ビジネスに時間を使わないで稼げない
ビジネスに時間を使っていないのに、ビジネスで成功することはありません。当たり前のことですが、実はできていない人がほとんどです。コーチがほとんど稼げないのは、この点に問題があるからです。
ビジネスに時間を使っていない
コーチングビジネスで稼げない人は、ビジネスに時間を使っていない、ということがあります。ビジネスに時間を使っている、と本人は思っていますが、実際は、ほとんどやっていないのです。
あなたは、ビジネスに時間を使うとは、どういうことだと思いますか?
ビジネスの勉強をしている時
コーチングの本を読んでいる時
集客方法を検索している時
これらは、ビジネスの時間に入れていますか?実は、これらはビジネスの時間ではありません。というのも、売上に繋がる活動ではないからです。
もちろん、これらが絶対無駄というわけではありませんが、稼げていない人が、こうしたことを続けていても、稼げるようになりません。
何の必要があって、それらをしているのでしょうか?
また、それをすることで売り上げが上がると言えるでしょうか?
おそらく明確な答えがないと思います。売り上げは、上がるかもしれないし、いつか役に立つ、と思っているかもしれませんね。
もし、明確に答えられるなら、売り上げがどんどん上がっているはずです。しかし、稼げていないのだったら、ビジネスをしていることにはなりません。
では、何をしているか、というと、不安を埋めようとしているのです。明確な目的があるわけでも、本当に勉強しているわけではありません。
売れないのは、勉強をしていないからではなく、まずビジネスに着手できていない、やっている時間が圧倒的に少ない、という原因があります。
直接売り上げに貢献する行動ができていなければ、稼げません。例えば、ブログを書いたり、ビジネスプランを作ったり、体験セッションやセミナーを募集したり、といったことです。
こうした時間が1日のうちに、どれくらいあるでしょうか。もし稼ぎたいのだとしたら、ビジネスの時間をもっと意識的に増やしてください。
そして、ネット検索している時間とか、セミナーに行っている時間、スキルアップする時間などは、カウントしないようにしましょう。むしろ、そうした時間があるなら、ブログを書いた方がいいのです。
1日に、そんなにたくさん使う必要はありません。ブログなら1時間しっかり書ければそれで良いです。あとは、ステップメールを制作したり、ランディングページを作ったりなどがあります。
だから、こうしたことに、1〜3時間くらいかければ十分です。それで、一通りの仕組みは1か月以内で作れます。あとは、改善をしていけばいいのです。
1日1〜3時間、というと、それだけでいいのか、と思うかもしれません。しかし、これができる人が少ないのです。だから、コーチはほとんどの人が稼げていません。
やっているつもりになっていて、厳しくビジネスの時間を考えてみれば、毎日できる人は稀です。なんとなく、やった日とやらない日が出てきて、やらない日の方が多くなるでしょう。
セミナーとか、本の勉強はしているとなると、それがビジネスの時間だと思ってしまうので、頑張っているのに、なんで稼げないんだ、となってしまいます。もっと悪いと、金儲けの方法を探していることを、ビジネスだと思っていたりします。
稼げてないなら、まず客観的に自分の行動を見てください。計算してみれば、驚くほどビジネスの時間が少ないことに気がつくでしょう。
スキルは後回しにする
稼げない → 学ぶ、というパターンを止めてください。稼げないのは、学んでいないからではありません。見込み客のことが全く見えていません。
まずは、売り上げを上げることに集中しましょう。コーチングスキルも、学んでも稼げないですよ。
自分のクライアントがいないのに、何が必要かはわかりません。コーチングの重要なマインドに、Invent on the way、というものがあります。
これは、やり方はその都度発明する、ということです。これをするためには、できると自分を信じてください。
クライアントは、どんな悩みを持ってくるかはわかりません。そのため、その都度、自分で考えたり、わからなかったら教えてもらったり、調べたりしながら進んで行くのです。
私も、その人に合わせて、必要なことをしているので、コーチングとは言えないようなこともしています。しかし、大事なのは、クライアントが望む未来に連れて行くことですからそれでいいのです。
稼げてもいないのに、スキルを学んでいても、必要性のない、的はずれなスキルが身につくだけです。会社員でも、会社の業務に役に立たない、ワインソムリエの資格を取っても、給料が高くならないでしょう。
知識やスキルが身につくことで、価値が上がるわけではない、ということです。買う人は、あなたの頑張りではなく、自分にとって役に立つか、で判断します。
マルクスは、商品が売れるには、命がけの跳躍が必要だと言いました。相手が欲しがるかどうか、というジャンプに失敗すれば、無価値になるということです。
欲しいかどうかを、判断するのは相手の方です。自分が一生懸命作った商品であっても、役に立たなければ、興味を持たれません。
ここが重要なところです。つまり、商品作りを間違えたら、知識がいくらあっても売れません。また、そもそもマーケティングをしなければ、目に入ることもないのです。
だから、ビジネスに時間を使わなくてはなりません。商品を作るのなら、見込み客に、実際に聞いてみたり、自分と同じジャンルでうまくいっている人の、商品を真似てみてください。
それで、見込み客のニーズがわかったり、自分の独自性を作ることができたら、売れる商品に近づきます。そして、1日1時間でも、人に知ってもらうために、ブログを書いてみます。
これが、ビジネスに時間を使う、ということです。
今の自分を認めて、許可を出す
稼ぐためには、今の自分を認めてください。何か付け足さなくてもいいのです。学ぶということは、不安だからです。
そして、やり方は後から作り出せるから、今準備をしなくていい、と自分の能力を認めてください。これをエフィカシーと言います。自分にはできると思うのです。
この記事を読んでくれているということは、稼ぎたいという思いがあるからだと思います。だったら、言い訳をしないで、自分に正直になりましょう。
スキルが上がってから
知識量が増えれば
というのは、不安を埋めて、稼ぐことから逃げるための言い訳です。
ビジネスを成功させたいのなら、そのために直接必要な行動をしてください。回避行動をやめて、ビジネスに向き合うのです。そして、それを続けましょう。
ビジネスを継続するためには、稼げないといけません。続けることで、あなたはもっと多くのクライアントの、人生をよくしたり、悩みを解決したりすることができます。
今回は、ビジネスに時間を使うこと、そして、自分を信じて、不安を埋めるための学びをやめることをお話しました。やり方は後から発明できる、準備はいらない、というエフィカシーを持ってください。