今回はお金は汚いという洗脳についてお話しします。
コーチングをしている人でも、コーチングはお金じゃないとか、稼いではいけないというふうに思っている人がいます。またお金を稼いではいけないとか、高くしてはいけないという指導を行っているコーチング団体もあるようです。
そのため、ビジネスに対して抵抗を持っていたり、お金をもらってはいけないと思っているコーチの方がいます。
こうした考え方がお金に対する洗脳です。こうした洗脳があると、お金を受け取れなくなるので、コーチングで稼ぐことができなくなります。
もちろん価値観はそれぞれなのですが、稼ぎたいと思っているのに、お金は汚いと思っていると、ビジネスにはマイナスになるわけです。
なので一旦この価値観を客観的に考えて、その上でお金をもらってコーチングするのか、ボランティアでやるのかを判断すると良いと思います。
客観的に考えればお金はきれいでも汚くもないものです。ただそれぞれが意味付けをしているだけなので、どんな意味付けをするのかは自由に選べます。
稼げるようになりたければ、お金に対するネガティブな思い込みは外すことが大切です。それが受け入れられなければボランティアコーチになった方が良いと思います。
労働者基準で考えない
まずコーチングでお金をもらっても良いかどうかです。コーチングもビジネスにするなら当然お金をもらってしかるべきです。法律でも禁止されていませんし、お金をもらうこと自体は誰でもやっています。
なのでコーチングビジネスで稼ぐ事は何の問題もありません。稼ぎたくない人は稼がなければいいし、稼ぎたい人はお金をいただけば良いですよね。
もし本当にコーチングはお金じゃないのなら、お金は一切もらうべきではありません。それが5千円だったらいいとか5万円だったらだめ、という話にはなりません。
5千円と5万円は金額が違うだけで、お金をもらうことに何の変わりもないからです。
しかしコーチングはお金じゃないと言ってる人でも、お金をもらっている人もいるでしょう。その場合は矛盾しているわけです。
この基準の違いは、ただ労働者基準かどうかというだけです。5千円のコーチングが労働者から見て妥当な価格だと見えるので、罪がないと思い込んでいるということです。
労働者の賃金が、大体千円から5千円位なので、まぁそのくらいもらっても良いという判断基準に過ぎません。
しかしまともにビジネスをやっている人からしたら、5万円の方が基準になっています。こうして労働者と基準の違いが生まれるわけです。
それを見て労働者は悪いことをしているとか、もらいすぎだというふうに考えます。
お金じゃないと言えるのは、本当に1円ももらわない人だけです。安ければ良いことだと思っているのはただ労働者基準の料金だというだけの話になります。
私もボランティアでコーチングをするのは良いと思うので、どんどんしたらいいと思います。
しかしコーチングはお金じゃないと言っている講師やスクールでも、無料で教えているわけでは無いですよね。という事はコーチングでお金を稼いでいるわけです。
ここまでお話ししたような矛盾を気づかないで、洗脳されているコーチが多くいるようです。
コーチングでお金を稼ぐ事は悪いことではありません。なのでどんどんお金をいただいて良いわけです。
それが嫌であればビジネスは一切やめて、無料コーチングを一生懸命やれば良いと思います。
まずはお金に対する考え方の矛盾に気づくことが大切です。その矛盾に気づいたら、お金を稼ぐのか、一切もらわないのかという選択をしてみてください。
お金に対するプラスの価値観を上書きする
お金が汚いという洗脳があると、お金を受け取ることが難しくなります。あなたが稼ぎたいと思うのならお金を汚いという思い込みを外すことが大切です。
お金が汚いと思いながら稼ぐことはできません。しかし、稼ぎたいと言っているコーチでも自分でお金をもらうことにブレーキを踏んでいる人がとても多いです。
コーチが稼げない原因は、多くの場合はこのお金に対する罪悪感です。
お金に対する罪悪感の免罪符になっているのが労働者の基準です。
つまり労働者基準なら、きれいなことをしているという思い込みがあります。しかしお金が汚いのなら労働してお金をもらうことも汚い行為です。
なので給料もらったら喜ぶのではなく、申し訳ありませんという言わなければいけないわけです。それが高いお金をもらったら申し訳ありませんとか、給料もらったら当然だというふうになるのはおかしいことです。
こうした思い込みをなくすには、お金に対してプラスの価値観を上書きすることです。
お金をもらってはいけないと思ってる人は、お金をもらう事はお金を奪うだと考えています。つまり相手は豊かさが減ると思っているわけです。
こうした価値観を持っていると、自分がお金を払う時もお金が減るとか、奪われたと考えるでしょう。しかしお金を払うことで、その分の価値も受け取ることができるのです。
例えばスーパーで買い物するなら、お金を払ったらご飯を食べることができますよね。ご飯を食べるという事は、生命を維持しているということです。
なので1日ご飯を買ったら、1日命が助かったといえます。これが戦争や大災害になったら、食べ物を買うことができなくなるわけです。その場合命がもたないかもしれません。
このようにお金を払うという事は、豊かさを得ているということに気づかなければいけません。
スーパーがあるから、全国の食べ物が、わざわざ自分で調達しなくてもすぐに手に入ります。
もし流通がなければ、北海道の野菜と熊本県の野菜を自分で取りにいかなければいけませんよね。ビジネスはこうした価値を提供しているわけです。
なのでお金を払う事は豊かさを手に入れることであり、逆にお金をもらって商品を売るという事は豊かさを提供するということです。
こうした考え方を身に付けることで、お金の罪悪感も上書きされていきます。
そうすれば、お客様に商品を売る行為を、いいことだと思えるようになるでしょう。100万以上の商品を売ったら、100万円以上の豊かさがお客様の手に入るわけです。
逆に申し訳ないからと言って安くするというのは、お客様を本気で豊かにしようという気持ちがないかもしれません。なぜなら自分で自分の商品を、価値が高いと思っていないからです。
こうした間違った価値観を外すことで、稼げるようになっていきます。
私のクライアントでも、最初は5千円でも高いと思っていた人が、稼げるようになって60万円でも安いと感じるようになりました。
このように稼げるマインドになることがとても大切です。
今回はお金は汚いという洗脳についてお話ししました。
今回の話を聞いて、お金に対する間違った価値観に気づいたと思います。後はあなたがボランティアでやるか、ビジネスでコーチングをするかは自由です。
稼ぎたい人はお金をもらうことが良いことだというマインドを身に付けてくださいね。そしてお客様に豊かさを提供できるようになってほしいと思います。