ビジネスは掛け算で考える
コーチングで稼ぐためには、ビジネスを掛け算で考えることが大切です。掛け算ではなく、足し算で考えると、うまくいきません。
掛け算というのは、穴があると、そこで0になってしまうからです。0をかけたら0になるので、売れないのです。
足し算の合計点では稼げない
掛け算というのは具体的には、ビジネスプランの数字として表すことができます。
アクセス×メルマガ登録率×体験申込率×成約率です。アクセス数が多くても、メルマガ登録がないと、売れなくなります。また体験に申込がなくても売れません。
また、確率が低くなると、どんどん売れにくくなっていきます。売れないコーチは、これらの確率が0とか、低くなっているので、ほぼ売れない状態になっているのです。
だから、これらの確率を、0とか、低確率ではなく、高めていく必要があるのです。
特に成約率を高めることがとても重要です。成約率を10%とかかなり低く見積もる人もいたり、成約率のことを考えていない人もいますが、それでは売れません。
成約率は50%あれば、ビジネスが安定します。2人に1人は成約する計算なので、集客の負担がかなり減るのです。
稼げない人は、足し算だと考えて、ビジネスを行っています。
例えば、コーチングスキルが上がったら、総合点が上がるので売れる、という気がしたり、集客術を学ぶと売れやすくなる、と考えているのです。
そのため、そういったスキルを学び続けて、いつか売れるのを期待するのですが、実際には掛け算になっているので売れません。
アクセスアップ術をやっても、全く申込が来ない、ということも起こります。セールスを学んでも、そもそもそれほど興味がない人が来ると、スキルでは売れないのです。
仕組み全体で考えて、穴をなくしていけば、売れるようになりますが、足し算で、個別の点を足すという発想だと、そこに思いが至りません。
それに気づかない人は、延々とスキルのためにお金を払い続けて、ノウハウコレクターになります。
ノウハウやスキルを売っている人は、それを買ってもらえればいいので、ノウハウを買って成果が出ない人は、いいお客さんです。
一つのノウハウで稼げなくても、スキルやノウハウで稼げるようになると思い込んでいるので、別のスキルを買ってくれるからです。
自分のところで買ってくれなくなっても、スキル難民はいくらでもいるので、問題ありません。
スキルを売る人は、「セールスが全てです」「この集客法で稼げます」「このツールだけで大丈夫です」という感じで宣伝します。
しかし、1つだけでビジネスが成り立つわけではないので、成果が出ない人がほとんどです。
マインドセットも掛け算する
コーチング業界でも、どんどん新しいスキルとか、資格が生まれています。そして、それらがコーチングの中でも一番大きな商売になっています。
それらは、優れたスキルかもしれませんが、それだけで売れるわけではありません。というのも、お客さんは、コーチのスキルではなく、自分の問題が解決するかに興味があるからです。
優れたスキルを持っている人から、順番に売れていくわけではなく、ビジネスがうまい人から売れていきます。そのため、スキルを仕入れたところで、やはり売れません。
しかし、勉強をしたり、新しいことを覚えたりするのは楽しいことです。また、あくまで勉強だから、いいことだと思っているので、ずっとそればかりやる人が多いです。
また、資格や講座などを取っても、次から次に新しいものが生まれてきます。そして、上には上がいるので、自分よりできる人は、探せばいくらでも見つかるのです。
そうやって、勉強ばかりにお金と時間を使う状況から抜け出せなくなります。
自分のスキルや、能力が、もう十分だと考えて、ビジネスに集中できる人だけが売れていくのです。
自分には能力がある、と考えることを、エフィカシーと言います。ビジネスでいうと、簡単にいえば、稼げる自信があるかどうか、ということです。
大事なのは、これは、自分がどう思うかなのです。だから、自分ができると思えば、どんな状態でも自信は高まります。
逆に、自分ができないと思えば、いくら勉強していても、自信はなくなるのです。
自信がない状態で、いくらスキルを勉強しても、自己評価が上がらない限りは、稼げるようにはなりません。反対に、学ぶことで、自己評価が低くなることもあります。
自己評価も掛け算になっているので、ビジネスに自信がない、と思っている人は、ビジネスの行動の割合が少なくなり、稼げなくなります。
ビジネスにかける時間が0の人は、いくら能力を上げたとしても、売上も0円です
ビジネスのパーツは、
マインドセット
ポジショニング
ビジネスプラン
マーケティング
セールス
があります。この中でマインドセットが一番重要です。
稼げないマインドセットを持っていると、全体に影響が出て、稼げなくなります。
例えば、いくらライティングを学んでも、1記事も書けない人は売れません。書けない、ということは、マインドセットに原因があるので、修正する必要があるのです。
マインドセットの中でも、自分がもう稼げる、能力が十分にある、というエフィカシーは、特に大切な部分です。
失敗から学んで修正する
ビジネスで成功できる人は、いろいろと自分に条件をつけないで、どんどん稼いでいいと思っています。
このスキルがあったら
資格を取ったら
お金があったら
時間があったら
というふうに、ちんたらと考えないのです。
それに対して、稼げない人は、稼げない世界で考えて、失敗しないように準備しようとします。完璧になったらやろうとか、まだ稼いではいけない、と思っているのです。
そのため、まだ稼げない言い訳をしてしまいます。あるいは、無料で楽して、確実にすぐ儲かる、という情報を追いかけていたりするのです。
そのため、無駄なお金や時間が多く出ていってしまいます。
成功できる人は、どうやったらできるかを考えて、失敗から学ぶことができます。失敗したことは、自分ができていないところです。
できていないところを、素早く見つけて、修正してしまえば、稼げるのです。失敗したら修正すればいいので、労力は最小限になります。
やったことがないことは、何が問題なのかわかりません。だから本来は、考えていても問題は見つからないのです。それをわかっているので、失敗から学ぶことをします。
稼げない人は、わからない問題を、事前に潰そうとするので、無限に準備しなくてはいけなくなります。そのため、学びがやめられません。
あなたが稼ぎたいなら、今すぐ自信を高めて、ビジネスのパーツを素早く揃えましょう。ビジネスのパーツに、穴がなくなったら、掛け算で稼げるようになります。