お金の縁起を見て稼ぐ
今回は、お金の縁起を見て稼ぐ、というお話をしたいと思います。
縁起というのは仏教の言葉で、簡単にいうと、どんな関係性があるかという話です。なので縁起を見るという事は関係性を見るということになります。
厳密にいうと、もう少しややこしいですが、ざっくりと「つながり」だと思っておいてください。
お金やビジネスに関しても縁起があるので、縁起を理解することが大事です。縁起がしっかりと見れるようになるとマインドセットが変わって、お金やビジネスについてより詳しくわかるようになります。
そうするとどのように稼いでたらいいのかというのもわかるのです。
稼げてないコーチは縁起がよくわかっていないので、お金やビジネスについて浅くしか理解できていません。なのでコーチングセッションを売るということにしか意識が向かず、契約が取れないとなります。
縁起が見れるようになって考えの幅が広がるようにしてください。
お金の縁起を見る
縁起というのは縁起が良いという意味ではなくて、全てが関係性で成り立っているという法則のことをいいます。目の前にあるものはそれだけで存在するわけではなく、様々な関係性を持っているということです。
例えば田中さんという人がいたら、田中さんは息子と親子関係があったり、田中さんが勤めている会社と雇用関係があったり、友達や肩書等があります。
ではどれが田中さん本体かというと、実はどれも田中さんだということができるんです。というのも田中さんのことを説明しようとしても、田中さん以外の事でしか説明できないからです。
つまり田中さん自体を説明できず、田中さんの他との関係性をご説明することしかできません。なので田中さんというのは、様々な関係性のことを言っているのです。これが関係性の中で存在しているという意味です。
この説明でよくわからなければ、すべてのものは、たくさんのつながりを持っている、と考えてください。
お金も同じです。例えば10,000円札があなたの手元にあるとします。その10,000円札はどこかからもらったものです。という事は10,000円札をくれた人がいて、10,000円札をくれた人にも、10,000円札をくれた人がいるということです。
このように関係性をたどっていくと、10,000円札がただそこにあるのではなく、そこに来るまでにあなたとの関係性を持っているわけです。
なのでお金が来た経路や関係性がわかることによって、どうやったらお金が入ってくるのかが分かります。それがわかったら、後はそれをうまく自分のところに来るように道を作ってあげることです。
稼げない人は、ほとんど自分の財布の中にしか見ていないので、どうやったらお金が来るかがわかりません。そしてほとんどの人が、労働するとお金が入ってくるということはわかっているわけです。そのためお金を得ようと思ったら労働するということが染み付いています。
金持ち父さん貧乏父さんという本がありますが、その中で金持ち父さんは著者のロバートキヨサキが子供時代、彼をただ働きさせました。貧乏父さんはそれに文句を言うのですが、これには意味があります。
それは労働でお金を得るということを教えないで、ビジネスでお金を得ることを教えたかったということです。労働したらお金が入るという事は労働者にとっては簡単なことです。しかしそれを覚えてしまうとその流れしかわからなくなってしまいます。
その結果ロバートキヨサキは、お店で売れ残った漫画か何かを引き取って、マンガ貸し出しビジネスを作って一儲けしたそうです。ロバートキヨサキは労働ではないお金の流れを見つけることができたわけです
労働者の思考だとお金に対しての考え方が狭いので、自分でビジネスをしてお金を稼ぐことができません。なので縁起の他の部分を見る必要があります。
自分と自分の財布だけではなく、様々な概念を取り入れる必要があります。
ビジネスでお金が入ってくるという事は、何かお客さんが欲しい商品を売ったということです。なのでお金を手に入れるために、売れる商品を作る必要があります。
売れる商品というのはお客さんが欲しい商品なので、お客さんが何を求めているのかを考えることです。なので売れるか売れないかではなく、お客さんのニーズを満たしたり問題を解決するにはどうしたらいいのかといった視点が必要になります。
そうすると自分とお客さんという関係性が分かります。
縁起を見てマインドを変える
またお客さんと契約することにブレーキがある人もありますが、コーチングビジネスをやってる人はあなただけではありません。
