なぜ感謝されているのに売れないのか
今回は、なぜ感謝されているのに売れないのか、についてお話ししたいと思います。
コーチの方でお客様にセッションをして「ありがとうございます」「とても良いセッションでした」と言うふうに言われているにも関わらず売れない、稼げないという人がいます。
それがなぜなのか今回はお話していきたいと思います。
普通セッションをして「ありがとうございました」「成長しました」そんな風に言われたら、お金を払って貰えるって思うかもしれません。
ところがお金を払ってもらえないんですね。それは要はお金を払うだけの価値を提供できていないからなのです。もしかしたらコーチの方は、自分は正しいセッションしている、良いセッションをしていて価値はある、と思うかもしれません。
その場合お客さんがお金を払えないのはおかしい、という風に感じている人もいるかもしれません。でもこれは間違いです。そうではなくて、あなたが提供する価値が低いから、お客様がお金を払わないわけです。
このことを理解してください。もちろんお客様によって好みもあります。高級なお寿司屋さんに行ってもまずいという人はいます。そういう意味では価値の感じ方は人それぞれです。
でも稼げていないかったり、集客やリピートに悩んでいるとしたら、低い価値しか提供できていないわけです。
感謝されても売れないセッション
私もよく聞くんですが、無料セッションや有料セッションをして、それを受けたクライアントさんがコーチに感謝するんですね。
「ありがとうございます」「成長できました」「行動できるよう」「頭が整理されてすっきりしました」と言われるわけです。
「良いセッションでした」「素晴らしいです」「あなたは本物のコーチです」こんな風に言われるかもしれません。しかし、そう言われてるから稼げないのです。
意外かもしれません。なぜなら、一時的にその場で気持ちが上がったり、セルフイメージが上がったりしてるだけだかです。
行動できるようになった、頭が整理されたってことをコーチングの成果だと思ってる人がいますが、全然違いますよ。行動できるようになるとか、頭が整理されるぐらいのことだったら、正直親友に相談したり、自分でノート書いたりすれば十分できちゃうことなんですよ。
コーチがいなくてもできることなんですね。
ではコーチは何をしたらいいのかというと、クライアントが自分ではできないことをしないといけないわけです。クライアントさんが自分では到底できないような結果、到底到達しないようなことをします。
だけど大体のコーチはよくある質問で引き出すタイプのコーチングなので、相手の中に答えがあるという考え方をしてる人が多いのです。
そうすると相手の頭の中にあることしか出てきません。だから、「頭が整理されました」「すっきりしました」と言われます。
なぜならクライアントが自分の頭の中にあるものが片付いた、それだけのことだからです。セルフイメージが上がって行動できるになりました、でもその行動は何ですか?
その行動はその人の頭にもともとあったものをできるようになっただけです。それではお金を払っていただけないんですよ。こういうコーチングはなんちゃってコーチングです。
本当にいいとお客様が思ったとしたら、また受けたいと思うはずです。
でもあなたが正しいコーチングだと思ったり感謝されてるから価値が高いにちがいないと思ってるコーチングには、お客様はお金を払うことではないなと感じています。
もちろん口には出さないでしょう。本人もそんなことまで考えてないかもしれません。
けどでも、10万円、30万円契約しますかと言えば、「やめときます」「セルフイメージが上がってやることが分かったので一人でやってみます」こんなふうによく言われないですか?
これが、低い価値しか提供できてないということです。私のセッションに来てくれた人は、頭が整理された、すっきりしたとは言われません。クレクレ君は別ですが、もっと根本的なことに気づくわけです。だから契約してもらえるわけです。
頭を抱えてしまう人もいますし、一回で人生が変わったり生き方自体が変わる人もいます。これがコーチングと私は思います。
お客様のコンフォートゾーンの外を扱う
コーチはクライアントのコンフォートゾーンの中をいじるんのではなく、コンフォートゾーンの外を扱うことです。
そしてコンフォートゾーンの外のことは、クライアントさんは自分ではできないから、そこに対するギャップが大きいです。
だからお金を払ってでも受けたいと思う人が出てきます。
当然単価も高く設定しても売れるようになります。私の商品は100万円以上の商品しかないですが、お金を払ってでも受けたい人はいるわけです。
5000円でも売れないコーチは全然価値を提供できてないという事に気づいて欲しいと思います。
あなたがもし、お客様に感謝されているからとか、行動できているとか、そういうことでコーチングの成果だと思ってるとしたら、多分あなたの成果はずっと変わらないでしょう。
そうではなくて、コーチングを受けた後にすっきりするのではなく、めちゃくちゃモヤモヤしたり、ショックを受けるぐらいで全然いいのです。
それぐらいのコーチングをするということが、稼げるコーチになるための必要な事です。
そのためにはクライアントさんが気づかないコンフォートゾーンの外を気づかせてあげることです。そうすると中にはショックを受ける人もいるし、めちゃくちゃワクワクする人もいるんですね。
自分の知らないこと、自分が考えもしなかった世界を見たら、人は驚いたりワクワクしたりします。
そういうことがあるから、コーチングも売れるようになるわけです。クライアントさんも根本的に考え方が変わったり成長したりすることができるようになるわけです。
今回の話を理解していただいて、あなたも稼げるコーチングをできるようになってください。
結局お客様に感謝されたり、やる気が出ました、行動できるようになりました、と言われても引き出しの中に入ってるものを整理したり、引き出しするだけに過ぎません。
それは価値が低いんです。だからお客様はお金を払うまででもないと思ってる。このことに理解してください。
そしてそういったなんちゃってコーチングじゃなくて、お客様のコンフォートゾーンの外に気づいてもらうコーチングをすることです。
そうすればあなたも稼げるようになりますよ。