自己投資をしても稼げない原因
自己投資をしたら稼げる、お金を使うと入ってくる、というのは間違っています。正しい自己投資をすればいいですが、間違った自己投資や、浪費をしても、お金は入ってきません。
お金をどんどん使って、豊かになる人もいるし、貧乏になる人もいるのです。ただ表面的に真似するのではなく、原理を考えてお金を使うことが大切です。
自己投資で貧乏になる例
有名な人が、お金を使うとお金が入ってくる、と言っているのを、聞いたことがある人も多いでしょう。以前にもゾゾタウンの元社長がお金を増やしたいなら、お金を使う、ということを言っていました。
ただ、当然ながら、お金をいっぱい使っても貧乏になる人はいます。例えば、パチンコにサラ金で借金してまでお金を突っ込んでいる人がいます。
その人たちは、お金が入ってくるか、というと、入ってくるわけがありません。借金をこさえて、破産するまで使う人もいますね。
だから、単純にお金を使ったら入ってくるわけではありません。
お金を使えば入ってくる、というのは、シンプルで、真理みたいに聞こえるのですが、実際にはそうなっていないのです。
ビジネスの世界で、自己投資しよう、ということは、盛んに言われています。それで、スキルアップをしたりとか、資格を取ったりすることも、自己投資だから良い、とされていると感じます。
あるコーチから聞いたのですが、100万円くらいメンターに払ったけど、稼げなかったので、「もっと自己投資すれば稼げる」と言われて、商品を勧められたそうです。
自己投資して、稼げないから、また自己投資する、というのだと、ただお金が出て行く状態になります。
自己投資だと思って、ゴミを買ったら、稼げるわけがないというのは、誰でもわかると思います。ゴミ、というのは、稼ぐのに繋がらないもの、ということです。
では、稼ぐのにつながりそうなゴミを買ったら、稼げると思いますか?やはり稼げないですよね。
もし多くの人が思っている自己投資が、本当に稼げるのにつながるなら、コーチングスクールを出た人は、全員稼げてもおかしくありません。
集客講座に出た人は、全員稼げるはずです。しかし、ほとんどの人が稼げないのが実情です。
ということは、自己投資だと思って、それっぽいゴミを買っているということです。しかし、スキルが上がれば稼げるとか、集客法があれば稼げる、と勘違いしているので、そのことに気づかない人が多いです。
パチンコより価値がある、リターンがある、と思って買っているのですが、それなら、確率でリターンが来るパチンコの方がマシとも言えます。
苦労して勉強するより、ギャンブルで楽しい方がいいでしょう。
投資というからには、お金のリターンが必要です。リターンがないものは、単なる浪費になります。収入がなくて、浪費ばかり得意になれば、貧乏になるのは当然です。
お金を使えばお金が入ってくる、というのは間違いで、正確には、リターンがある投資にお金を使えば、お金が入ってくる、ということです。
自己投資で回収できる人、できない人
では、自己投資を回収できる人と、できない人の違いは何でしょうか。
それは、お金の稼ぎ方がわかっているかどうか、という点です。
例えば、ゾゾタウンの元社長は、お金の稼ぎ方がわかっています。そのため、お金をジャブジャブ使ってスッキリしたり、元気になったり、アイディアが生まれたりしたら、稼げるのです。
健康になったら、もっと稼げる。気分が上がったら、もっと稼げる。稼ぎ方がわかっている人なら、簡単にお金につながります。
パチンコに行っても、新しい商売を思いついて帰って来るかもしれません。
ただ、全く同じお金の使い方をしても、稼ぎ方がわかっていない人だと、全部ゴミになる可能性が高いです。それはどうやってお金に変えたらいいか見当もつかないからです。
会社員が、温泉に行ってスッキリしても、明日も元気に会社に行くだけの話です。収入が増えるわけでもありません。
回収できない人は、自己投資だと思っているのですが、実際には、「現状維持投資」になってしまいます。
つまり、現状を、もっと強く、立派なものにするためにお金を使ってしまうのです。そのため、コンフォートゾーンを変えることができません。
