お金を払ってもらえない理由
今回は、お金を払ってもらえない理由というお話をします。コーチングをしていても、お金を払ってもらえないコーチがいます。なぜお金をもらうことができないかというと、自分がお金を払いたくないと思っているからです。
お金に執着していると、お金を減らしたくないと思います。なので、お金を払うことは嫌なことになります。そのため、相手の気持ちを想像して「相手もお金を払いたくないよね」と思うので、お金をもらわない方向に持って行ってしまいます。
それが商品の価格を言わなかったり、「高いですよね」と言ってしまったりと、無意識に断られようとするのです。
価格を安くしてしまうのも、自分がお金を払いたくないから、お金を払う額が少ない方が相手にとっていいと考えているからです。
相手は、お金以外のことを考えているかもしれないのに、自分がお金を払いたくないというのを相手に投影してしまうわけです。
こうしたお金のマインドの間違いが、稼げないコーチの多くにあります。
お金の執着を手放す
お金が入ってこないのは、お金への執着が強いからです。お金の執着が強いと、「払いたくない、減らしたくない」と思います。
お金がなくなるのが怖いので、お金を手元に止めておこうとするわけです。そうすると、お金がない状態を引き寄せてしまいます。
今も不景気だからとか、コロナだからと、お金の恐怖からお金を手元に残そうとする人が多くなっているでしょう。お金をなるべく払わないようにするわけです。
お金がなくなる恐怖から逃げたいと思っているわけですが、無意識はお金がないのがコンフォートゾーンだと考えてしまいます。そのため、お金がない状況が目の前に現れてしまうのです。
空気は、使いたくないとか、手元に残そうとは思わないですよね。それはいくらでもあることを知っているからです。
空気がなくならないことを知っているから、気持ち良く呼吸をすることができます。空気がないです、空気が欲しい、と言っている人がいたら、空気がない世界を楽しんでいるようにしか見えないでしょう。
それと同じように、お金もなくならないとわかれば、お金に執着することもなくなるわけです。
お金がない、お金がない、と言っている人は、お金があると思っている人から見たら、「わざわざお金がない世界を楽しんでいるのね」と思われます。
潜在意識もそういう風に判断するので、お金のない世界を楽しみ続けます。
それを止めるには、お金があるということを理解することです。そのために、「お金がない」と思うことをやめなければいけません。
お金がないと言うほど、お金がない世界のアファメーションをしています。それをやめなければ、お金がある世界には行けません。
私がこう言っても、信じる人はあまりいないでしょう。だから実践する人もほとんどいないと思います。お金がない世界の方が信じられるからです。
多くの人が、それよりスキルを上げるとか、集客を学ぶ方が稼げると考えると思います。それが労働者を止められない理由です。
そうしている限り、お金のない状態を自分で引き寄せ続けているのです。
せっかくお客様が買う気でいても、断られる方向に勝手に誘導してしまいます。
それは自分がお金に執着しているから、相手もそうだと決めつけているからです。それが原因で相手にお金を払ってもらえません。
お金をもらう罪悪感が生まれる理由
そしてお金を払いたくないと思っていることで、お金がもらえなくなります。
例えば、100万円以上の商品を提示されたら、それに対してどう思いますか?100万円なんて払いたくない、と思うなら、あなたも払ってもらえません。
それは、100万円以上の商品に罪悪感があるからです。あなたが100万円の商品を売ろうとする時に、あなたは罪悪感を感じます。そうすると、お客様も払いたくないと思うのです。
あなたが100万円のコーチングを売りたいのに、自分が100万円も払うことができないなら、悪いことをしている気持ちになります。
ほとんどの人は悪いことをして稼ぎたくない、と思うので、100万円もらうという悪い事はしたくないのです。これが稼げないコーチが多い理由です。
お金の額に罪悪感を感じるので、感じない額まで値段を下げようとします。その結果、5千円とか、生活できない額まで値段を下げてしまいます。
そうすると、「稼げない」と感じて、稼ぐために勉強しようとか、スキルを上げようと思うわけです。
しかし、そもそも自分がお金を払えないから稼げないことに気づかなければいけません。それがわからない限り、罪悪感は消えないからです。
だから、自分がお金を払うことが先に来なければ成功できません。
あなたがお金を払える額が、お金を受け取る器になります。それを超えたら、罪悪感を感じるので受け取ることができません。
お金を受け取ってもなんとも感じないなら、どんどん稼げるようになるでしょう。
コーチは真面目な人が多いですが、真面目だから「悪い事はしたくない」と思っています。だから悪いことをしないで稼ごうとします。
それはいいですが、ビジネスは悪いことではありません。自分のお金の器が小さいから、悪いと思い込んでいるだけの話です。
なぜならビジネスは、お客様の必要なものを提供して、それに対価をいただくことだからです。
悩みが解決したり、目標が達成できるなら、人生が変わるでしょう。それは大きな価値があります。
5000万円で家を買っても幸せになるかはわかりませんが、人生が変わるなら値段がつけられないくらい素晴らしいことです。価値が高いから値段も相応になります。
そうすれば、お客様も豊かになるし、コーチも豊かになるので、罪悪感を感じるようなことは1つもありません。
詐欺をしたり、脅迫したら悪いことですが、そんなことはしないわけです。
商品を提示して、しっかり説明して、お客様が判断して契約しますよね。あとはあなたがお金を受け取ればよいのです。お客様は悩みを解決したり、理想の未来を実現したいからお金を払います。
それが悪いことなら、ビジネスは全て悪いことですよね。
もちろん、どんな高級レストランでも、まずいと思う人はいます。それは好みもあるので、食べてみなければわかりません。でも高級でまずい料理だからといって、悪いことをしているわけではありません。
それが嫌なら、一皿100円の回転寿司に行けばいいわけです。回転寿司なら、失敗してもこんなもんか、と思うでしょう。
だから銀座で値札のない寿司屋にはいかずに、安心の回転寿司に行く人が多いのです。
回転寿司でタイみたいな何かとか、ブリみたいな何かを食べても、偽物!とは誰も言いません。こんな風に、納得してお金を払っているわけです。
コーチンビジネスでも同じなので、悪いことではありません。罪悪感を感じるのは勘違いなわけです。
お金を受け取ることが悪いと思っていたら、ビジネスはできません。その罪悪感をなくすためには、自分が高額商品にお金を払ってみることが大切です。
それによって、お金の器が広がり、その分受け取れるようになります。
今回はお金を払ってもらえない理由についてお話ししました。
1つはお金に執着して、お金がないと思っているからです。2つ目がお金を受け取ることに罪悪感があるからです。これらのブレーキを外さなければ稼げるようにはなりません。
稼げないコーチの多くはお金に対するブレーキがあります。スキル以外のことで稼げていないわけです。
今回の話をしっかりと理解して、ブレーキをはずしてくださいね。