ゴール設定

ゴールを直接達成するステップ

ゴールを直接達成するステップ

ゴールを直接達成するステップについてお話します。ゴールを実現したいと思っても、多くの人は回り道というか、達成できないように、自分でしてしまいます。

それは、ゴールを達成するときの考え方が間違っているからです。ではどういう順番で考えたらいいのでしょうか。

ゴール達成の順番が逆だと思っている

ゴールを達成できないときは、順番を逆に考えているときです。それは、先にゴールを決めないで、とりあえず自分ができることとか、知識を身につけよう、というふうになっているときです。

まず先にゴールを決めないと、どこに行ったらいいのかわからないはずです。アメリカに行くと決めていないと、成田空港に行けばいい、ということもわかりません。

それなのに、自転車で日本1周をしようとしてしまうようなものです。まず、先にゴールを決めておかないといけません。

ゴールを決める、というのは、なんとなく、こうなったらいいなーくらいではありません。本当に達成すると決めて、達成するつもりになっていないといけません。

そうしないと、どうなるかというと、「ゴールは達成したいなーでも、自信がないから、とりあえず知識をつけよう」という感じで、実際には現状維持の行動しかできなくなります。

ビジネスで言えば、ビジネスで成功したいなーと思っているけど、

お金がないので
人脈が……
スキル不足で
時間がない

こんなふうに、考えてしまいます。しかし、これはゴールから生まれてきた発想ではありません。ただ、自分ができない理由を挙げているだけなのです。

本当にゴールを達成したい、と思っていたら、どうやったらできるのか、というふうに考えます。本当にお金があったらいいなら、どうやってお金を集めようか、と考えているはずです。

また、どこまでお金が集まったらいいのか、と言うのも、答えられるはずです。ところが、言い訳している人は、答えられません。500万円あったらな、と思っているだけで、本当に必要だと思っていないので、500万円も集められません。

生活を切り詰めて、会社の仕事をたくさん請け負って残業をしたり、休日出勤したり、そうでないなら、バイトをすれば、確実にお金は貯まっていきます。しかし、それでは大変なので、そういうことはしません。

スキルも、どこまで行ったらいいのか、と言っても、明確にはわからないのです。明確に決まっているなら、もうそこに集中して行動を起こしているはずです。

しかし、何々先生と同じスキルができたらとか、ナントカ博士と同じ知識量で、という感じになってしまいます。それは、失敗したくない、という不安の裏返しでしかないのです。

ゴールが決まっていない状態で、とりあえずセミナーに出るとか、スキルアップをする、いうのは、現状から出ていないので、現状が変化しない思考になっています。

ゴールは先に決める

コーチングでは重要なマインドとして「Invent on the way」というものがあります。これは、さきにゴールを決めて、やり方は、ゴールを目指しながら発明する、ということです。

現実が変わらない人は、この逆の発想をしています。やり方や準備が整ってから、ゴールを目指し始める、と思っているのです。だから、見当違いのことをして、現状を維持し続けてしまいます。

やり方や準備が完璧になったら、と思って、スキルや知識を集めていても、これは準備になっていないのです。アメリカに行くには、まず航空券を買いましょう、ということがわかっていないようなものです。

ゴールを決めることで、初めてやり方が生まれてきます。そのために、自分の能力を信じてください。自分の能力を信じることをエフィカシーと言います。

エフィカシーを高く持つと、やり方を先にとか、準備して、というふうにならなくなります。ゴールを設定すれば、あとは、やり方は見えてくるはずだ、と思えるからです。

そのためには、まずゴールを決めること、そして準備ややり方、を手放す必要があります。つまり不安を埋めようとすることを手放すのです。

ゴールが決まっていないと、エフィカシーは生まれません。というのも、エフィカシーは、「自分にはゴールを達成できる」と信じることだからです。ゴールを決めていない段階では、エフィカシーは高まりません。

できたらいいな、と思っている状態でもエフィカシーは上がりません。「〜したい」から「〜する」と考えが変わることでエフィカシーが上がるのです。

そして、ゴールを目指していく過程で、やり方がわかってきて、確信が高まっていきます。一番確信が高いのは、もうやったことがある人です。一回やったことがあるので、やり方もわかっているし、できるのが当たり前になるのです。

ビジネスでも、1000万円稼ぐぞ、というふうに決めることで、確信が高まり、やり方も見えてくるのです。また、いろんな障害、トラブルなどがあっても、達成したいのでクリエイティブになることができます。

できたらいいな〜くらいでビジネスをしていても、ビジネスではうまくいかないことがあるので、そのときにすぐ諦めてしまったり、自分が変わらないでできる方法がないか、となってしまいます。