あなたとコーチングビジネスとの関係を見ていけば、他にもたくさんのコーチがいることがわかります。またお客さんはあなただけに興味があるわけではなく、他のコーチやそれ以外のコンサル、カウンセリング、占い、などに興味があるかもしれません。
その場合あなたが契約しなくても、誰かがあなたよりも高い値段で契約するかもしれません。5千円とか1万円だから安くていいことをしていると思っていても、50万円とか100万円の商品を他の人から買う可能性もあります。
なのであなたのところに来てあなたを信頼している人であれば、ちゃんと契約してあげたほうが良いのです。契約しなければまた他のところで迷ったり悩んだりする可能性があるからです。
稼げないコーチは、コーチングに価値があって、コーチングを売ろうと考えています。それはほとんど縁起が見えていないということです。お客さんはコーチングではなくて自分の悩みや願望に興味があります。
だからコーチング以外でも自分の願望が叶いそうな商品があればそれを買うのです。だから自分のコーチングとかコーチング業界だけを見ていても仕方がありません。
お金がないとかお金が稼げないと思うのはお金の縁起が見えていないからです。
なのでお金の縁起をたどっていけるようになってください。あなたが受け取るお金はどこから来ているのか、そしてあなたが払うお金はどこに行っているのかを想像してみましょう。
コーチでも、お客さんの懐事情を見て勝手にお金をもらうのは悪いと思ったりする人もいます。しかし本気で変わりたいと思えば、何かしらの方法でお金は用意できます。なのでお金がないからと言って価格を下げたり、懐事情考えたりするのは失礼なことです
というのも無限の関係性があるので、お金を手に入れる機会は無数にあるからです。金がないと思っていると見えませんが、もしあなたが明日までに1千万円を用意しないと死ぬと言われたら、何が何でも集めてくるでしょう。
つまりあるのに気づいていないということです。なのでお金の流れをもっと大きく見ないと、お金は減ると思ってしまいます。お金が減ると思っているから、相手からお金をもらうことが悪いことだと思ったりします。
しかしお金がないと言っている人でも、なんだかんだいろんなところにお金を使っています。ただ優先度が低いからお金を払えないだけです。
ビジネスに投資できない人も、ビジネス本気で成功させたいと思っていなかったり、自分の財布だけ見て減る増えるとか考えているということです。
もっと大きなお金の流れで考えると、稼げる仕組みさえ作ることができれば、お金を流し続けることができます。
なのでビジネスに投資して仕組みを完成させる事は、お金が増えることです。自分と未来のお客さんのつながりが見れるようになれば、お金に対するマインドが変わります。
豊かになる関係性を広げる
今回は、お金やビジネスの縁起を見るというお話をしました。
稼げないコーチは集客ツールを使ってお客さんが来るかとか、ブログを書いたら申し込み送るかという事しか見えていません。
縁起を見てもっと広い視野を頭に入れて下さい。コーチングのビジネスで成功したければお客さんの問題を解決して豊かになってもらうことを考えましょう。
大きな流れで見れば人と人との関係性の中で、お金が流れています。なのでお客さんと信頼関係を作って、お客さんの望んでいるものを提供すれば成功することができるんです。
お金を投資したり使う時にも、お金が減ると思わないで、お金によって自分が豊かなものを手に入れられるのだと考えてください。そしてお金を払うという事は、受け取る人が豊かになるということです。
このように考えて、不安や恐怖ベースではなく、気持ちをよくお金と接するようにしましょう。
売れないと、どうやったらお金を稼げるかとか、どうやったら成功できるのか、といった狭い視野になりがちですが、お金の縁起を見られるようになってください。
そうするとお金をもらって悪いとか、お金が減るっていうことが非常に狭い考えだということがわかるでしょう。
そうした縁起が見られるようになると、自分も豊かにすることができるし他の人も豊かにすることができるようになります。
私は、コーチ自身が豊かになり、クライアントさんも豊かにできるコーチを育成したいと思っています。
なので私は縁起を見て、自分のクライアントさんだけではなく、クライアントのクライアントまで豊かになるためにコーチングをしています。
もちろんそうしたら、その先にいる人たちも豊かになることができます。
ビジネスは人に価値を与えることです。広い縁起を見られるようになって、あなたが助けられる人を助けていって欲しいと思います。
それによってあなたのビジネスも成功することでしょう。