労働者思考のコーチは稼げるようにならない

労働者思考のコーチは稼げるようにならない

今回は、労働者思考のコーチは稼げるようになりません、という話をしたいと思います。

労働者思考は給料をもらって生活している労働者の考え方のことです。時間給でフルタイムで働いて生活費を稼ぐ人たちの考え方です。

この労働者思考をしている限り稼げるようにはなりません。コーチの方はほとんどの人が労働者しか思っています。日本では働いてる人の9割ぐらいが雇用されている労働者だという統計があります。

それぐらい日本人ほとんどが労働者なんですが、コーチの方も労働者志向の人が非常に多いんです。この労働者思考を持っている限りビジネスでは思い描いているような成功をすることはできないということです。

なので今回は労働者思考についてお話いていきます。

労働者思考とは何か

労働者思考は自分がフルタイムで働いて給料もらうことを基準にしてるんです。給料というのは生活費です。労働者の人が生活するためのお金を、会社の経営者の人たちが払っているわけなんですね。

例えば20代の人だったら月20万円ぐらい、30代の人は30万円ぐらい、40代の人は子供とか家族がいて、大学に子供行かせないといけないからちょっと高くなる、とか、そういう風にして給料は決まってるんですね。

だから実際に若い人で一生懸命働いて会社に貢献してる人よりも、あんまり貢献してない、働かないでパソコンも得意じゃないおじさんの方が給料高かったりすることってありますよね。

それも生活費によって給料が決められているからなんです。労働者の人が今日1日ご飯を食べて家に帰って、ちゃんと寝て体力を回復して、また明日も来てくれる。そのためにお金を払っています。

車で言えば燃料費みたいなものです。会社の立場から見ると、人件費はその他の家賃とか雑費とか光熱費と全く同じ扱いです。

つまり会社はその費用を出すことによって、労働者を使って利益を出しているるわけなんです。

労働者の人は給料が生活費になってるので、思考が生活費をフルタイムで働いて稼ぐという考え方になってるんですね。コーチの人も労働者志向の人は、生活費を稼ぐという考え方になるんです。

それもめちゃくちゃ時間を使って1日8時間以上とか働いて稼ぐ、その基準をもとにビジネスを組み立てようとしてるんです。だから稼げるようにならないわけなんですね。

ビジネスを成功させるなら、利益をいただくことは必要なことです。自分の生活費だけギリギリ稼げる稼げない、という感じだと、ビジネスを継続することはできません。多くのコーチの方が、生活費も稼げないわけです。

だからやめてしまうコーチが非常に多くいるわけですね。

なので、労働者思考を止めて、利益をいただくのに必要な商品の価格設定を考えないといけません。もちろん自分の生活費が最低限ですが、さらにビジネスをやるなら、あなたもきっともっと成功したい、お金持ちになりたいと思ってるでしょう。

だから生活費だけじゃなくて、その何倍か利益をいただくように、考え方を変えていかないといけません。

資本家の思考を身につける

労働者の対になっている考え方は資本家です。資本家はお金を投資することによって利益をリターンして回収する、そういう考え方をしている人のことです。

資本家は労働者に生活費を渡して働いてもらって、労働者があげた収益を自分の懐に入れて、また再投資してくわけです。

だから労働者と資本家の差はどんどん開いてしまっていくわけです。前にトマ・ピケティという人が資本家の収入と労働者の収入は、資本家の方が成長するスピードが早い、という本を出しました。

これも結局は、考え方の根本的な違いが原因です。なので、ビジネスで稼げるようになりたいなら、資本家の思考を身につけないといけません。

もちろんみんなが資本家になれって事じゃないですが、利益をいただき、投資をしてリターンをもらう、それを再投資できるという考え方になっていかないといけないわけなんです。

給料を基準に考えている人は、自分がフルタイムで働いてやっと生活費が稼げる基準を持っています。だからセッション単価も2000円とか1000円とかいう人もいるぐらいです。

これは完全にバイトとか会社員の感覚ですよね。もうちょっと良くても、5000円とか1万円ぐらいでやってるも人います。でも5000円とか1万円のセッションをしていても、利益どころか生活費も稼げません。

でも労働者の人たちは会社からどんどん仕事が降ってきて、時間を切り売りして働くという考え方になってるので、自分がビジネスを構築して自分が仕事を作り出すということが、頭にありません。だから単価を低く設定してしまうんですね。

そうではなくて、ビジネスで自分が売上をいくらあげたいか。例えば月100万円を稼ぎたいなら、百万を実現するために必要な単価設定をしなければなりません。

具体的には、私がいつもお勧めしているのは、1回のセッション5万円以上です。コーチングで稼ぐ成功しようと思ったら5万円以上はないと難しいからです。

それがビジネスの構築の仕方です。こうした思考に変わることです。

なんとなく労働者の延長で、いいことをして頑張って働いてたら稼げる、そんなに甘い世界ではありません。

そうではなくて、労働者思考を変えて、利益をもらうことの罪悪感や単価を上げることの罪悪感をやめていくことが必要なんです。

そしてなるべく多くの利益をいただけるように、ビジネスを考えることが非常に重要になります。これは労働者の人にとっては抵抗があると思うし、罪悪感も強いと思いますが、この思考に変えて行かない限りは成功しないということです。

思考を変えないでスキルを勉強したり確実な資格を持つことによって仕事をしようと言うのは、まさに労働者の考え方です。

ビジネスで成功する思考を身につけてください。それらは今回お話ししたとおりです。

今回の話をまとめると、労働者志向のコーチは稼げるようになりません。それは給料が生活費をベースにされてるからです。

だから労働者の人は、生活費を稼ぐ、利益をもらってはいけない、と思っています。それをコーチングビジネスにもってきてしまうから、成果も利益もあげられないわけです。

そしてお金の罪悪感、ビジネスの抵抗を持ってしまいます。これらを根本的に変えるには、労働者思考を変えて、成功する思考になる必要があります。

その思考は今回も言ったように、資本家やビジネスを構築する経営の思考です。

このことをしっかりと理解していただいて、あなたも是非稼げるコーチになってください。

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