どういうことか、というと、現状から考えて準備するということです。
現状からコンフォートゾーンの外を考えようとしても、想像することはできません。なぜなら、現状の外は、脳が認識でいない範囲だからです。
コンフォートゾーンから想像して、思いつくことは、不安です。不安になって、言い訳が生まれます。なぜ不安や言い訳が出るかというと、現状から出ないようにするためです。
言い訳や不安があれば、現状に戻ることができます。そのため、不安を解消しようとすると、実は現状を強くするだけなのです。
コンフォートゾーンから引き戻すために、脳が不安という感情を生み出すのですから、その不安からすることは、コンフォートゾーンの内側の行動になります。
言い訳も、真に受けると、やはりコンフォートゾーンに戻ってきてしまいます。
お金がない
時間がない
スキルがない
人脈がない
と言い訳が出てきて、
お金を貯めてから
時間が出来てから
スキルアップしてから
人脈が見つかったら
という、逃げの行動につながります。こうした脳の働きを「創造的回避(クリエイティブアボイダンス)」と言います。
ここで、言い訳や不安を無視できる人は、稼げるようになるのです。これらを無視する、ということは、現状を捨てるということです。
コンフォートゾーンにとどまる人は、不安や言い訳に対処するために、準備が必要だ、と考えます。
人脈がない、と思ったら、「では人脈作り講座に行こう」とか「異業種交流会に行こう」などと思うのです。しかし、そんなところで人脈はできないし、人脈ができたとしても、稼げない人は稼げません。
そうやって、現状で考えた問題を解こうとするから、変われません。
その結果、ゴミにお金を払い続けるので、貧乏になるだけなのです。
ゴミと言っても、稼げる人が使ったら、宝石になるかもしれません。でも稼げない人は、リターンがないので、ゴミを買っているのと同じです。
それなら、普通に楽しいことにお金を使ったことがいいでしょう。
ビジネスの重要性を理解する
稼ぎ方がわかれば、自己投資からリターンが得られるようになります。ということは、稼げていない人にまず必要なのは、稼げるようになることなのです。
それには、第一にマインドセット、そして、正しい方法を知ることです。
マインドセット
ポジショニング
ビジネスプラン
マーケティング
セールス
こららのパーツを揃えれば、稼げるようになります。
私が言っているのは、稼げない人にとってはコンフォートゾーンの外の問題です。ここが一番大事なので、わかるように何度もお伝えしています。
これを見たら、不安になったり、できないと思ったりするかもしれません。それは、コンフォートゾーンの外なので、しょうがないことです。
しかし、この部分をストレートに揃えていけば、稼げるようになります。この中の、マインドセットが一番大事なのですが、これだけ修正するだけでも、稼げます。
重要度は、上から順番になっていると思ってください。マインドセットと、ポジショニングがずれると、いくらマーケティングやセールスを学んでも、稼ぎ続けることはできません。
セールスが一番最後ですが、上のパーツの精度が高いほど、セールスは要らなくなっていくからです。
これが正しい重要性なので、この重要性が本当にわかった時には、稼げています。
もちろん、稼げていない人が、これを信じられないのも知っています。重要性が逆になっているからです。
だから、集客スキルや、セールススキルが高くなれば稼げる、と思って、セミナー難民のようになってしまいます。
稼げるようになるためには、マインドセットを中心に全部のパーツを揃えましょう。もちろん、これは一人では難しいので、コーチやメンターの力が必要です。
稼げない人に必要な自己投資は、稼げるようになるために、それを教えてくれるコーチやメンターにお金を払って、ビジネスのパーツを揃えることです。
そして、稼げるようになったら、何が必要かがわかるようになるので、他の自己投資もできるようになります。
今は、お金があったらスキルアップしよう、と思っている人でも、稼げるようになると、ほとんど要らないことに気づくはずです。
コンフォートゾーンの中で考えていることを手放して、稼げるようになることに、集中しましょう。