お金が集まる人と、集まらない人の違い
世の中では、お金持ちはどんどんお金持ちになっています。そうなるには、考え方の違いがあるからです。この考え方の違いを理解することで、お金が集まるようになります。
投資と投機の違い
まず、投資と投機の違いについて理解しましょう。最近はネットで誰でも株を買ったり、外貨を買ったりすることができます。ほとんどの人は、それを買って、値上がりしたら売ろうと思っています。
株式投資、と言ったりしますが、これは実は投機になります。投機と言うのは短期の値上がりを狙った、ギャンブル性の高いもののことです。
不確実なので、当然リスクが高くなります。ここに対して、ものすごく多くの人が参入しています。しかも、貧乏な人ほど、リスクを大きく取って投機で大きく儲けようとしていたりします。
ギャンブル性が高いので、投機は本来は、失っても困らないお金でやるものです。口座に置いておいても何にもならないから、それで投機をする、というのが正しい使い方になります。
生活資金をかけてやると、それが減った時に、途端に生活に困ることになります。だから、減ったとしても影響の少ない、余ったお金でやるのです。
しかし、貧乏な人ほど、失うと痛いお金で投機をします。また、入れる金額も少なくなります。そうするとどうなるか、というと、儲けたいので、リスクを大きく取らないといけなくなるのです。
100万円を稼ぎたい時に、資金が50万円しかないとしたら、150万円にしないといけないので、3倍にする必要があります。これを短期でやろう、と考えるので、ものすごいリスクを取らないといけません。
お金が余ってるのならいいのですが、貧乏な人は失ったら困るお金でこれをやります。当然、生活に影響が出る確率が高くなるのです。
お金がたくさんある人の場合は、1億円持っていたら、1%の収益率でいいので、安全になります。本来は、お金が余っている人がやるものだ、というのはこういうことなのです。
投機に対し、投資があります。投資は、リターンを得られる可能性が高いものです。リスクが低い株式を買って、配当を得るのは確実性が高いので、投資になります。
また、事業家なら、ビジネスへの投資をします。売れているホームページに、広告費をかけたら、売り上げが上がります。そして、そこで出た収益をさらにビジネスに投資していきます。
お金が集まる人は、このように確実な投資をしているので、また豊かになるのです。貧乏な人は、ギャンブルで一攫千金を狙っているので、ますます貧乏になります。
もちろん、中には一発当たる人もいます。これは、宝くじと同じようなものです。そうすると、当たった人のことしか見えないので、ギャンブルにはまっていきます。
貧乏人は高値で買わされる
貧乏人はどうしてそうなってしまうのか、というと、情報源が悪い、というのがあります。
世の中のほとんどの情報というのは、労働者向けに作られています。というのも、ほとんどの人が労働者であり、労働者家庭で生きているからです。
人口が多いのですから、テレビなどのメディアは、労働者向けに情報を出した方が、大きなビジネスをすることができます。商品も、労働者向けの商品がほとんどになります。
そうすると、事業家向けの情報とか、お金持ち向けの情報が入ってこなくなります。最近では仮想通貨がブームですが、そういうのも、仮想通貨で儲かるところが一通り終わった後に、みんなが知ることになります。
また、儲け話、という感じで、貧乏人にもいろいろな誘いが来るようになります。普通、本当の儲け話なら、こっそりとやられているはずですが、根拠のない上場話みたいなものが流れてくるのです。
こうしたものは何かというと、高値づかみや、ロシアンルーレットになっているものです。仮想通貨なら、売り手と買い手が必要です。高値で売りたい時にどうするかというと、情弱を騙して買ってもらうのです。
また、ネットワークビジネスのような形になっていて、末端の方に行くほど儲からなくなり、最後は誰かが損をする、というロシアンルーレットになっているのです。
もう儲けてしまった金持ちが、売り抜けるために、貧乏人を使っているような状態です。株でもなんでもそうですが、最後はテレビなどで株が話題になって、一般人が買って、金持ちが売り抜ける、という構造になっています。
これに対して、お金持ちは、お金持ちの間で情報をやり取りしているので、労働者には入ってこない情報がどんどん入ってきます。こうしたものは、テレビでは出ないし、ネットでいくら検索しても見つかりません。
確実性が高くて、収益率も高い投資や、ビジネスのやり方などが、クローズドな場所で交換されています。
確実な投資をすること
経済的に豊かになっていくためには、労働者向けの情報ではなく、確実な投資をすることが大切です。その中でも、特に自分でコントロールできる、ビジネスへの投資が一番効率が良いです。
ビジネスはお金が少なくてもスタートすることができます。その上、かなり高いリータンを得ることができます。例えば、安いもの中古品を仕入れていて、それを2倍の値段で売ると、リターンが100%になります。
もちろん、自分の労働も入っているのですが、これだけ大きなリターンを安定して得られる投資というのはほとんどありません。
また、PPCなどの広告を入れることで、収益を大きく上げることもできます。
コーチやセラピストで、月に1人のクライアントがいて、30万円安定して稼げるなら、そこから10万円投資することで、クライアントを2人にします。
そうすると、60万円ー10万円=50万円の収益を上げることができます。もちろん調整が必要ですが、ビジネスを改善していくことで、確実性が高まっていくのです。
『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・キヨサキも、最初はビジネスをすることを勧めています。それだけビジネスが、稼ぐのに向いているからです。
ビジネスへの投資は、広告だけではありません。人を使ったり、ホームページを改善したりすることもできます。また、良いスーツを着ることで信頼性が上がって、売り上げが増えるなら、服を買うことも投資になります。
自分の能力を上げることにお金を使うのも、自己投資といって、確実な投資になります。
投資か浪費かは、リターンを得られるかどうかで決まります。好きなものを買っても、それがリターンを得られないなら、浪費になります。
コーチやセラピストなどでも、スキル習得や、セミナーなどを自己投資と思っている人もいますが、それが投資になるには、リターンが必要です。ほとんどの人がリターンが見えていないのにお金を使っているので、浪費になってしまいます。
自己投資は有効ですが、自己投資のつもりの浪費にならないようにしましょう。そのためには、ビジネスの設計図や、改善の仕組みを持っていることが必要です。
こうして、コントロール可能なビジネスへの投資をしていくことで、お金が集まってくるようになります。
確実な投資を増やしていけば、必然的に経済的に豊かになっていくのです。