No.1戦略で成功するには
ビジネスではお客さんから選ばれることが必要です。選ばれるということは、あなたにお願いしたいという専門性があるということです。
稼げないコーチは、「なんでもやります」となって、ターゲットが広くなります。そうすると、専門性がなくなるので、選ばれなくなるのです。
売れない人は、ターゲットを広げて、アクセスや人をたくさん集めたら売れると思っていますが、実は逆の結果になります。
なので、あなたがNo.1になるように、差別化を行ったり、ターゲットを絞ったりすることです。
ターゲットを広げると売れないのは
稼げないコーチは、売れないと、もっと多くの人にアプローチしたら売れる、と考えてしまいます。その結果、「コーチングをやります」「どんな悩みでも対応します」という「何でも屋さん」の方向に行きます。
そして、売れないので、「多くの人にとって手に入りやすい値段」にしようとします。そうすると、薄利多売品のようにどんどん価格を落として行ってしまうわけです。
このようにすると売れる、と思うわけですが、実は選ばれる理由がどんどんなくなってしまいます。
お客さんは、何かを解決したいとか、何かを得たいと思って商品を買うからです。何でもやりますというのは、広くアプローチできるように思うかもしれませんが、「何をしているのかわからない」と思われます。
例えば、あなたが水道が壊れたら、水道屋さんを呼ぼうと思いますよね。何でも屋さんではありません。また難しいことになればなるほど、専門家にお願いしたいと思うでしょう。
というのも、水道屋さんの方が、水道に関して詳しくて、的確に工事をしてくれると期待できるからです。
その結果、専門性が高い水道屋さんが選ばれるということです。
コーチングビジネスでも同じで、何でもやります、コーチングができますというのは、専門性がわかりません。お客さんはもっと具体的な悩みを持っているので、その悩みにあった人を選ぶわけです。
価格を下げるのも、お客さんに選ばれるわけではありません。というのも、コーチングは安いから受けるというものではないからです。
安いから受けるという人はいますが、そういう人は本気で変わる気がありません。そのため、継続して売れ続けることが難しくなります。
ティッシュなら、なるべく安いティッシュがいいと思う人がいます。それは、ティッシュは嫌でも最低限ないと困るものだからです。
しかしコーチングは、ないと困るものではありません。コーチングを受けたい人のニーズは、大きく変わりたいとか、成功したいことにあります。
そういうお客さんの場合、安いから受けるというより、自分の願望や悩みにあった専門家にお願いしたいと考えます。
なので必要なのは、専門性を高めて、価格を下げずに商品を充実させることです。商品が充実すれば、他の人と差別化をすることができ、あなたが選ばれる理由が生まれます。
No.1戦略で稼ぐ
ビジネスのやり方でNo.1戦略というものがあります。これは自分がNo.1になれる分野で売るための差別化の考え方です。
整体だったら、肩こりを治したい、というお客さんは、肩こりを治す専門家のところに行きたいと思います。腰痛なら腰痛専門のところを探すでしょう。
あるいは地域で探すこともあります。横浜市ではNo.1ではなくても、横浜市南区とか、南区の中の一つの駅というふうに絞っていくと、そこでNo.1になることができます。
私も、ただビジネスを教えるというのではなく、コーチングビジネスを教える、とターゲットを絞っています。ビジネススキルを教える人はたくさんいますが、コーチングビジネスを個別で教える人となると、あまりいないのです。
さらに、サポートの内容もかなり多いので、ここまでできる人はほぼいません。私のところで稼げないなら他でも無理というくらいの内容なわけです。
このように、自分がトップになれるように差別化をします。
専門家のポジションになれるように、自分で市場を作るわけです。
専門家というのは、お客さんにとっての専門家です。なので、単純にコーチングがうまいとか、知識がたくさんあるという話ではありません。
お客さんの問題を解決する専門家なので、自分が得意なところで勝負すればいいということです。
スキルをたくさん身につけるとか、知識をたくさん持っているというだけでは、専門家ではありません。というのも、お客さんは悩みを解決したいと思っているからです。
このようにお客さんの視点に立てば、No.1戦略をとることができます。
差別化で失敗する原因
差別化がいい、とわかっていても、差別化で失敗する人も多いです。
立派なキャッチコピーとか、ポジションをコンサルに作ってもらっても売れない人がよくいます。それは何故なら、「お客さんがいないから」です。
差別化したり、キャラ作りをしても、ニーズがないところでは売れません。単に細く絞っていけばNo.1というわけではないのです。
もちろん誰もいないところでNo.1にはなれますが、それは意味がありません。
だからニーズがあるところで、差別化をする必要があるということです。ただキャッチコピーをつけたり、奇抜なことをしても、面白がられることはあっても、売れることはないわけです。
今回は、No.1戦略で稼ぐ方法についてお話ししました。
コーチングの業界でも、昔ならコーチングをするというだけで珍しかったですが、今はコーチはたくさんいるわけです。
なので、コーチングをしますとか、〇〇認定コーチとか、〇〇スキルがありますというのでは、売れなくなっています。そういうものが出てきても、すぐに飽和して量産されてしまうので、稼ぎ続けることは難しいです。
またネットで何でも検索できる時代です。コーチもネットでブログやホームページやSNSを持っている人が多いです。そのため、お客さんは簡単にたくさんのコーチにアクセスすることができます。
その中で、何でもやります、コーチングができます、と他の人と同じようなことを言っていても、稼げなくて当然です。
なので、自分が専門性を発揮出来る分野で、No.1戦略をとることです。
そして大事なのは、お客さんの悩みの専門家であることです。ニーズがない市場ではいくらターゲットを絞っても、キャッチコピーを作っても、お客さんがいないので意味がありません。
ニーズがあって、差別化できれば、その分野であなたは専門家ポジションになることができます。それが稼げるコーチになる方法です。