コンフォートゾーンを変えるために、付き合う人を変えてみましょう。
私たちが多くの時間を過ごす人は、私たちのコンフォートゾーンの重要な一部になっています。そのため、コンフォートゾーンを大きく変えたければ、多くの時間を過ごす人を変えるのが効果的です。
一緒に多くの時間を過ごす人は、コンフォートゾーンを決める重要な要素です。意識的にも無意識的にも私たちに影響を与えています。影響を与える要素で一番わかりやすいのは、話す内容です。
たとえば、周りがブラック企業勤めのサラリーマンばかりの人は、主に
「残業代はもらえたか」
「給料が下がったor 上がった」
「ボーナスが出たか」
という話が多いかもしれません笑。また
「仕事が辛いんだよね。」
「そうか、でも我慢すればいつか良いこともあるよ。」
なんて会話が聞こえてきそうです。
一方周りが自営業や経営者ばかりだと、「確定申告に行ったか」「会社をもう一つ作ろうかな」「ホームページを作った」「この事業のゴールは何だ」などの話が多いです。
このようにどんな世界にいるかで、使う単語から違います。自営業の人には残業という概念はないので、自営業の人から残業という言葉は出てきません。出てくるとしても、残業をさせるとかさせないという話になりますよね笑。
また、多くのサラリーマンの人には確定申告という概念がないので、確定申告の話はほとんど出てこないでしょう。
こんな風に全然話す内容が変わるので、おのずとコンフォートゾーンも変わっていくわけです。付き合う人が変われば全く違う世界が見えるんですね。
もちろん、話す内容だけでなく非言語でも影響を受けます。そして長く一緒にいる人ほど影響を受けやすいのです。ちょっとした仕草や表情、体の使い方から、食べ物、飲み物、時間の使い方などあらゆる面で知らないうちに長く一緒にいる人に似てきます。
その原因の一つがミラーニューロンと言われる神経細胞です。ミラーニューロンがあるおかげで真似をしていないつもりでも、自動的に他人の真似をしてしまいます。たとえば、他人が手を上げたのを見たとき、自分は手を上げなくても、脳は手を上げたのと同じ状態になります。このように自動的に他人の真似をして発火してしまうのがミラーニューロンです。
一緒に長い時間を過ごす人を変える重要性がわかったでしょうか?
それでは、実際に付き合う人を変えて、コンフォートゾーンを変える具体的な方法をお教えしましょう。
まずあなたがよく会っている人上位5人をリストアップしてみましょう。一緒にすごす時間が多い人はだれでしょうか?
できましたか?それでは5人をじーっと眺めてください。それがあなたのコンフォートゾーンを可視化したものです。
さて、今度は自分のゴールの世界をイメージしてください。できましたか?では、ゴールの世界で自分がよく会っている人ベスト5にふさわしい人を5人リストアップしてください。
できましたか?ではその5人をじーっと眺めてください。自分のゴールの世界はその5人を見ればよりはっきりイメージできるでしょう。このときちょっと違うなと思ったら修正してみましょう。
ここまでが準備です。これからあなたがすることは、よく会っている人のコンフォートゾーンをゴール側にずらすことです。つまりトップ5を現状からゴールの世界の人に入れ替えるということです。
実際に入れ替われば、コンフォートゾーンが大きくずれることになります。入ってくる情報も全く違うものになるでしょう。
ちなみに、ゴールがない場合でも、コンフォートゾーンをずらしていくことでスコトーマが外れて新しいものが見えてきますから、付き合う人を大きく変えてみましょう。まずトップ5を入れ替えるといいと思います。このときゴールが決まっていませんから、いろんな分野の人を試してみるといいですね^^