男性のコーチが稼げない原因
今回は、男性のコーチが稼げない原因というお話をします。
男性と女性で分けたとき、それぞれで稼げない傾向があります。今日は男性コーチの場合です。
特徴にはいい面も悪い面もあるので、ビジネスにプラスにもマイナスにも働くことがあります。もしこれからお話することが原因で稼げてない場合は、修正した方が良いでしょう。
もちろん、傾向なので、みんなが当てはまる訳ではありませんが参考にしてください。
理論が先行になりすぎる
男性コーチが稼げない原因の1つめは、理論が先行になりすぎる、ということです。
例えば、コーチングの理論が好きなので、理論ばかりになってしまいます。そして、理論を作ることが目的になるので、ビジネスができなくなります。
また、ビジネスでも、ビジネスの理論を考えるだけになってしまい、実際の行動ができないので稼げないという結果になります。
コーチングの理論は大事ですが、そればかりやっていてもお客様が来ない限りは稼げるようにはなりません。理論ができたら満足であれば、ビジネスはする必要はないわけです。
理屈でなんとかしようというのは、「自分の考えられる範囲でやりたい」ということです。
なので稼げてない人が、いくらコーチング論とか、ビジネス論を考えたところで、稼げるようにはなりません。いくら勉強しても、稼げないコンフォートゾーンの中で処理するので、すべて稼げない現状の強化になってしまいます。
アドバイスをされたり、情報が入ってきたとしても、自分の理屈で解釈し直してしまうので、間違えてしまうのです。
稼げない思考を変えるには、自分のコンフォートゾーンの外側のことをそのまま取り入れるしかありません。なので自己流はやめないといけないのです。
これが理論の落とし穴です。
大事なのは、それで結果がどうなんですか?というところです。
理科の実験でカルメ焼きを作る時に、カルメ焼きができるかどうかが大事ですよね。カルメ焼きができなかったら食べることができません。
間違ったカルメ焼きの作り方を正しいと主張することもできますが、それは意味がない訳です。
コーチング理論やビジネス理論を考えるのはいいけど、それで自分はどうなんですか?とか、お客様がどうなるんですか?というのが大事なことです。
自分が正しいと思うビジネス理論を作っても、稼げないければそれは間違っています。ところが、理論だけ考えていると、理屈が通っているように見えるのです。
お客様に対しても、コーチングは科学的ですとか、コーチングとは、という話をしたところで売れるようにはなりません。
いつも言っていますが、お客様のニーズに合わないと、いくら正しいと思うことを説得しようとしても興味を持たれないわけです。
コーチングを売ろうとする人は多いですが、お客様は自分の悩みが解決したり、願望が叶うことに興味があります。
どうしたら稼げるかという、理屈は考えずにやることをやっていれば良いわけです。
ビジネスは仕入れよりも商品を高く売ることです。なので何も考えなくても、仕入れより高く売れれば成功します。だから、初心者の主婦がいきなり稼げるようになったりするのです。
スキルを上げることばかり考える
次に、スキルにばかりこだわったり、頼ったりしすぎるということがあります。
コーチングでも、スキルで何とかしようとするので、スキルがたくさん必要だと思ったり、スキルの学びをするのが正しいと思ってしまいます。
その結果、スキルを売りにしようと考えて売れなかったり、学びばかりでビジネスに必要なことができない、という結果になります。
男性は技術を高めると稼げるとか、プロになれるという思い込みがあります。しかしプロになるということは、継続してお金を払ってもらえるということです。
お金を払ってもらうためには、お客様のニーズを満たさなければいけません。スキルが高いからお金を出すよという人はいないからです。
整体に行く人なら、いろんなスキルを体験したいから行く訳ではないですよね。肩こりが治るとか、腰痛が治るというニーズがある訳です。
いろんなスキルを使ってこねくり回されても、肩がよくならなかったら意味がありません。
コーチングなら、お客様は悩みが解決したり、願望が叶うのなら、ぶっちゃけスキルが上手いとか下手というのはどうでもいいのです。
お客様は、得られるものに対して対価を払うからです。
マンガ家でも、絵があまりうまくなかったり、下手ウマの人もいますよね。綺麗に絵を描けてもは高くてもアシスタントにしかなれない人もいます。
その違いは、お客様が買ってくれるかどうかしかありません。そしてそれがプロとアマチュアの一番の違いです。
もちろん何もできない人は無理ですが、お客様のニーズを満たせれば稼げるようになるのでシンプルに考えることが大切です。
しかし稼げないコーチの多くは、どんどん複雑で難しく考えてしまうから成功しないのです。
むしろ、学びをしたいからわざとビジネスをしなかったり、自分で難しくしているわけです。
それでなんちゃってコーチ止まりでいいなら構いませんが、プロで稼げるようになりたいなら、お客様を豊かにしたり、幸せにすることを考えなければいけません。
今回は男性コーチが稼げない原因についてお話ししました。
理論やスキル面にばかり頭がいってお客様のことが見えていなかったり、現実がどうなっているかわからなくなるが男性の陥りやすいポイントです。
稼げなくていいならそのままでいいですが、プロコーチになるなら、目的が何なのか考え直す必要があります。
稼げてないなら、自分の思考は間違って居る事に気づかなければいけません。そうした視点があれば、ビジネスは成功しやすくなります。