人を助けてお金をもらう
コーチングビジネスは人を助けてお金をもらうとビジネスです。なので、コーチはお金をもらって、クライアントが成功したり、クライアントの問題を解決したり、成長してもらうことによって仕事をしています。
しかし、人を助ける事にはお金を伴っていけないと考えている人もいます。ボランティアで人を助けるけどお金を貰わないという考え方です。またそれが良いことだと考えられています。
確かにこれはこれで良いことだと思います。そのため、人を助けてお金をもらうということに、罪悪感を感じる人がいます。コーチでも良いことをしたいと思って、いいことがお金をもらわないことだと考えている人も多いです。
人を助けてお金をもらう罪悪感
人を助けてお金をもらわないことが良いことだと思って、無料でやったり、格安で2000円とか5000円位でコーチングを提供している人もいます。なぜこんなに価格が低いかというと、人を助けてお金をもらってはいけないという罪悪感があるからです。
しかし、お金もらって人を助ける事は悪い事ではありません。例えば、お医者さんはお金をもらって人を助けています。お医者さんはたくさんの人に感謝されたり頭を下げられる人です。
お金をもらって人を助けてくれるお医者さんがいなかったら、困る人がたくさんいます。それで、助かった人はお医者さんにお礼をするわけです。
ではなぜコーチングでお金をもらって人を助けてはいけないんでしょうか。お医者さんが良くてコーチがダメといういわれはありません。
お医者さんだったらいいと思うのは、お医者さんが安く治療をしてくれるからです。罪悪感を刺激しない金額なので、お医者さんに対して悪いと思う人はあまりいません。
しかし、高度な医療を安い金額でできるわけがないのです。ちゃんと税金や保険料が投入されて、お金がかかっています。それがものを知らない人から見たら、天から降ってきたものだと思っているので、安く受けられて良かったと思っているわけです。
労働者からはお金の流れがあまり見えないようになっています。隠されているわけでは無いのですが、そういったことを知らない人が多いのです。 そのため、給料から天引きされていても、当たり前のことだと思って何も気にしていない人も多いです。
コーチングも、無償でやっても有償でやっても、それはどちらでも同じことです。ボランティアでやりたい人はボランティアでやれば良いし、ビジネスとしてやりたい人が稼げば良いという話です。
問題となるのは、お金を稼ぎたいのに罪悪感があって、中途半端にビジネスをしている状態です。これもその人の勝手にすればいいですが、お金が欲しいのにお金をもらえない、というおかしな状態になります。
労働者の場合は、労働でお金をもらうことが当然で良いことだと教育されているので、ビジネスに罪悪感を感じる場合は、労働でお金をもらってボランティアでコーチングをすることになるでしょう。
どのみち自分の生活費を稼がなければいけないわけです。
しかし、結局労働者がやっている仕事であってもボランティアでやればいいのであって、特別にに良いことをしているわけではありません。ただ自分の時間を切り売りしているだけの話です。
労働で給料をもらって、ボランティアで何かをするというのが良いことであると洗脳されているので、そこには罪悪感を感じません。そして、ビジネスをしてお金をもらっている人を見ると罪悪感が指摘されます。もちろんこれもそのように教育されているわけです。
ボランティアでやるかビジネスでやるかは、あなたが決めることです。ボランティアでやるなら徹底してお金をもらわないほうがいいし、ビジネスでやるならお金をもらってビジネスを成功させればいいだけです。人を助けてお金をもらうのに罪悪感を感じる必要はありません。
助けられる人を助ける
人を助けてお金をもらおうとすると、自分がお金をもらっていいのだろうか、という罪悪感も生まれます。例えば、
「まだスキルが不足しているのに」とか、「〇〇さんみたいにコーチングできない」とか、「お金をもらえるレベルではない」というふうに考えるのです。
もちろん全然勉強しない人は学んだ方が良いですが、コーチングで必要な学びたいのはそんなに多くありません。
自分がお金をもらっていいのだろうかと思っていると、自分の欠点ばかり見つけて、他の人と比べて劣っている点を探そうとします。そして、劣っている点があると不安になるので、それを埋めようと勉強やインプットをします。こうしていると全く稼げない状態になります。
稼げていない状態というのは誰も助けていない状態ということです。ではどうしたらいいかっていうと、自分が助けられる人を助ければいいんです。
