今日はゴールイメージ力を上げるお手軽な音遊びについてお教えします。難しいものではなく、「共感覚」という感覚を使ったゲームのようなものです。この練習をすることで、ゴールをよりリアルに描くことができるようになりますよ!
ゴールをリアルに描くのは、脳がゴールの世界を現実世界だと思うようにするためです。脳は臨場感が高いものを現実だと認識します。たとえば、映画を見ているときには、お尻や腰の感覚を忘れて、映画に没頭していますよね。このとき、まるで自分が映画の登場人物になったような気がして、自分がいる映画館の臨場感が低くなっています。
脳がゴールを現実だと認識するようになれば、ゴールの世界にあわせて、現状を変えようとする力が生まれます。テストで100点がコンフォートゾーンになっている人が、50点をとったら「やばい!」と思って急いで勉強をするようなものです。
逆にゴールの臨場感が低いと、いまいちやる気が出なかったり、ゴールのことなんか忘れていつもどおりの世界しか見えなくなってしまいます。そうならないためにも、ゴールの世界の臨場感を高めていくことが必要なんです。
そして、イメージ力を飛躍的に高めるのが、共感覚の練習です。共感覚というのは、ある感覚を別の感覚で置き換えて認識する脳の働きです。たとえば、「フワフワした音」とか「丸い味」のように色を音として認識したり、味を触覚で認識したり、ということです。自分の絵を「白のシンフォニー」と名づけた画家もいて、これも共感覚的ですね。
共感覚なんて、超能力みたいだと思うかもしれませんが、実は共感覚は特別な能力ではなく、誰もが持っているものです。もちろん、はっきりと音が光として見える人もいれば、あんまり見えない人もいます。また、普段全然共感覚がわからないという人でも状況によっては、かなり共感覚が強くなったりします。
だれでも使っているものですから、訓練で強めていくことも可能です。そして共感覚が強まることによって、ゴールの世界を描く際によりリアルにイメージすることができるようになります。
それでは具体的なトレーニングに入りましょう^^
今回は共感覚トレーニングとして「視覚を音に変える音遊び」をやってみます。楽譜に音符を書いたりするわけではありません。楽譜も楽器もなしで、簡単にできる方法です。
★第1ステップ
まわりにあるものを次々に「音」に変えてみよう!
まず周りを見渡してみてください。そして見えたものを音に変えてみましょう。
壁紙は「ジー」
照明は「ヒューン」
など、音にしていきます。音はどんな音でもかまいません。これはこんな音かな、あれはこんな音だな、と自分でどんどん決めていってください。また、言葉で表現できないような音でもかまわないですよ。
★第2ステップ
同時に複数の音を鳴らしてみよう!
1のステップができたら、今度は同時に2つ以上のものを見て、その音を頭の中で鳴らしてみましょう。まず、1つの音を鳴らし続けてみてください。その状態をキープしながら、次の音を重ねてみます。そうやって、一個ずつ増やしていくとやりやすいでしょう。
できましたか?ちょっと難しいかもしれませんが、練習すれば必ずできますので、トレーニングしてみてください。
もし見たものを音に変えるのが苦手であれば、他の感覚でもいいでしょう。音の場合と同じように、複数のものを共感覚で捉えるように工夫みるといいですね。
ちなみに詳しく説明はしませんが、このトレーニングをすることでIQも向上していきます。一石二鳥ですね^^
共感覚の練習はゴール達成の強力な武器になりますので、楽しんで「音遊び」をしてみてくださいね!