ビジネスに限らず、したい、から、する、に頭を切り替えることが、やり方を考えるよりも大事なことです。

コンフォートゾーンを設定し確信する

ゴールを決めたら、次にやることは、コンフォートゾーンを決めることです。コンフォートゾーンは、ゴールから見て、今自分があるべき姿です。

1年後に独立するとしたら、今自分はブログくらい持っているだろう、というふうにゴールから逆算して考えます。このとき、間違っても現状から考えないことです。

現状からコンフォートゾーンを考えるとどうなるか、というと、本当に必要なものがわからなくなります。現状でやっていることを、延長するだけになってしまうのです。

しかし、現状でやっていることでゴールが達成できるのなら、もうそれはゴールとは言えないし、確信度も最高に高いはずです。実際には、確信度が低いので、現状を維持してしまっています。

つまり、コンフォートゾーンというのは、自分が今現状でやっていることではありません。現状にないことがコンフォートゾーンになっていないとおかしいのです。

もちろん、現状でやっていることの中にも、有効なものがあるかもしれませんが、いずれにしても、自分が変わるようなコンフォートゾーンを設定しなければ、ゴールは達成できません。

考えるべきなのは、ゴールから逆算して、ゴールに必要なものは何なのかです。全てわからないのは当然ですが、ゴールから逆算することが大切です。

サラリーマンを辞めて独立したいなら、お金がないとか、人脈がないとか、スキルがない、と考えているのではなく、コンフォートゾーンとして明確に決めておくのです。

お金がいくらあったらいいのか
必要な人脈は何か、
スキルは何と何か、

というふうに、ゴールから見て決めていきます。そして、それで本当にいいのか、というふうに、見直してください。もし、ゴールから見て、必要だと納得できるなら、500万円なら500万円を、何とかして集めようとするでしょう。

しかし、ここがずれていると、実際に現実が変化していきません。人脈があったら、というのは実は嘘で、できない理由を考えている現状維持思考になっているからです。

納得しているなら、必要な人がどんな人なのか、明確にわかっているはずです。例えば、自分が目指すビジネスのアドバイザーやメンターが必要だ、というふうにわかります。そうしたら、探す気になっているでしょう。

やみくもに、お金があったら、とか、人脈があれば、というのは準備が整ったら、完璧にできると、思っているのです。これでは、Invent on the wayの逆バージョンになっていて、モチベーションもクリエイティビティも生まれてきません。

そうではなくて、本当にゴール達成のために必要なことを考えましょう。

ビジネスをしている人は、お金があるからしているのではありません。そういう人もいますが、アップルも、アマゾンも、自宅のガレージから、自作するところから始まっています。

これは、直接行動に出ているわけです。小さいところからでも、本当にビジネスをスタートしているということです。まずは、計算機科学で博士を取ってから、というふうにはなっていません。

例えば、ビジネスで独立したい、という人からしたら、ビジネスをスタートしている自分、というのは現状維持ではない、コンフォートゾーンになります。

有料のコーチングビジネスをしたいなら、まず目指すのは、クライアントがいる状態です。これが本当のコーチのスタートだからです。クライアントがいないうちは、コーチではありません。そのために、最短でマーケティングなり、オファーをしていくのです。

私はすでにコーチをしているので、これから始める人が、何をしたらいいのかが、自分の考えで明確になっています。もうすでにやっている人から聞く、というのも、ゴールから逆算するための有効な方法です。

ゴール達成に準備をする必要はない

ゴールを達成するには、まず、ゴールを決めて、それを達成すると決めることです。ここから全てが始まります。できたらいいな、ではなく、したい、そして、する、というふうに高めていくことで確信度が高まっていきます。

もちろん、それは自分がやりたいことでなければ難しいでしょう。これはゴールの大前提にあることです。

まず、ゴールを決める、そして、自分のクリエイティビティを信じてください。高いゴールであっても、後からやり方を考え出すことができる、と思うのです。

先にやり方がわかっていないとできない、というのは、エフィカシーが低い状態です。この考えを手放してみましょう。後から発明すればいい、というふう思考に、変換してください。

そして、ゴールに必要なコンフォートゾーンを明確に決めます。コンフォートゾーンは、今の自分の延長ではなく、ゴールから逆算した自分の姿です。なので、今やっていることをコンフォートゾーンにしてはいけません。

コンフォートゾーンは、ゴールの途中経過のようなものですが、ゴールの一部です。だから、現状の外に設定します。そして、ゴールから見て、納得できるものになっているか、確かめてください。

納得できるものになっていないと、やる気になりません。これをしたら、ゴールが近づく、という確信がないと、現実は変わらないのです。

ゴールを決め、確信する、そしてコンフォートゾーンを明確にしてスタートする。この順番でゴールは達成するのです。

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