よくある勘違いが、ものすごく難しいクライアントを想定してしまうことです。それこそ精神疾患をいくつも抱えているようなクライアントを想定している人もいます。それを勉強しようとすると膨大な量になります。
それがいつまでもビジネスをしないとか稼がない言い訳になっているのです。
自分が対処できない人は断るか他の人のところに行ってもらえばすみます。
そんなことをしなくても、あなたを必要としている人はたくさんいるでしょう。スキルが少ないなら、少ないスキルで助けられる人をお客さんにすれば、ビジネスになります。
稼げてないコーチは、スキルが多くなると価値が上がってお金がたくさん手に入る、という幻想があります。しかし、そんなに簡単なものではありません。逆にスキルが多くなることによって、単価が低くなっていくという現象もあります。
なぜそうなるかというと、難しい人を相手にするからです。スキルが多いことによって難しいお客さんを引き寄せてしまいます。
例えば日常生活するにも困難な人だったら、お金がない傾向があります。それは働けなかったりするからです。なので実は、スキルが高いからといってお金になるわけでは無いのです。
他人と比較して自分の足りないところを見ていたらキリがありません。足りないかどうかはお客さんが判断することです。
私も完璧にできるわけではありません。自分が助けられない人もたくさんいると思います。また、いろんな人と比べてたら劣っている部分もたくさんあるでしょう。
しかし私じゃないと助けられない人や、私のことを必要としてくれる人がいるので、コーチングを提供しているのです。
もし私のコーチングを受けたくなければ、契約しなければ良いだけなので、私のクライアントになる人は私に助けて欲しい人だけです。それは相手が決めることでありお客さんは自分の1番の選択をとっているわけです。
だから他の人と比べる必要がありません。コーチングビジネスでやる事は、そういった自分の商品を必要としている人を探すことです。
ビジネスの本質は、商品を必要としている人にその商品を届けるということです。コーチが自分が劣っているとか思う事は、お客さんにはあまり関係がありません。むしろ他の人と比べている方が、コーチングがうまくできなくなるのでマイナスになるだけです。
コーチングビジネスで稼ぎたければあなたの欠点を探すのではなく、あなたは助けられる人を助けることでに視点を置きましょう。
稼ぎながらコンフォートゾーンを広げる
助けられる人を助けていれば、だんだんとコンフォートゾーンが広がっていきます。何故かというと、クライアントからも学べるからです。
あなたも現在の実力で全力でやっていれば、だんだんレベルが上がっていきます。そうすることで助けられる人の範囲が広がっていくのです。
この時、コーチやメンターに直接教えてもらえれば、圧倒的に早く成長することができます。コーチングスクールで学ぶ事は、基礎でしかありません。
自分が助けられる人を全力で助け続けることで、コンフォートゾーンが広がり、これまで来なかったようなお客さんも来るようになります。
ビジネスもコーチングも完璧になってからやろうと思っても、自分で実践しない限りは成長することができません。なので、まず自分が助けられる人を助けてビジネスを継続するという事が大事なことです。これをやった人だけが、コーチングビジネスを成功させることができます。
コーチングビジネスをすることで、クライアントさんも成長するし、自分自身も成長していきます。そしてクライアントさんの豊かさも増えて、お金をいただき、どちらも豊かになることができるんです。
今回は人を助けてお金をもらうことについてお話ししてきました。
人を助けてお金をもらうことに罪悪感を感じる必要はありません。人を助けてお金をもらうことで罪悪感を刺激される人がいますが、そういう人は相手にしなければいいのです。そういう人は、お金をもらわないコーチに任せておいてください。
お客さんにとってもお金を払ってもらうことによって、より覚悟が決まり、多くの価値を受け取れることになります。私はその方が人助けになると思っているのでビジネスをしています。
私はコーチを育成しているので、本気の人にどんどん成長してもらうことで、私1人では助けられない人を助けられるようになります。
クライアントさんが成長することによって、クライアントのクライアントも成長しています。なのでビジネスをすることによって、大きな価値を生み出せているのです。
あなたにも助けられる人がいるはずです。なので、人を助けながらお金をもらうことを、どんどんしていってくださいね。