ゴール達成するために、自己評価を上げたり、行動できるようにするのに良い方法はないでしょうか?もしそうした方法があれば、ゴール達成にどんどん前向きに進んでいくことができます。
実は私がよくクライアントさんにオススメしている方法があります。あまりコーチングでは私からアドバイスをしないのですが、1つ何も聞かれなくても言っているのです。ちょっとした洗脳ですが(笑)有益なことなのでいろんな人に伝えています。
ゴール達成マインドを強化するには
その方法とは・・・
【運動すること】
です。
運動することには様々なメリットがあり、ゴール達成にとってプラスになることが多いです。もちろんしないといけないわけではないのですが、していると良いことがいろいろあります。
マインドを強化する運動のメリット
ではそのメリットとは何でしょうか。いくつかご紹介していきましょう。
メンタルヘルスにいい
2018年に発表された研究で、運動すると精神疾患が少なくなることが120万人への調査でわかりました。どんなジャンルの運動であっても、その効果が得られるようです。
また、教育や収入よりも、運動のほうがメンタルヘルスにいいことがわかっています。確かにイメージ的にも教育レベルが高くてお金持ちの人で運動してない人より、それらはないけど運動している人のほうが元気そうです(笑)
精神疾患でない人であっても、精神的に良い効果があります。
モチベーションが強化される
運動をすると、脳の快楽物質であるドーパミンが貯まっていき、されにドーパミンを受け取る神経も増えていきます。これによって、何かを達成したときの喜びや快楽が大きくなります。また幸福感が増す効果があります。
ドーパミンは、人を目標やゴールに駆り立てる働きがあります。脳の中のドーパミンの機能が高くなれば、やる気が増えて、ものごとへの楽しさも増えて行くということですね。
自尊心が高まる
運動にはドーパミンを始め脳内物質を最適にする効果があります。セロトニンという幸福感や自尊心に関わる脳内物質を増やす働きが運動にはあります。
うつ病の人の脳はセロトニンが足りていないと考えられており、うつ病薬はセロトニンに働きかけるものです。セロトニンが増えることで、自信がつき、ストレスが減少し、気分が安定するようになります。
身体能力が向上する
運動をすると、当然のことながら身体能力が高くなります。例えば、心肺機能、筋力、持久力や、体の協調性、柔らかさなどが向上します。すぐ息切れするような人でも、運動を続けていれば息切れしなくなっていきます。
そうすると、普段できることが増えていきますし、できないと思っていたことでもできるようになるでしょう。仕事で疲れてぐったりしていた人が、仕事が終わっても何か新しいことにチャレンジできるようになるかもしれません。
脳力が向上する
運動をすることで、脳が発達することがわかっています。神経細胞が増えたり、処理能力が高くなったりするのです。頭の回転が早くなれば、仕事を早く終わらせられたり、より生産的になったりします。それによっていろんな活動に時間を使えるようになったり、ゴールにとって必要なことがよりスムーズにできるようになるでしょう。
人に慣れる
意外なところでは、人に慣れることができることです。現代人はスマホやパソコンなどで、文字でのやりとりが増えたり、画面を見て過ごすことが多くなっています。
そうすると、ほとんど人と接しなくても過ごせるので、そうした機会が少なくなり、直にコミュニケーションをする経験が少なくなります。
もちろん、デジタルでのコミュニケーションも良いものだと思います。ただ、人付き合いが苦手という相談をコーチングの時に受けることがあるので、直接人に会う機会があると、こうした悩みも解消していくでしょう。
チームスポーツをやったり、ジムなどに定期的に通えば周りの人やスタッフと会話することがあります。そうしたところから人との関わりを持つことができるでしょう。仕事以外の付き合いが欲しい人にも良いですね。
どんな運動がマインドにいいのか
では具体的にはどんな運動が良いでしょうか?基本的にはどんな運動でもいいです。自分が好きなものをやると継続するし楽しいので、何か好きな運動を見つけられるといいですね。
有酸素運動
有酸素運動は、心肺機能を高めて、持久力を上げる効果があります。また脳の発達を促したり、心を前向きにする効果があります。
有酸素運動というのは、簡単に言えばゼイゼイ息切れしない程度の強度で続けて体を動かすことです。代表的なのがランニングやウォーキングです。
もちろんどの運動にも効果がありますが、有酸素運動は簡単にどこでもできることが良いところです。車や電車での移動を歩きやジョギングに変えてみるなど、日常ですぐに取り入れることができます。
有酸素運動は、基本的な運動ですが、体にも心にも多くのプラスの効果があることがわかっています。不安やパニックがある人の場合は、強度の高い有酸素運動をすることで、そうした症状を和らげることができます。
全然運動をやっていない、ブランクがある人は、軽い有酸素運動をしてみても良いでしょう。
複雑な動きをする運動
ダンス、格闘技などの複雑な動きをする運動をすると、脳の処理能力を高めることができます。またかなり集中力を使うので、集中力も高まります。
格闘技は、相手がいる場合は特に高い集中力が必要になります。格闘技をしている時は、深い瞑想状態と同じ脳波になっていると言っている研究者もいます。
複雑な動きをすることで、脳内にたくさんのネットワークが作られることになります。これは運動だけではなくて思考にも使われる回路なので、複雑な運動は最高の脳トレになります。
ヨガや太極拳などのゆっくりした運動
ヨガや太極拳などは、ゆっくりと体を大きく動かすので、バランス能力や柔軟性を高める効果があります。また、体の観察をしながら行うので、集中力や洞察力を高めることができます。
自分の心や体を観察して、自分を知ることができるので、メンタルのコントロール能力が高くなります。マインドフルネスや瞑想の仲間なのですが、体を動かしながら行うので、身体能力も向上させることができるのです。
マインド強化のための運動はやりすぎない
運動をすることは精神的に肉体的にもプラスになりますが、運動をしすぎると逆効果になることがあります。アスリートは別ですが、無理のない範囲で適度にすることが大切です。
例えば、運動しすぎて疲労がたまってくると、ケガや病気の原因になり、集中力の低下や、身体能力の低下につながります。また、その運動自体が嫌になってしまうこともあります。
私もそうですが、運動部に入っていた人などで、たくさんやりすぎてそのスポーツをやらなくなってしまうことがあります。アスリートでなければ、あまり変に追い込まない方が良いのです。
長い目で見て、続けられるようなペースで行うのが心身にとっては良いですね。もちろん、アスリートのようにハードにやることもそれはそれで楽しいことだと思います。
まとめ
運動をすることで脳や心には良い効果があります。気持ちが前向きになったり脳が発達したりするので、ゴール達成にとってのメリットが多いのです。そのため、私はよく運動をするといいですよと言っています。
やる気が高まったり、幸福感が増える、自信がつく、脳の神経が増えて新しいネットワークが生まれるなど、様々なメリットが運動にはあります。また、人と触れ合う機会も増えるので、苦手な人が多い、人付き合いやコミュニケーションにも良い影響があります。
どんな運動でも良いのですが、有酸素運動や、複雑な運動、ヨガや太極拳などの瞑想系の運動などをしてみると良いでしょう。あまり無理をせずに、長い目で見て自分が続けられる好きな運動ができるといいですね。