あなたは、成功したいとか、年収いくらになりたい、と思ってセミナーに行ってみたり副業をやってみたけど続かなかった、という経験はありませんか。そして、そのことが原因で「自分には能力がないのかも」と思ってしまったことがあるかもしれません。
もしそうだとしたら、あなたは騙されています。
あなたは能力がなかったのではなく、「その程度」では満足できない人間なのです。つまり、小銭を稼ぐとかモテるとかデキるサラリーマンになるくらいの抽象度の低いことではあなたの脳は満足できないということです。
そうだとしたら、あなたがすべきことは、もっと抽象度の高いことです。高尚なゴールを持つ、と思ってもらっていいでしょう。
僕自身、このことにずっと気づかずに今まで低い自己イメージを持ち続けてきました。
僕のこれまでの自己イメージのお話をします。小さいころから音楽をやっていた僕は、子供のころ普通に自分のことを天才だと思っていました。
実際歌を歌えば圧倒的に目立っていましたし、たとえ周りが自分をどう評価しようとも、自分には確かに特別な才能があると思っていたのです。
また、自分は将来世界的な仕事をする人間だと思っていました。小学生のときには、「どの分野かわからないが、音楽や学問でその分野の歴史を変えるようなことがしたい」と作文に書いていたのです。
しかし、年齢を重ねていくにつれ抽象度がどんどん下がっていきました。周りの人に合わせるようになっていったのです。
たとえば友達がするテレビの話、ドラマの話、お笑い芸人の話、流行のJPOPの話、など僕にとってはつまらない話でしたが、「そういう話をしなきゃいけない」と思い込んでしまっていました。
そして長らくの間「自己イメージが低い人」「才能がない人」「普通の人」みたいなことをしていたのです。
音楽で言えば、僕は才能がない人たちと一緒に音楽をやったり、才能がない人たちにどう評価されるかばかり気にしていました。
ライブハウスというところで、自分で集客してチケットノルマという会場使用料みたいなものをライブハウスから徴収されて、何も違和感を感じていませんでした。そして、共演するミュージシャンのライブを聞きながら、「何てつまらないんだ」と本当にストレスを感じていました。
それでも、自分が「このレベルにいてはいけない人間」だなんて考えもしなかったのです。
もちろん今となっては、抽象度が低い人たちや才能がない人たちに囲まれていたから大変だったんだな、と完全に納得しています。そもそも自分のことを理解してもらえないのはあたりまえなんだと僕は思うようになりました。
こんなことを言うと、「自分には当てはまらないよ」と言われてしまいそうですがそうではありません。そういうフリをしないでください。あなたは本来は抽象度が高い世界の住人であり、心の奥底では真のゴールを達成したいと望んでいるはずです。
でも、いろいろあって「自己イメージが低い人」「才能がない人」を演じているだけなのです。もう自分を騙すのはやめて欲しいと思います。あなたは普通のことじゃ満足できないのです。
このブログに興味を持ったことが証拠です。普通の仕事をして、普通の生活をして、会社で認められて、友達と飲み会をして、副業で小遣いを稼ぐ・・・・・・その程度で満足できるなら「真のゴール」なんてものに興味があるはずがありません。
普通ことを目指すのをやめましょう。私たちが目指すべきなのは、圧倒的に抽象度の高いゴール、真のゴールなのです。
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