ウィルス関連で売上減少など悩んでいるコーチの方へ
今回は武漢ウィルス関係で悩んでいたり、売上が減ったりしていて困っているコーチのために、対応策をご紹介します。
考えを整理して、情報に振り回されない方法と、資金を確保するための方法についてお話しします。
コーチが利用できそうな給付金や借入金のまとめています。コーチの方で武漢ウィルスの影響を受けていたり、売上減少している場合は、さまざまな支援を受けることができます。
もし当てはまる人は、今回の内容を是非参考にしてください。
考えを整理する方法
まずは紙に悩みを書き出す
武漢ウィルスの影響で、ビジネスが上手くいかなかったり、資金的に苦しかったりすると悩むこともあると思います。
その場合、悩んでいても解決策は見つかりません。なので、悩む状態から抜けることが大事です。
そのためにお勧めするのが、「紙に悩みを書き出す」ことです。
人間の頭は同時に複数のことを考えようとすると、メモリが足りなくなります。ちょうどパソコンのソフトをたくさん立ち上げるとフリーズしたり、クルクルが出てきたりするようなものです。
この状態は、考えていると言うより、パンクしている状態なので、前に進みません。
どうしたらいいかというと、一回頭の外に出すことです。難しい計算問題は、頭で暗算するより、紙で筆算した方が楽ですよね。なので、悩んでいることや懸案事項を、紙に全て書きだしてみましょう。
解決策は考えなくていいので、何に困っているか、どんな気持ちかなどを書きます。そうすると、紙で処理できるようになるので、頭が軽くなります。
これからどうするかとか、それ以外のささいな気がかりまで全て紙に移転してしまってください。
すっきりした状態になれば、それだけで前向きな思考や行動ができるようになります。何に悩んでいるのかわからないなら、何だかわからないとか、何となく不安、と書けば良いです。
書き出すことで、悩む必要がない問題があることがわかります。まずそれはスルーすれば良いです。
解決すべきことがあれば1つ1つ順番に解決策を紙に書いていってください。
必ず1つ1つにすることが重要です。いっぺんにやろうとすると、メモリ不足になります。
テレビを見ないで、データを見る
武漢ウィルス関係では、テレビを見ると混乱すると思います。というのは、テレビは不安を煽って儲けることが目的だからです。
そのためフェイクニュースや、根拠のない話、不安を煽るための情報操作が多くあります。また映像や音楽などで不安感を高めたり洗脳をするので、見ない方が良いです。
新聞の方がマシですが、情報を鵜呑みにすることはできません。フェイクも紛れていますし、切り取り報道も多いからです。
情報は切り取り方次第でかなり脚色することができます。
ではどうしたらいいかというと、基本的にネットで確認することです。
マスメディアの情報が来たとしても、ネットで裏をとる必要があります。
マスメディアでは専門家でない人や記者がいい加減なことを言っています。ネットでは本当の専門家の生の情報を探すことができるので、そうした専門家の情報をまず基準にすることです。
できれば複数の情報源を持つことをお勧めします。複数の中からより確からしいものを探していくことです。
そして、感情的な意見や噂ではなくデータを見ることです。
ネットの情報ももちろんフェイクや悪い情報も多いですが、質の高い情報もたくさんあります。
そうしたしっかりとした情報を集めて、自分で総合して判断することです。それをするだけでIQが上がり、良い状態になります。
資金調達
資金的に困っていたり売上減少している人のために、コーチが使えそうな支援についていくつかご紹介します。
緊急小口貸付
最大20万円の貸付
無利子
無担保
無保証人
据え置き1年可
約2週間で貸付
条件:武漢ウィルスの影響で売上減していることが客観的に証明できること
問い合わせ:社会福祉協議会
こちらは社会福祉協議会が行っている貸付です。条件は売上減少が証明できることですが、直近までの通帳で確認できることが必要のようです。
なので売上が増加している場合は、受けるのは難しいでしょう。例えば、3月30万円だったけど4月は10万円だったというような場合に、条件に適合すると思われます。
2週間で貸付られるので、迅速で使いやすいと思います。
また社会福祉協議会で15万円×3か月の貸付もあります。
これらは明確な基準がないですが、条件に合うかもしれないので、問い合わせてみることをお勧めします。
