ゴールや自分が取り組む目標が
見つからない時、
どうしたら良いでしょうか?
コーチングをしていて、
よく聞くのが、
「自分が何がwant-toなのか
わからない」
「やりたいことがないけど、
どうしたら良いか?」
などの悩みです。
ゴールはwant-toなことですが、
want-to自体が見つからないければ、
ゴール設定ができませんね。
この問題を解決するためには、
1つのヒントがあります。
それは、
~~~~~~~
「困っていることを探す」
~~~~~~~
ことです。
どういうことでしょうか?
アフリカのウガンダに、
デイビッド・ギッタという
発明家がいます。
マラリア検査を採血なしでできる
「マティバーブ(Matibabu)」という
キットを発明したことで、
アフリカ賞を受賞した人です。
マティバーブは、スワヒリ語で、
「治療」という意味です。
このキットは、
指に光を当てるだけで、
マラリアに感染した血液を
判定できる優れものです。
WHOの調査によると、
2016年のマラリア感染者は
2億1600万人、
死亡者は、44万5000人でした。
世界的に、
大変な問題になっていますが、
マティバーブはこの問題の解決に
大きく貢献すると思います。
これだけの素晴らしい発明をした
ギッタさんですが、どうして、
マティバーブを作ろうと
思ったのでしょうか?
その最初のきっかけというのが、
自分自身がマラリアにかかった時に
医者から採血検査を受け、
その時イライラしたこと
だったそうです。
もちろん、ギッタさんは、マラリアで
多くの人が亡くなっていることを
知っていたと思います。
ただ、
問題に取り組むようになったのは、
自分が困ったことからなのです。
あなたも、日常生活をしていて
イライラしたり、不便を感じたり、
困ったことは
たくさんあると思います。
ただそこで、
「いやだな」
「誰かなんとかしてくれ」
と思うだけでは、
ゴール発見の機会にはなりません。
これらは、あくまで他人事で、
自分の身になって
考えていないからです。
よく、社会問題が起こると、
ありえないとか、
日本はひどい国だというような、
文句ばかり言っている人たちが
います。
そういう人たちを見ると私は、
「自分も国の一員なのに、
ずいぶん他人事だな」
と思いますね^^;
文句言うなら、少しでも何か貢献
したらいいと思うんですけどね・・・
あ、ちょっと独り言が
長くなりましたが、
困ったこと、不便なことがあったら、
「他の人もそう感じているのでは?」
と抽象度を上げてみましょう。
自分が困ったことや、
フラストレーションを感じたことは、
自分以外の人もそう感じている
可能性があります。
そして、自分にできることは何か、
考えてみると良いです。
社会問題のような大きなことは、
個人には関係ないことのように
感じることもあるかもしれません。
しかし、ギッタさんのように、
真剣に問題に取り組めば、
何か貢献できることがあるのです。
いきなり大きく考えなくても、
ほんの小さな、個人的なイライラや、
困ったことなどから、新しいゴールを
発見することができます。
イライラすることや、不便なことは、
嫌だなと思う人が多いと思います。
しかし、これからは、
「新しいゴールの入り口かな?」
と思ってみましょう。
そうしたことにぶつかるのが、
楽しみなってきますね^^
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