
などの言い訳があります。
それが正しいかどうかは知らないですが、コンフォートゾーンの中にないなら、そこに留まったら、一生稼げないということです。
しかし、労働者思考だと、できない理由が正当なものだと考えるので、現状から抜け出すことができません。
仮に、一つの理由がなくなっても、他の言い訳が生まれてしまいます。
能力がない、と言っている人は、スキルを勉強したらいいと思っています。また、知識がついたら稼げると思っています。
ところが、知識やスキルを身につけ、能力アップしたつもりでも、また「能力が足りない」と言って新しいスキルを学びに行きます。
労働者はそれで、自分を守っているのですが、稼いでいる人たちからしたら、「残念だな」としか思いません。
もちろん、労働者が悪いというわけではありません。しかし、稼ぎたいと思っているのに、言い訳をするのが「残念」と思われるのです。
というのは、どんな言い訳をしたところで「ここから出たくないです」と言っているようにしか、聞こえないからです。そのため、聞く耳を持ちません。
出たくない、という結論がもう出ているので、話が終わっています。結論を変える気がないなら無意味だからです。
稼げない人同士だったら、「そうだよね」「わかるよ」と慰め合って、正当な理由だと思うのですが、稼げている人は、全然思いません。
ただ、やる気がないんだなとか、そこまでして稼ぎたくはないんだなとか、本気じゃないんだと思うだけです。なので、残念だということです。
ここに気づいて、マインドセットを変えられる人だけが、稼げるようになります。
マインドセットを変えられなくて、自分の言い訳が正当だと主張するほど、稼げなくなるのです。そういう話は、稼げない人同士で盛り上がっていてください、という感じです。
重要なのは、ゴールに行くのか、行かないのかです。ゴールに行くということは、コンフォートゾーンを出る、ということです。
コンフォートゾーンを出たいなら、コンフォートゾーンの中に柵を作ってはいけません。あなたがもし言い訳しているとしたら、どんな内容であっても、柵を作っている、と認識しましょう。
お金がない人はビジネスができない
お金がない、というのも、ただの言い訳です。本当は、「お金を使ってまで成功したくないです」という意味です。
お金がない、と言っても、お金はあります。お金が本当の意味でない人は、家もないし、旅行も行けないし、スマホも冷蔵庫も、食べ物もありません。
本当にお金がない人は、路上で寝て、ゴミを漁ったりしています。ということは、普通の生活ができるだけのお金はある、ということです。
つまり、「ビジネスに使うお金はありません」と言っているにすぎないわけです。
もちろん、それならそれで、ビジネスは諦めたらいいです。私自身も、会社員の家庭で育ったので、それが不幸だとは思いません。
父が真面目に会社で働いて、お正月になったら年末宝くじを買っていました。私が子供の時は、お正月の新聞の、宝くじ当選番号をワクワクしながら見ていました。
なので、立派に働いて、宝くじでお金が入ってくるのを楽しみにしている、という生活も楽しいと思います。商売をするより、宝くじの方が儲かるかもしれないですよ?
そして、お金がない、という人は「お金は減る」という意識があります。労働者の場合、生涯賃金が決まっているので、お金を払うと、確かに減ります。
生涯賃金が3億円だとして、あとはそれをどう使うか、という限られた思考です。
減るか、減らないか、と言ったら、減らない方がコンフォートゾーンが維持できます。だから、お金がない、と言って、お金を使わないようにするのです。
もっとも、そういう人ほど、なぜか支出が多かったりすることがあります。
ビジネスで成功する人は、生涯賃金が決まっていません。なので、自分が稼ぎたいと思った金額が目標になり、そこまで行くと決めます。
つまり、お金は自分が作り出すもので、「お金は増える」と考えることができるのです。お金が増える、と考えるので、投資をすることができます。
労働者は、「リスクがあるので」と言って、お金を投資できないので、いつまでも稼げないのです。(もっとも、無駄にFXなどでハイリスクを負う人もいます)
柵の中の羊が、「この中には、もう草はありません」と言っているのと同じです。外側に広がる草原が見えていないわけです。
ないない、というのがアファメーションや自己暗示になっていて、お金がある世界が見えなくなります。そうすると、本当にお金が入ってこなくなるのです。
コンフォートゾーンの柵から出る
柵の中にいる羊は、「柵の中にはもう草がないよ」と言います。
柵の外の羊が「こっちに草原があるよ」と言っても、
「柵の中にはもう草がないよ」
という答えしか返ってきません。
これが、お金がないとか、時間がないとか、能力がないなどの言い訳の構造になっています。
「草原に草がたくさんあるよ」
「でも柵の中にはもう草がないよ」
時間がない羊も同じです。時間がない羊は、柵の中をぐるぐるしています。柵の外の羊は、「ぐるぐるしている時間があるなら、柵を飛び越えておいでよ」と言います。
しかし、柵の中の羊は「そんなこと言っても、ぐるぐるしているから時間がないんだよ」と言うわけです。
「それならこっちでぐるぐるしなよ」
「でも、ぐるぐるしているから時間がないんだよ」
「じゃあ、ぐるぐるしながらジャンプしたらいいじゃん」
「でもぐるぐるしているだけで忙しいんだよ」
「じゃあ、ぐるぐるするのやめたら?」
「回っているから止まらないんだよ」
と、繰り返されるだけなのです。
だから、稼いでいる人は、そういう話になると「時期尚早」と思って去ってしまいます。せっかくチャンスが目の前にあっても、柵の中しか見えない人には何を言っても無駄だからです。
働きながらで忙しいなら、働きながらビジネスの時間を作るしかありません。それか、働くのをやめるしかないのです。
コンフォートゾーンの中でぐるぐるしていても、成功することはありません。
あとは、そうまでして、あなたが成功したいかどうかです。プロのコーチになるゴールを叶えたいなら、言い訳の柵を壊して外に出る必要があります。
言い訳をやめて、できる理由を考えるしかありません。
あなたはいつまで、柵の中でぐるぐるしていますか?もう、余計な言い訳はやめて、さっさと成功しませんか?
ビジネスは甘くはないですが、難しくはありません。甘くないというのは、必要なことをしなければ稼げないからです。
しかし、正しいマインドと、正しいやり方をすれば、稼ぐことができます。オリンピックに出よう、とか、そんなに難しいことを言っているわけではないのです。
本気になれば、あなたもコーチとして稼ぎ続け、豊かになることができます。