詳しくはお近くの社会福祉協議会にお聞きください。
持続化給付金
こちらはまだ確定していませんが、補正予算が通ったら5月から開始する見込みです。
会社は最大200万円
個人事業は最大100万円
です。給付なので返す必要はありません。
基準は前年度の年間売上です。
少しややこしいですが、
・今年、去年より月単位で売上が50%以上減少している月が1か月でもあること
・その1か月を12倍する
・去年の売上から12倍した売上を引いた差額を給付
というものです。
例えば、去年が400万円の売上の場合を考えます。
2019年2月の売上が30万円
2020年2月の売上が10万円
の場合、まず10万円を12倍します。(=120万円)
400万円ー120万円=280万円です。
なのでこの場合、企業なら200万円、個人なら100万円の給付がもらえます。
給付の詳細はまだ確定していません。詳しく知りたい方は、中小企業 金融・給付金相談窓口(0570-783183)にお問い合わせください。
信用保証協会の保証制度
各都道府県に信用保証協会という組織があります。
こちらは、銀行でお金を借りられない事業者を、公的機関が保証することで、お金を借りられるようにするところです。
なので、保証協会を通すことで信用力が足りなくても、借入ができる可能性があります。家賃の保証会社のようなものです。
お金を貸すのは銀行です。銀行で保証協会付き融資を申し込むことができます。
保証協会の保証制度は複雑なので端折ってざっくりと解説します。理解できなくても、こういう制度があるということだけでも知っておくと良いです。
・1年以上据置可能
・最大2億8000万円
・期間10年
・金利2%台
というものです。
・直近の月の売上が前年同月比減少
・そのあとの2ヶ月を入れた3か月の売上が前年同期比で減少見込み
という条件があります。
どれくらい売上減少している必要があるかは、保証によって違います。
・自治体が独自に作っている制度(制度融資)
・セーフティーネット保証(20%か5%減少)
・危機関連保証(20%減少)
が現在出ています。
制度融資は、自治体ごとで違います。
セーフティネットは基本は20%減少の要件があります。5%は、指定業種に入っている場合のみです。
このように複雑で、たぶんよくわからないと思うので、利用したい人は保証協会に電話することをお勧めします。
政策金融公庫の貸付
政策金融公庫は、国が所有している公的金融機関です。
政策金融公庫は銀行と同じで、お金を貸し出します。公的機関なので、民間銀行などよりもお金が借りやすいというメリットがあります。
ただし条件があるので、条件を確認したり、直接問い合わせてみた方が良いでしょう。
ざっくり言うと
・6000万円まで
・無担保
・据え置き5年まで
・期間15〜20年
・低金利
というものです。
新型コロナウィルス関連で貸付もされています。
・最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少している
というのが条件です。
ただし、1年以下しか事業をしていない場合は、
(1)過去3ヵ月(最近1ヵ月を含みます。)の平均売上高
(2)令和元年12月の売上高
(3)令和元年10月から12月の平均売上高
のどれかと比較して、最近1ヶ月の売上が5%減少しているという条件になっています。
この条件に当てはまる方は、お近くの政策金融公庫に問い合わせてみると良いかもしれません。
信用保証協会や政策金融公庫は、今国の政策で、売上減の条件に当てはまれば審査が通りやすくなっていると推測されます。なので、借り入れをしようと思っている方はチャンスでもあります。
というのも金融機関は最初の借り入れが一番難しいからです。最初の借り入れを今の機会にやっておけば、後々楽になることでしょう。
今回は武漢ウィルスへの対策についてお話しました。いかがでしょうか。
まずは頭を整理して、資金が必要な場合は、資金調達の方法を1つずつ検討してみてください。よく分からない場合は、役所の窓口や、各機関等に問い合わせてみると良いでしょう。
今回のような状況はなかなか起こらないかもしれませんが、似たような危機は今後も起こることでしょう。過去にリーマンショックや東日本大震災などもありました。
なのでそうした状況でもビジネスが継続できるように、今から売れる仕組みを作っておくことです。今後はZOOMなどのウェブセッションが増えて行くのでそれらも取り入れると良いでしょう。