新年の目標を達成させるコツ

新年の目標を達成させるコツ

新年になると、1年の目標を立てる人が多いです。新しい気持ちで、前向きになるのはとても良いことだと思います。

ただ、新年の目標を立てても、達成できる人と、達成できない人、進む人と、進まない人がいます。

そのポイントを押さえないと、せっかく目標を作っても、叶わないと言う結果になります。

どうしたら、目標達成ができるでしょうか。コーチングの考え方や、日本の特殊な文化などから、今年を飛躍の年にする方法をお伝えします。

目標を達成させる一番のコツ

新年の目標設定をして達成させるためには、外せないことがあります。

それは、やりたいことを目標にすることです。やりたいことを目標にすると、やる気が出るので、達成しやすくなります。

やりたいことは、なんでも良いので、素直に決めることが大切です。目標は、誰にも見せる必要はありませんので、他人の目を気にしなくていいのです。

目標を立ててもうまくいかない人は、やりたくないことや、大してやりたくないことを目標にしてしまっていることが多いです。

例えば、本当は勉強はしたくないんだけど、今年こそは勉強をするとか、痩せなくても別に困らないけど、今年こそ痩せる、という目標を立てるのです。

勉強したくない人は、勉強の目標を立てて頑張っても、辛くなるだけなので、挫折してしまいます。もちろん、挫折したり、途中でやめてもいいのです。

ただ、その時に、なんでできなかったのかは、考えた方がいいでしょう。こう言う場合、勉強を続けるほどの、理由がありません。

楽しいとか、面白い、やりたい、も重要な理由の1つです。

勉強をして、楽しかったら、続きます。まあまあ楽しかったら、まあまあ続きます。しかし、楽しくないと、やる理由がなくなり、途中でストップするのです。

また、会社からの命令で、この資格を取らないと減給します、と言われたら、必死に達成します。あるいは、この勉強をすると、確実に給料アップする、となったら、熱心にやるでしょう。

強い理由があると、達成できるのです。

やりたいことは、強い理由になります。また、やりたくないことは、ストップする強力な理由です。

そのため、目標はやりたいことを設定しましょう。

やりたいことには、2つの側面があります。

一つは、シンプルにやっていて楽しいことです。ゲームが楽しい人は、ゲームをずっと続けられます。

もう一つは、未来に良いことがある場合です。

未来にどんな良いことがあるか

人は、未来に何か良いものがないと、やる気になりません。

例えば、ヨーロッパが大好きな人は、何日もかけて旅行の準備をして、わざわざ飛行機に乗って、1日がかりでヨーロッパに行きます。

しかし、同じ人でも、歯医者に行くのが嫌だと、めちゃくちゃ億劫になります。全然準備できなかったり、キャンセルしてしまったりするのです。

準備したり、移動したりすることは同じで、むしろヨーロッパに行く方がはるかに大変ですが、同じ行動でも未来が違うと、やる気が変わります。

目標達成というと、行動の方に目が行きがちですが、行動よりも、未来の良いことに注目してみましょう。

行動だけだと、単純に楽しいことしかできないことがほとんどです。

例えば、英語を勉強する、という目標は、英語が好きな人じゃないとできません。

他のことを押しのけてでも英語を話したいとか、読みたい、という人ならできるでしょう。英語をやって、それほど楽しくなかったり、辛かったりすると、難しくなります。

しかし、英語がそれほど好きじゃない人でも、イギリス人の恋人ができたら、英語で話したい、と思うかもしれません。

その場合、未来に恋人と深いコミュニケーションを取れている、という、やりたいことが生まれます。すると、同じ英語の勉強でも、楽しくなったり、やりたい、と思うようになるのです。

行動ではなく未来に視点を置く

行動ではなく、未来に注目することは、とても大事なことです。

私たちは、学校教育などで、行動とか、習慣が大事だと教えられています。毎日勉強するとか、運動するとか、時間割をこなすという、考え方が入っているのです。

もちろん、大事な習慣はありますが、行動とか、習慣ベースで考える目標は達成しにくくなります。というのも、その行動や習慣が楽しくないと、強い理由がない限りは続かないからです。

続けることが正しいわけでもないですが、その原因がわからないと、同じことを繰り返してしまうでしょう。典型的なのが、ダイエットです。繰り返してうまくいかない人が多いですね。

食べるのが好きな人が、食事制限するのは、辛いことです。運動が好きでもないのに、運動するのは辛いです。

ダイエットをしたら、超健康になっても、ちやほやされて、モテモテ、お宝ザクサク、ハッピーライフ、だったら良いですが、実際痩せてもそんなに良いことが降ってくるわけではありません。

痩せて超いいことばかりだった人は、そのまま痩せていますが、大していいことがないと、食べる方が幸せです。だから、太るわけです。

そのため、行動ではなく、未来の目標を見つめ直してみてください。あなたの、やりたいことは何でしょうか。その理由が強ければ、達成することができます。

コンフォートゾーンにとどまらない

目標やゴールを決めても、行動の方に注目してしまうと、達成が難しくなるもう一つの理由は、行動とか習慣は、「知っていること」の場合が多いからです。

目標を決めて、そこから逆算すると、ほとんどの場合、「知っていること」をやってしまいます。

例えば、起業して成功したい、という人は多いですが、「まずは勉強です」「まずは本を読んでから」と行って、何もできない人も多いです。

ゴールを作っても、コンフォートゾーンの中で処理しようとしているわけです。コンフォートゾーンの中のことは、安心感があります。

行動や習慣で考えると、自分のできる範囲、わかる範囲で止まってしまいがちになります。

なぜなら、視点が未来ではなく、過去に向いているからです。

知っていること、できることは、今までの記憶の中にあります。そのため、すぐに思いついて利用することができます。

しかし、その延長線上には、成功はないわけです。そのため、毎年同じような目標を作って、進歩しない、ということが起こります。

コンフォートゾーンを変えずに、過去にあった安心なことを繰り返しても、過去の焼き直しの現実が生まれるだけなのです。

今年こそは、諦める

過去に視点が向けば、新しい未来はやってこなくなります。同じような場所をぐるぐる回るわけです。

そして、今までできなかったことも、過去の視点です。今年こそはやる、という目標設定は、過去を向いているので、やらないほうが良いものも多くあります。

今年こそは勉強する、今年こそは〇〇する、などは、過去にできなかったことに注目して、視線が過去に向かっています。

それは、一旦諦めてみましょう。

本当に必要な場合は、また出てくるので大丈夫です。

新しい、今までになかった目標を立ててはどうですか?今年こそ英語を話せるようになる、ではなくて、中国語でも良いかもしれませんし、ユーチューバーになるとか、なんでも良いでしょう。

過去に視線が向き続けると、それ以外が見えなくなり、盲点が生まれます。そのため、コンフォートゾーンに止まって、進歩できないわけです。

それなら、一旦全部やめて、全く知らないことに目を向けてみましょう。そうすると、視線が未来に向き、盲点がはずれます。新しい情報がたくさん入ってくるでしょう。

日本の文化は、特殊な時間感覚を持っています。それは「新年でリセットする」ということです。

年末の大掃除をして、除夜の鐘で煩悩を洗い落とし、神社で禊をして、おみくじを引いて、これから始まる1年にワクワクしながら、清新な気持ちで新年をスタートすることができます。

過去から延長される時間観ではなく、毎年毎年生まれかわっているのです。

なので、その文化に思い切り乗っていただき、まっさらな状態で目標設定をしてみましょう。

これからやりたいことは何ですか?ぜひ考えてみてください。

そうすれば、今年は新しい展開が待っているはずです。

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