最近私は小説を書いています。小説を書くのは初めてだったのですが、フィクションだし自由度が高いので、のびのびと書いています。
自己流なので形式にとらわれず、書きたいように書いていて楽しいです。この小説は、私が関わってきたコーチング
などを元にしていて、現実に即したものです。
もちろんフィクションですが、私の頭の中ではリアリティが強いのであまり現実と区別がされていません。先日、物語の主な舞台である六本木に行ったら「小説の世界に来た!」と思いました。
ニューヨークでは、映画撮影がよくされていて映画好きの人がニューヨークに行くと「映画の世界」と思うそうです。そんな感じかもしれません。明晰夢を見ているような感覚でした。
明晰夢は、眠っている間に見るものすごくリアルな夢です。
たいてい夢はコントロールすることができませんが、明晰夢を見ている状態では起きている時と変わらない感覚で、
夢の中を移動することができます。
明晰夢を見ている時は、それが夢だという認識がありますが、臨場感が高いので現実との区別が難しいです。
もっともこの小説自体が取材や調査をした現実にかなり近いものになっています。リアルとフィクションが交錯しているような感覚です。
そもそも、リアルとバーチャル、現実と空想は区別することができません。もちろんこれからの世の中、拡張現実や、空間転送などの技術の発達によってバーチャルがリアルに入り込んできます。
しかし、それはもう私たちの頭の中ですでに起きていることです。空想の世界が、現実世界の認識を変えてしまいます。物質であっても、私たちの認識が作り出しているのです。
有名な「二重スリット実験」では、観測者の存在によって波が粒子に変わるという現象が起きています。ゴール設定も、まだ実現していない空想の世界と言えます。
しかし、ゴールができるとそれがそのまま現実世界を塗り替えて、影響を与えてしまうのです。そして、時間の経過とともにゴールの世界は現実化していきます。
私たちが物質や現実だと思って、固定的に考えているものは実は情報やイメージによって変化するものです。同じ物質であっても、認識が変わってしまえばもう違う存在になったということです。
目の前の現実を変えようと思ったときどうするか。もちろん、そのまま動かしてみることも有効です。そして、イメージ、マインドの側を変えれば、現実は全く違うものになります。
よく見方が変わるとか、解釈が変わるという言い方がされますが、もっと世界そのものがダイナミックに変化するのです。
ゴール設定というのは、自分で自分の現実世界を作り上げるということなのです。